FOMCに要注意!Sell The Factでドル売りとなるか?

みなさん、お疲れ様です!
この記事では、先週の相場分析と今週の相場のポイントをファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。

みなさんの今週のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
なにか疑問点や質問等がありましたら、無料で入れる「Poundman Trade Information」にて聞いて頂ければお答えします!

先週の相場まとめ

先週のポイント

・豪CPI(消費者物価指数)が予想を上回る
・米GDPはネガティブサプライズ
・日銀金融政策決定会合は現状維持
・PCEデフレーターが前月より上昇
・ロシアが天然ガス供給停止

豪CPI(消費者物価指数)が予想を上回る
1∼3月期の豪CPI(消費者物価指数)は前年同期比が5.1%と予想4.6%を上回り、豪準備銀行(RBA)が重視するトリム平均値(総合品目の中から最も価格変動の大きい30%の品目を除いたもの)も前年比で3.7%まで加速。
豪準備銀行(RBA)の物価ターゲットレンジを超えていることから利上げ期待が高まり、発表後は豪ドル買いで反応。
米GDPはネガティブサプライズ
1∼3月期の米国内総生産(GDP、前期比年率)速報値 がプラス予想に反して-1.4%とサプライズな結果となったことでドル売りで反応。
発表後ドル円は一時130.29円付近まで失速したが、その後米金利が上昇すると130.80円台まで再浮上。

日銀金融政策決定会合は現状維持
日銀金融政策決定会合では、現状維持を発表
(当座預金のうち政策金利残高に対する
0.1%のマイナス金利を維持すると決定し、10年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金額の長期国債の買入れを行うことを決定、10年物国債金利について0.25%利回りでの指値オペ運用の明確化)
日銀は声明文・記者会見で超金融緩和政策を継続する姿勢を示したほか、指値オペを原則、毎営業日実施することを明らかにしたことで、円安が加速しドル円は急伸しドル円は一時131.25円と2002年4月以来20年ぶりの高値を更新
PCEデフレーターが前月より上昇
3月米PCEデフレーター(前年比)は+6.6%と予想の+6.7%をわずかに下回るも、前月から伸びが加速したことで米国のインフレが進んでいることが確認されたことで、米長期金利が上昇し、ドル買いの動きも見られたが値幅は限られた。
ロシアが天然ガス供給停止
ロシアは天然ガスの代金をルーブルで支払わないとしてポーランドやブルガリアへの天然ガス供給を停止
ロシア側が
ルーブルで支払わない買い手に対してガスを遮断する方針と伝わるなかで、欧州連合(EU)が「ルーブルで支払うべきではない」との見解を発表すると、両者の対立様相が激化するとの懸念からユーロ売りが進行し、ユーロドルは一時1.0545ドルと2017年3月以来の安値を付けた。

今週の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

長期(1カ月〜3ヶ月) 中期(~1ヶ月) 短期(~1週間)
相場全体 リスクオフ リスクオン リスクオン
ドル円 上昇 上昇 上昇
ユーロドル レンジ 上値重い 上値重い
ポンド円 上昇 上値重い 上値重い
ゴールド 上昇 上昇 底堅い
ダウ レンジ レンジ 上値重い

それでは、今週のポイントについてみていきましょう!

今週のファンダメンタルズ注目点

今週の注目指標

5月2日(月曜日)
中国(メーデー)、香港、シンガポール、南アフリカ(以上、メーデーの振替休日)、ロシア(春と労働の祝日の振替休日)、トルコ(砂糖祭)、英国(アーリーメイバンクホリデー)、休場
16:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)
22:45 USD 米製造業PMI(改定値)
23:00 USD ISM製造業景況指数

5月3日(火曜日)
東京市場休場(憲法記念日)
中国(メーデー)、シンガポール(ハリラヤプアサ)、インド(イスラム教断食明け祭)、ロシア(バンクホリデー)、ポーランド(憲法記念日)、トルコ(砂糖祭)、休場
13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
16:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率
17:30 GBP 英製造業PMI(改定値)

5月4日(水曜日)
東京市場休場(みどりの日)
中国(メーデー)、トルコ(砂糖祭)、休場
06:00 NZD RBNZ金融安定報告書
07:45 NZD NZ雇用統計・失業率
08:00 NZD オアRBNZ総裁発言
10:30 AUD 豪小売売上高
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
21:15 USD ADP雇用統計
21:30 USD 米貿易収支
21:30 CAD カナダ貿易収支
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD ISM非製造業景況指数
23:30 USD 原油在庫量

5月5日(木曜日)
東京市場休場(こどもの日)
03:00 USD FOMC・政策金利・声明文発表
03:30 USD パウエルFRB議長記者会見
10:30 AUD 豪貿易収支
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
19:30 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
20:00 GBP Super Thrseday 英中銀・政策金利・声明文・MPC投票配分・インフレーションレポート発表
21:30 USD 米失業保険申請件数
22:55 CAD シェンブリBOC副総裁発言

5月6日(金曜日)
01:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言
10:30 AUD RBA四半期金融政策報告
16:30 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
17:30 GBP 英建設業PMI
20:15 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
22:15 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
23:00 CAD カナダIveyPMI

5月7日(土曜日)
00:00 GBP テンレイロBOE外部理事
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
04:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁

今週のファンダ分析のポイント

1)金融政策

ポイント!

