ウクライナ情勢とFOMCに注目しよう!

みなさん、お疲れ様です!
この記事では、先週の相場分析と今週の相場のポイントをファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。

みなさんの今週のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
なにか疑問点や質問等がありましたら、無料で入れる「Poundman Trade Information」にて聞いて頂ければお答えします!

先週の相場まとめ

先週のポイント

・ECB理事会で据え置きが発表
・米CPI(消費者物価指数)は予想通り

・カナダ雇用統計は予想を大幅に上回る
・今週のウクライナ情勢

ECB理事会で据え置きが発表
欧州中央銀行(ECB)は政策金利の現状維持を決めたほか、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を3月に終了すること(これは事前のガイダンス通り)、従来の資産購入プログラム(APP)を7-9月期に前倒しで終了すること(これは前回のガイダンスよりも最大6か月前倒し)を発表。

※APP(資産購入プログラ)4月に400億ユーロ、5月に300億ユーロ、6月に200億ユーロとなる予定
ただ、物価上昇と景気悪化が同時進行するスタグフレーションへの懸念が強まり、ECBは「インフレ中期見通しが現状のままならAPPは7-9月に終了する」としたものの、市場関係者からは「APP終了は確定したわけではなくデータ次第、経済状況が一変すれば終了しない可能性もある」との声が聞こえ、はじめはユーロ買いで反応したものの上値は重く、一転ユーロ売りが優勢となった。

米CPI(消費者物価指数)は予想通り
注目されていた2月米CPIは市場予想通りの結果となったものの、前年同月比7.9%と約40年ぶりの高さを記録
前日にサキ米大統領報道官が2月CPI(消費者物価指数)は高い数字が発表されると事前に発言していたことで、結果を受けたマーケットの反応は限定的だった。
カナダ雇用統計は予想を大幅に上回る
カナダ統計局が発表した2月カナダ雇用統計で、新規雇用者数が33.66万人増と予想の16.00万人増を上回り、失業率が5.5%と予想の6.2%より強い内容となったことを受けてカナダドル買いが進んだ。
今週のウクライナ情勢
先週もウクライナ情勢が目まぐるしく変化し、マーケットは大きく動きました。

月曜日
・米国のブリンケン国務長官が「追加制裁としてロシアからの石油輸入禁止も検討している」との見解を示したことを受け、週明けのWTI原油先物価格が約13年8カ月ぶりの高値となる一時130ドル台まで急騰
※10日の停戦協議を控えて動きづらい展開

火曜日
・「ウクライナはロシアに賛成しもはやNATO加盟を主張しない意向」との報道が伝わり、停戦への期待が高まると投資家のリスク回避姿勢が後退し、これまで売られてきたユーロを買い戻す動きが活発化
・格付け会社フィッチは、ロシアの格付けを「B」から「C」に引き下げたと発表

水曜日
・ウクライナ大統領顧問の話として「(ロシアと)外交的解決策の準備ができている」「非武装化を巡る協議を実施する用意がある」と伝わったほか、ゼレンスキー・ウクライナ大統領が「(ロシアとの交渉で)一定の譲歩をする用意がある」などと発言すると、露・ウクライナ停戦合意への期待が高まり、投資家のリスク回避姿勢が後退し、ユーロを買い戻す動きが活発化

木曜日

トルコで開催されたロシア・ウクライナ・トルコ外相会談を終えて、ラブロフ露外相は「ウクライナには提案をすでにし、モスクワはその回答を求めている」と発言した一方、クレバ・ウクライナ外相は「停戦にむけて進展はなかった」「ウクライナがロシアの要求に応じない限り、ロシアは攻撃を継続すると通告してきたなどと述べており、地政学リスクの緩和につながる材料は出てこなかった

金曜日
・プーチン露大統領が「ウクライナとの交渉で一定の前向きな動きがあった」と述べたと伝わるとユーロ買いで反応、クレバ・ウクライナ外相が「前日のロシアとの協議では、プーチン氏が言及した進展は見られなかった」との見解を示すと言ってんユーロは売られ、ユーロドルは一時1.0902ドルと日通し安値を更新

今週の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

長期(1カ月〜3ヶ月) 中期(~1ヶ月) 短期(~1週間)
相場全体 リスクオフ リスクオン リスクオン
ドル円 上昇 上昇 上昇
ユーロドル 上昇 底堅い 底堅い
ポンド円 レンジ 上昇 上昇
ゴールド 上昇 上昇 底堅い
ダウ レンジ 下落 上値重い

それでは、今週のポイントについてみていきましょう!

