レバレッジの意味

FXを始めようと思った時に、「レバレッジ」という言葉を何度も耳にすると思います。
レバレッジを利かせた取引で大きなリターンを追求できるのがFXの大きな利点です。
ではどんな意味を持っているでしょうか。

レバレッジ=テコの原理

そもそもレバレッジとはテコを意味します。
テコの原理とは、テコを使う事で小さい力(少額)で大きいもの(大金)を動かす事が出来るという事です。

投資におけるレバレッジ

①ノーレバレッジ(現物取引)
100万円の投資資金を何とか用意した人がいます。
その人にとって100万円すべてを投資に回し、売り買いするという事はかなり大変で、いっぱいいっぱいになってしまいますよね。

 

②レバレッジ100倍
しかしここでレバレッジ(テコ)を用いたらどうでしょうか。
100万円の取引が簡単に出来るようになりました。
レバレッジによって資金全てを使わなくても同じ金額を動かせるようになるのです。

 

③レバレッジ200倍
ここでさらにレバレッジを大きくするとどうなるでしょうか。
より大きな力が加わるので元は同じ資金でも
更により大きなお金を動かせるようになります!



それでは具体的に数値で見ていきましょう!
例えば、1ドル100円の時
1万ドル買う為にはいくら必要でしょうか?
外貨預金や現物取引のようにレバレッジをかけない場合は
1万ドル×100円=100万円が必要です。

ですがレバレッジ100倍をかけた時はどうでしょうか。
100万÷100=1万円で1万ドル分買う事が出来るようになるのです!

ここで何が起こるか見てみましょう

レバレッジがもたらすメリット

1ドル=100円で100万円分のドルを購入する場合

レバレッジをかけなければ1万ドル分しか購入できず、1円の値動きで1万円の差益しか生み出されません。
一方で、レバレッジを100倍かければ、100万ドル分のドル購入が可能となり(証拠金維持率的にかなり危険ですが、仮定の話です)、1円の値動きで100万円の差益が生み出されます。
投資を始めるにあたって、少額しか準備する事が出来ない投資家には
レバレッジはかなり武器になります!!

レバレッジのデメリット

レバレッジをかける事のデメリットと言えば、
利益を大きくする事が出来る一方で、損失も大きくなってしまうという事です。
大きいレバレッジをかけるとそれだけ持つ事が出来るポジションサイズ(売り買い出来る量)も大きくなります。その為、利益が出る方向に為替相場が動けばいいですが、損失が出る方向に動いてしまうとそれだけ大きな損失が出てしまいます。
10万円を運用していたとして、大きなポジションを持ってしまうとあっという間に10万円以上の損失が出てしまう事があります。こうなると借金という状態になりますよね。
ここが世間一般的に投資やFXが‘‘危ない‘‘と思われている所以だと思います。

しかし、実際には強制ロスカットという安全装置が設けられています。
損失がある程度膨らんだ際に強制的に決済をする事が出来るのです。
海外FXならば証券口座以上の損失は追及されない、ゼロカットというシステムもあります!

強制ロスカットってどういう条件で起きるの?!って人はこちらを参照ください。

ハイレバレッジって危険なの?!

*ハイレバレッジとはレバレッジが大きいという意味です。
ハイレバレッジは基本的に危険だとみなされています。
その理由は、人は自分を制御出来ず、欲を抱く事でより利益が出る大きなポジションを持ってしまうからです。
逆に、同じ資金で同じポジション量しか持たない場合はレバレッジは大きければ大きい程安全なのです!!
今回、下記に証拠金維持率が20%で強制ロスカットが起こる場合のシミュレーションを行ってみました。
資金:10万円
ポジション:1ロット(1万ドル分)
購入レート:1ドル=100円

まずレバレッジ25倍では、ポジション自体が持てません。
レバレッジ100倍と888倍ではロスカットまで20pipsも違います。
このように強制ロスカットが発生しにくくなるのです!

ポジションを自分で抑制する事が出来る人にとってはハイレバレッジは矛であり盾でもあるのです!

残念ながら、日本国内口座ではハイレバレッジでトレードする事が出来ません。
海外口座を開設する事でハイレバレッジトレードが可能になります。
国内FXと海外FXのレバレッジ以外の違いについて知りたい方はこちらを参照ください。

おすすめの記事