注目の金融政策は?

  • FOMCに注目!
  • 英中銀に注目!
  • RBA理事会に注目!

今週は注目度の高い金融政策が発表されます。
注目点を以下にまとめました。

FOMC

5月5日03:00 FOMC政策金利・声明文発表
5月5日03:30 パウエルFRB議長記者会見

注目度 高い
折り込み度 0.5%利上げを織り込み済み
バイアス ドル買い

ポイント:今後の引き締めスピード

0.75%利上げの話が一時出てくるなどFRBの引き締めは加速するとみられており、今回の0.5%利上げは織り込まれています。
0.5%の利上げだけならSell The Factでドル売りに反応する可能性があります。

ポイントは声明文や記者会見でFRBの引き締めスピードと引き締め規模です。

QT(資産縮小)の開始時期、スピード、年末時点での金利予想、来年の金利予想などに注目しています。
現時点では年末のFRB政策金利予想が2.75%(2.5%~3.0%)予想になっています。
発表を受けてさらにFRBのタカ派を織り込んでいくようであれば金利は上昇し、ドル買いが進むのではないかと注目しています。

 

英中銀(Super Thrseday)

5月5日20:00 英中銀政策金利・声明文・投票配分・インフレーションレポート発表

注目度 かなり高い
折り込み度 0.25%の利上げを織り込み済み
バイアス ポンド安

ポイント:利上げ幅と今後の政策見通し

今回の英中銀はインフレーションレポートが同時発表される重要な回となっています。
また、今回の政策発表で今後のポンドの方向性が決まるのではないかと注目されています。

ポイント
・利上げ幅
・投票配分
・インフレーションレポート
・今後の利上げ展望
・QT(資産縮小)

・利上げ幅
今回は0.25%利上げ予想となっていますが、0.5%利上げも一部で予想されています。
現在の英中銀の政策金利は0.75%なので、節目となる1.00%を飛び越えての利上げはしないのではないかと0.25%の利上げ予想がメインストーリー。
ただ、英国では物価高が大きく進んでおり、カナダや米国が大幅利上げを進める中で英国も0.5%利上げをするのではないかとの予想も一部であります。
0.5%利上げだとサプライズでポンド買いが進むのではないかと考えています。

・投票配分
英中銀は政策金利の発表と同時に、政策決定の多数決の投票配分も発表されます。
9名の理事がどのような投票をしたのかで、今後の英中銀の方針が見えてきます。
前回は全員一致で0.25%の利上げかと思われましたが、結果は8:1で0.25%の利上げでした。
1票は0.5%利上げ票かと思われましたが、結果はカンリフBOE副総裁が据え置き票を投じるサプライズでした。
今回の利上げで0.25%利上げに何票投じられるのか、据え置き表は、0.5%利上げ票は、何に何票投じられるかで今後の英中銀のスタンスが見えてくるのではないかと注目しています。

・インフレーションレポート
インフレーションレポートでは、今後のインフレの見通しやGDPの見通しが発表されます。
インフレの見通しが上方修正されていれば物価高を抑えるために引き締めを進める可能性が出てきます。
GDPの見通しが下方修正されていればインフレと景気後退が同時に起こるスタグフレーションが懸念され、引き締めを後退させる可能性が出てきます。
インフレーションレポートの内容に注目です。

・今後の利上げ展望
英中銀は今回の利上げで政策金利が1.00%となり、いったん節目を迎え、利上げをお休みしQT(資産縮小)に進むのではないかとの見通しがあります。
ただ、物価高が大きく進んでいることから、QT(資産縮小)と利上げを同時に進める可能性もあります。
今後、利上げをお休みするのか、継続するのか、米国やカナダのように大幅利上げに踏み切るのか、利上げの展望を声明文や記者会見で見極めたいと思います。

・QT(資産縮小)
政策金利が1.0%になったことで、QT(資産縮小)進めるのではないかと注目されています。
いつスタートするのか、どのくらいのペースで進めるのか、声明文や記者会見の内容に注目です。

 

 

RBA理事会

5月3日13:30 RBA理事会政策金利・声明文発表

注目度 やや高い
折り込み度 据え置きを織り込み済み
バイアス 特になし

ポイント:利上げの準備が進むのか

豪州では物価高が進み、先日発表された雇用統計で堅調な雇用状況も確認できたことから、RBAも利上げに踏み切るのではないかと注目されています。
一部では今回の理事会で利上げに踏み切るのではないかと予想されていますが、5月21日に総選挙を控えていることから6月の理事会で利上げが濃厚となっています。
今回の理事会で6月利上げについて触れられるのか、年内の利上げ幅について触れられているのか注目です。

2)経済指標

ポイント!