今週のファンダメンタルズ注目点

今週の注目指標

3月13日(日曜日)
北米サマータイム移行

3月14日(月曜日)
ユーロ圏財務相会合
19:00 EUR エルダーソンECB専務理事発言

3月15日(火曜日)
EU財務相理事会
09:30 AUD RBA理事会議事要旨
16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(改定値)
19:00 EUR ドイツZEW景況感指数
19:00 EUR ユーロ圏ZEW景況感指数
21:30 USD 米PPI(生産者物価指数)

3月16日(水曜日)
08:50 JPY 日本貿易収支
18:00 EUR エルダーソンECB専務理事発言
21:30 USD 米小売売上高
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
23:30 USD 原油在庫量

3月17日(木曜日)
03:00 USD FOMC政策金利・声明文・ドットチャート発表
03:30 USD パウエルFRB議長記者会見
06:45 NZD NZ四半期GDP
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率・労働参加率
18:30 EUR ラガルドECB総裁発言
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(改定値)
19:15 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:00 GBP 英中銀政策金利・声明文・MPC投票配分発表
21:15 EUR シュナーベルECB専務理事発言
21:30 USD 米建築許可件数・失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数

3月18日(金曜日)
08:30 JPY 日本CPI(消費者物価指数)
12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
21:30 CAD カナダ小売売上高
23:00 USD 米中古住宅販売戸数

3月19日(土曜日)
01:30 USD バーキン・リッチモンド連銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
03:00 USD エバンズ・シカゴ連銀総裁発言(23年投票権)
04:00 USD ボウマンFRB理事発言

今週のファンダ分析のポイント

1)金融政策

ポイント!

注目の金融政策は?
それぞれのポイントは?

  • FOMCに注目!
  • 英中銀政策発表に注目!
  • 日銀金融政策決定会合に注目!
  • トルコ政策金利発表に注目!

FOMC

17日03:00 FOMC・政策金利・声明文・ドットチャート発表
17日03:30 ラガルドECB総裁記者会見

注目度 かなり高い
織り込み度 0.25%利上げを織り込み済み
バイアス ドル買い

ポイント:ドットチャートや声明文、記者会見から利上げやQT(資産縮小)のペース

ポンドマン
先日パウエルFRB議長は議会証言で、0.25%の利上げを示唆したことで0.25%利上げは織り込み済みです。

今回のFOMCで0.5%利上げの可能性も残ってはいますが可能性は低く、0.5%利上げが発表された場合はサプライズとしてドル買いが大きく進むのではないかと注目しています。

注目は追加利上げの回数とQT(資産縮小)のペースです。
現在は年7~8回の利上げ、下半期でQT(資産縮小)スタートを織り込んでいます。
これを上回る内容が出てきた場合はドル買いが継続されるのではないかと注目しています。

また、ウクライナ情勢による地政学リスクを受けて、資源や商品価格は上昇し物価高が進む可能性があり、スタグフレーションの可能性も懸念されています。
FRBがウクライナ情勢やスタグフレーションについてどのように考えているのか、FRBの政策に影響するのかに注目です。

 

英中銀(BOE)政策発表

17日21:00 英中銀金融政策・声明文発表

注目度 やや高い
織り込み度 0.25%利上げを織り込み済み
バイアス ややポンドの上値重い

ポイント:サプライズの0.5%利上げがあるか?
     ウクライナ情勢を受けてハト派に傾いていないか?

前回の会合は0.25%利上げでしたが、9名の理事のうち4名が0.25%利上げを支持するというタカ派な内容でした。
それからの発言などから、今回0.25%利上げは確実視されています。

ポンドマン
ただ一部では、物価高などから0.5%利上げの可能性も噂されています!

仮に0.5%利上げであった場合はポンド買いが出てくるのではないかと考え、0.25%利上げの場合は声明文の内容次第になるのではないかと考えています。

また、ウクライナ情勢を受けてスタグフレーション懸念など英国経済見通しが下方修正される可能性もあり、引き締めを後退させる可能性も注目されています。
声明文で景気後退の懸念や引き締めを後退させるような内容が出てきた場合はポンド売りが進む可能性があるので注目しておきたいと思います。

日銀金融政策決定会合

18日12時ごろ 日銀金融政策決定会合・声明文発表
18日15:30 黒田日銀総裁記者会見

注目度 やや高い
織り込み度 据え置きを織り込み済み
バイアス 円安

ポイント:物価高に対する考え方

ポンドマン
日銀は現在の緩和政策を維持すると前回の会合で発表していることから、今回の金融政策発表も現状維持が予想されています。

ただ、円安が進んでいることやウクライナ情勢を受けて日本でも物価上昇が始まっています。
緩和政策を維持した場合は円安が進み、輸入物価価格が上昇して物価高が進む可能性が高い。
輸入物価高は貿易赤字に繋がり、貿易赤字は円安に繋がり、円安のループに陥る懸念があります。
また、ロシアへの制裁などからエネルギー価格や商品価格の上昇は、日本の物価上昇にも影響します。
日本の物価が2%を超えた場合でも緩和政策を継続するのか、それとも2%を超えた場合は緩和を終了するのか、声明文と記者会見に注目です。

トルコ政策金利発表

17日20:00 トルコ政策金利発表

注目度 やや低い
織り込み度 据え置きを織り込み済み
バイアス リラ安

ポイント:据え置きを発表できるかと今後の政策見通し

ポンドマン
トルコは前年比54.44%の物価上昇率となっており、物価高が問題となっています!

本来であれば利上げする場面なのでしょうが、エルドアン大統領は利下げ政策をとってきました。
今回利下げはないと思いますが、利下げをすればトルコリラは暴落すると思います。
気持ち利上げしたところでトルコリラは多少の上昇で終わると思います。
今後の政策見通しで物価上昇が落ち着くまでは大きく利上げするなどの見通しを発表しない限りはトルコリラの上値は重いままではないかと考えています。

2)ウクライナ情勢

ポイント!

ウクライナの注目ポイントは?

  • ネガティブ材料に注目!
  • 値動きに注目!

ウクライナ情勢による地政学リスクは、そろそろ賞味期限を迎えるのではないかと注目しています。

ポンドマン
今週のウクライナ情勢はマーケットの折り込み度を確認する1週間になるのではないかと考えています!

ロシアによる侵攻は今までと変わりませんが、侵攻に関するヘッドラインが出てもユーロは反応しにくくなってきています
逆に停戦協議や、プーチン大統領が前向きな方針を…などといった観測報道でリスクオフが後退する局面が増えてきました。
このことから、そろそろウクライナ情勢に関するリスクオフは織り込みが進み、マーケットはリスクオフ後退の材料探しを始めてるのではないかと考えています。

今週のポイント
ネガティブな内容が発表されたときにリスクオフが進むのか?
ポジティブな内容が発表されたときにリスクオフが後退するのか?
ヘッドラインと値動きに注目したいと思います。

ただ、以下のようなことが出てくると再度リスクオフが進む可能性があるので注意しておきたい。

  • ロシアが核を使用
  • ウクライナだけでなく周辺国まで侵攻の噂
  • 新たな経済制裁やロシアによる報復

3)経済指標

ポイント!

注目の経済指標は?

  • 英雇用統計に注目!
  • 米PPI(生産者物価指数)に注目!
  • カナダCPI(消費者物価指数)に注目!

15日16:00 英雇用統計

英国では人手不足から人件費が高騰しています。
今回の雇用統計でどこまで平均賃金が上昇しているかに注目。
平均賃金が予想以上の伸び、前回以上の伸びをしていた場合は物価高につながり、利上げ加速につながるのではないかと注目しています。

15日21:30 米PPI(生産者物価指数)

米国では先週発表されたCPI(消費者物価指数)は40年以来の記録的な数字となっており、物価上昇が問題となってます!
今回発表されるPPI(生産者物価指数)は企業が仕入れするときの価格のようなもの。
仕入れの価格が上昇すると、当然商品価格に転嫁される可能性が高く、物価上昇の要因となってしまいます。

ポンドマン
今回のPPI(生産者物価指数)が前回よりも上昇しているのか、予想以上の結果が出てくるのか注目です!

 

16日21:30 カナダCPI(消費者物価指数)

先週発表されたカナダ雇用統計では予想以上の結果が出てきたことでカナダドル買いが強くなっています!
ウクライナ情勢はカナダドルの重しとなる部分もありますが、ロシア産の原油や木材が制裁対象となることでカナダが代替先となるのではないかとの思惑がカナダドル買い要因となっています。
今週発表のCPI(消費者物価指数)が予想以上であれば、カナダ中銀による引き締め(利上げ)期待からカナダドルの上昇が加速するのではないかと注目しています。

今週の通貨毎の分析

本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

ドル円

スタンス:買い目線

ポイント
・ウクライナ情勢
・FOMC
・エネルギー価格や商品価格の上昇

ポンドマン
ウクライナ情勢でも下値は堅いので、押し目買いしていきたい!