注目の経済指標は?

  • 米雇用統計に注目!
  • カナダ雇用統計に注目!
  • 景況感指標に注目!

米雇用統計

4日21:15 ADP雇用統計
6日21:30 NFP雇用統計・失業率・平均時給

FRBの金融政策に大きく影響する雇用統計が発表されます。
ADP雇用統計、NFP雇用統計ともに雇用者数は重要だと思いますが、特に注目しているのは平均時給です。

米国は物価高が問題となっていますが、物価高の要因の一つで人手不足があります。
人手不足により人件費が高騰して、人件費を商品価格・サービス価格に転嫁することで物価上昇に繋がります。
平均時給が予想以上に上昇していた場合は、物価高を懸念し引き締め期待からドル買いが進む可能性があります。

また、平均時給が低下していた場合は物価上昇が落ち着く要因だけでなく、給与が低下することで消費意欲の低下に繋がる恐れがあります。
物価が高止まりする中で給与が低下すれば消費意欲が低下し、消費大国の米国は景気後退に繋がり、スタグフレーション懸念に繋がる可能性があります。
スタグフレーション懸念が出てくると引き締めペースが後退する可能性があり、ドル売りが進むのではないかと考えています。

このことから、雇用統計では平均時給に注目しておきたいと思います。

カナダ雇用統計

6日21:30 カナダ雇用統計

カナダは米国に先駆けて大幅利上げを進めています。
データ次第でさらに高い金利が必要との発言が出ていることから、政策判断に大きく影響する雇用統計にに注目したいと思います。
雇用がしっかりしているのであれば、物価次第で追加の利上げの可能性も高くなるのではないかと思います。

 

景況感指標

2日16:50 フランス製造業PMI(改定値)
2日16:55 ドイツ製造業PMI(改定値)
2日17:00 ユーロ圏製造業PMI(改定値)
2日22:45 米製造業PMI(改定値)
2日23:00 ISM製造業景況指数
3日17:30 英製造業PMI(改定値)
4日16:50 フランス総合・サービス業PMI(改定値)
4日16:55 ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
4日17:00 ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
4日22:45 米総合・サービス業PMI(改定値)
4日23:00 ISM非製造業景況指数

今週は欧米英の製造業・サービス業・総合PMIの改定値が発表されます。
また、米国ではISM製造業景況指数・ISM非製造業景況指数も発表されます。

米国では物価高が進む中でも、強い消費が景気の下支えとなっています。
景気が強いことで大幅引き締めに耐えられています。
ただ、景気の見通しが弱くなってくると引き締めペースを落としてくる可能性があるので、PMIやISMに注目しておきたいと思います。

欧州や英国ではウクライナ情勢・ロシアへの制裁の影響がどこまで出ているのか、米国に比べ景気見通しが弱いことから米国ほど引き締めが進められないのではないかと思われています。
今週発表のPMIは改定値なので大きな乖離は出てこない可能性がありますが、下方修正されていた場合はユーロやポンドの上値が重くなるのではないかと注目しています。

3)リスク要因

ポイント!

今のリスク要因は?

  • ウクライナ情勢に注目!
  • 中国リスクに注目!
  • 円安要因に注目!

何事もなければマーケットに影響はありませんが、急な変動に繋がるリスクがあるので一応注意しておきたいところを以下にまとめました。

ウクライナ情勢

ロシアは5月9日を重要な日としている為、それまでに何かしらの戦果を上げたいのではないかと思います。
そのため生物兵器・化学兵器・核兵器を使う可能性もあります。
その他にも何かの行動を起こす可能性があるので要注意です。
欧米諸国が実際に動く可能性が出てきた場合は、再度リスクオフが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。

また、ロシアはポーランドやブルガリアに対する原油の供給を停止すると発表しています。
欧州ではロシア産原油の輸入停止を進める動きもあります。
このことで欧州や英国の経済に影響するのではないかと思われます。

ウクライナ情勢・ロシアへの制裁、ロシアの行動に注目です。

 

中国リスク

週末に発表された中国の製造業・非製造業PMIは予想よりも悪く、先月よりも悪化していました。
サプライチェーンとして世界が繋がっていることから、中国経済の悪化が世界的な景気後退に繋がるのではないかと注目されています。