基本は買い目線。
引き締め政策を進めるFRBと緩和政策を継続する日銀の政策の違いからドル買い・円安が進むのではないかと考えています。
また、コモディティ価格の上昇は日本の貿易赤字に繋がり、貿易赤字による円安も出てくるのではないかと考えています。

ポイントはFOMCでドル買いがどこまで進むのか?
またリスクオフが後退するか?です。

ウクライナ情勢に関する地政学リスクは賞味期限が近いのではないかと思っています。
徐々に織り込みが進み、リスクオフが後退してきた場合は日本の貿易赤字による円安要因や、日米の金融政策の違いが強く意識されドル円は上昇すると考えています。

ただ、ウクライナ情勢に関する新たなリスクオフ要因が出てきた場合や、FOMCでハト派な内容が出てきた場合は、円買いやドル売りが出てくる可能性があるので注意しておきたいと考えています。

ユーロドル

スタンス:買い目線

ポイント
・ウクライナ情勢
・FOMC

ポンドマン
そろそろユーロ買いを増やしていこうかな!

ユーロドルは売り目線。
ウクライナ情勢の悪化で売られてきたユーロが、地政学リスクの後退とともにユーロの買い戻しが出てくると思っています!

そして、先週のECB理事会でAPP(資産購入プログラム)の前倒しが発表されたことで、ECBは物価高対応で引き締めを進めるのではないかと考えています。
このことから地政学リスクが進まない限りはユーロ買いが進むのではないかと考えています!

ただ、FOMCもあり、FRBが利上げを進めるようであればドルも底堅く推移する可能性が高く、ユーロ買いをする場合はユーロ円のほうが上昇の可能性は高いのではないかと考えています。
円安要因はドル円を見てみてください♪

ポンド円

スタンス:買い目線

ポイント
・英中銀政策発表
・英雇用統計
・リスク要因

ポンドマン
ポンド円は買い目線で考えています!

英中銀は利上げ局面、引き締め局面からポンド買いが強いのではないかと考えています。
ウクライナ情勢によってポンドの上値が抑えられていたのも、少しづつ軽くなってきているような気がしています・・・

もし、英中銀の政策発表で0.5%利上げが発表されるようであれば、ポンド買いが大きく進む可能性も考えています。
また、投票配分で0.5%利上げ票が3∼4票入れば、ポンドは底堅く推移すると考えています。
そうすれば、円安要因でポンド円は上昇していくと考えています。
※円安要因はドル円参照

ただ、ウクライナ情勢の悪化や英中銀でウクライナ情勢を受けて引き締めを後退させるような内容が出てくるとポンド買いが後退する可能性が高いので注意しておきましょう!

ゴールド

スタンス:買い目線

ポイント:リスク要因・インフレ

ポンドマン
ウクライナ情勢によるリスクオフでゴールドは買いだけど、高値掴みには要注意!
地政学リスクによるゴールド買いは後退し、今まで買われたゴールドが売られる可能性が高いと思っています。
ここからは地政学リスクよりも経済状況にマーケットの注目が移ってくると考えています。
ポイントは中銀の政策と経済状況で、中銀は物価上昇を抑える為に引き締め政策を進める可能性が高い。という事です。
引き締め政策は株価にとっては重しとなり、株式市場から債券市場やゴールドに資金が流れることが予想されます。
また、ウクライナ情勢自体は材料視されにくくなってきているが、ウクライナ情勢を受けて進んだエネルギー価格の上昇や商品価格の上昇はすぐには戻りません。
なので、世界的に物価上昇は続きスタグフレーションの懸念が続きます💦
景気後退によるリスクオフが進む可能性があり、ゴールド買いが出てくる可能性は高いと考えています。
債券市場を見ていても逆イールドの可能性が見えていることから、景気後退、世界恐慌の不安はゴールドを底堅く推移させるのではないかと考えています!
逆イールドとは
国債の利回りで短いもの(6か月や1年・2年など)から中長期(10年や30年など)の利回りを結んだ曲線。
通常は短いものほど利回りは低く、中長期になるほど利回りは高く、右肩上がりの二次曲線を描きます。
これが短いものと長いものの利回りが逆転して、右肩下がりになったり山型になったりすることを逆イールドと言い、景気後退のサインだと言われています。
ゴールドの相関性
✔️金利との相関性
金利上昇 → ゴールド売り

金利低下 → ゴールド買い

✔️リスク要因との相関性
リスクオン相場 → ゴールド売り
リスクオフ相場 → ゴールド買い

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