中国経済の悪化の要因の一つにロックダウンの拡大と継続が挙げられます。
ゼロコロナを目指す中でコロナ感染拡大とともにロックダウンも拡大させています。
どこまでロックダウンを拡大・継続させるのか、影響がどこまで広がるのか注目です。

 

円安要因

先週は日銀が毎営業日指値オペを実施すると発表したことで大きく円安が進みました。
ドル円は130円を超えています。
今週はGWで東京市場が休場、閑散相場が予想されます。
こんな時ほどフラッシュクラッシュが起きる可能性が高くなります。
FOMCでタカ派な内容が出てきて、ドル買いが進んだことで円売りが進み、東京市場で円安方向にフラシュクラッシュを起こす可能性が起きる可能性には注意しておきたいと思います。

    今週の通貨毎の分析

    本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

    ドル円

    スタンス:買い目線

    ポイント
    ・FOMC
    ・ISM
    ・雇用統計

    ポンドマン
    FOMCの結果で今後の方針転換もあるかな!?

    基本は買い目線。
    ドル高円安の要因は以下の2点。
    ・FRBの利上げ(引締め)政策によるドル高
    ・日銀の緩和政策継続と貿易赤字による円安

    基本路線は日米の金融政策の違いからドル円は上昇すると考えています。
    ただ、今週発表のFOMC・ISM・雇用統計などの結果から引き締めスピードの後退が見えてくるようであれば、今までのドル高の調整でドル売りが進む可能性があるので注意しておきたい。ドル売りが進んだ場合は、日銀の緩和政策、日本の貿易赤字が解消しない限りは円安が進む可能性が高く、売り戦略は難しいのでドル売り調整が落ち着いたところを押し目買いしていきたい。

    ユーロドル

    スタンス:買い目線(様子見)

    ポイント
    ・ウクライナ情勢
    ・欧米の景況感指標
    ・FOMC
    ・雇用統計

    ポンドマン
    ユーロドルは買い場を探したいけどタイミング待ちだね!

    今の所ユーロの上値は重いですが、ユーロを売るには難しいタイミングなので買い場を探したい。
    利上げ観測も出始めているので、重しとなっているウクライナ情勢やエネルギー問題が織り込まれてくるとユーロ買いが進むのではないかと様子を見ています。
    また、米国の利上げが織り込まれた場合はドル売りが始まる可能性も考えています。
    その場合もユーロドル上昇に繋がると考えています。
    FOMCでドルの動きを確認し、まだドル買いが続くようであれば、ユーロ買いのペア通貨は円の方が買いやすいと考えています。

    ポンド円

    スタンス:売り目線

    ポイント
    ・政治不安
    ・円安要因
    ・英中銀(Super Thrseday)

    ポンドマン
    英国政治不安からポンドの上値重いね...!

    ポンドは政治不安から売られやすくなっています。
    また、ロシアへの制裁の影響も出ていると思われます。
    ただ円安が進んでいることでポンド円はレンジを形成しています。
    ここから円安がどこまで進むかによりますが、ポンド円の上値重い展開、下落の可能性も高くなると考えています。
    FOMC次第ですが、ポンド売りの場合ポンドドルの方が売りやすいと考えています。

    ゴールド

    スタンス:買い目線

    ポイント:リスク要因・インフレ・ドル高・FOMC

    ポンドマン
    ドル高進むと割高感が強くなるからゴールドの上値が重くなるかな!?
    ゴールドは長期で見た場合、インフレが上昇している間はインフレヘッジとしてゴールド買いが入りやすい状況だと考えています。
    また、逆イールドが出ている状況なので、どこかで景気後退、株価下落によるゴールド買いが出てくるのではないかと考えています。
    ただ、短期的にはドル高・ドル安に影響されやすいと考えています。
    なのでドル高が進めば割高感からゴールド安、ドル安が進めば割安感からゴールド高に進むのではないかと考えています。
    今週はFOMCや雇用統計が発表されるのでドル高が進むとゴールドが下げる可能性が高く、ゴールドが下げたところを買っていきたいと考えています。
    逆イールドとは
    国債の利回りで短いもの(6か月や1年・2年など)から中長期(10年や30年など)の利回りを結んだ曲線。
    通常は短いものほど利回りは低く、中長期になるほど利回りは高く、右肩上がりの二次曲線を描きます。
    これが短いものと長いものの利回りが逆転して、右肩下がりになったり山型になったりすることを逆イールドと言い、景気後退のサインだと言われています。
    ゴールドの相関性
    ✔️金利との相関性
    金利上昇 → ゴールド売り

    金利低下 → ゴールド買い

    ✔️リスク要因との相関性
    リスクオン相場 → ゴールド売り
    リスクオフ相場 → ゴールド買い

    免責事項

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