みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!
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- 香港ハンセン市場が急落
- 米国株式市場が下落
- 原油価格が上昇、2014年以来の高値
中国市場が国慶節で休場の中、香港市場で中国恒大集団と傘下企業の取引が停止。
取引停止の詳しい理由が出てこなかったこともあり、不信感や色々な憶測から香港ハンセン市場は急落しています。
香港市場の下落の流れを引き継いだところもありますが、米議会で債務上限問題が進まないことからデフォルト懸念に繋がったことも、米国株式市場下落の要因となっています。
「トランプ政権での向こう見ずな政策で、債務上限を引き上げる必
「トランプ前大統領のツケを払うためだ!」
「米国の債務が上限に達しないことを保証できない。マコネル米上
など、債務上限問題の問題は共和党が引き起こしているとアピールしています。
増産することで原油価格が下落すると期待していた分、予想が外れた原油先物市場ではWTI原油価格が上昇、2014年以来の高値となる一時78.37ドルまで上昇しました。
本日の注目経済指標
10月5日(火曜日)
中国市場休場(国慶節)
09:30 AUD 豪小売売上高・貿易収支
12:30 AUD RBA理事会・金融政策・声明文発表
16:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI(改定値)
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
19:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言
21:30 USD 米貿易収支
21:30 CAD カナダ貿易収支
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD ISM非製造業景況指数
10月6日(水曜日)
00:00 EUR ラガルドECB総裁発言
02:15 USD クウォールズFRB副議長発言
10:00 NZD RBNZ理事会・金融政策・声明文発表
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(1週間〜1ヶ月) | 短期(~1週間) |
相場全体 | リスクオン | リスクオフ | リスクオフ |
ドル円 | 上昇 | レンジ | 底堅い |
ユーロドル | 下落 | 下落 | 上値重い |
ポンド円 | 上昇 | 上昇 | 上昇 |
ゴールド | レンジ | 下落 | 上昇 |
ダウ | 上昇トレンド | レンジ | 上値重い |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!
(1)RBNZ理事会
利上げは実施される?
今後の政策見通しは?
- 利上げが実施されるかに注目!
- 利上げの幅に注目!
- 声明文の内容に注目!
(2)リスク要因
中国リスクは継続するのか?
債務上限問題は進むのか?
その他リスクは?
- 中国恒大集団や関連するヘッドラインに注目!
- 米国議会に注目!
(3)米金利
米金利は上昇するのか、下落するのか?
- ISM非製造業景況指数に注目!
- 要人発言に注目!
それではここからは、上記の注目ポイントを詳しく解説していきます!
利上げは実施される?
今後の政策見通しは?
- 利上げが実施されるかに注目!
- 利上げの幅に注目!
- 声明文の内容に注目!
✔️RBNZ理事会・金融政策・声明文発表
6日10:00
注目度 | やや高い |
織り込み度 | 0.25%利上げを6∼7割織り込み済み |
バイアス | 特になし |
ポイント:利上げ幅と今後の政策見通し
本来は前回の理事会で利上げの予定だった。(0.5%に利上げとの予想もあった)
ただ、理事会直前でコロナ陽性者が確認されロックダウンに突入したことで、RBNZは利上げを先送りしました。
なので、今回は利上げされるとの見通しが強い。
前回の理事会以降、ロックダウンが続いていることや中国景気の後退などから、0.5%の利上げではなく0.25%の利上げ予想となっている。
もう一つのポイントは声明文の内容です!
- 今回利上げされたとして、今後の追加利上げの可能性があるのか?
- ニュージーランドの経済見通しは?
- 政策判断のポイントは?
値動き予想
結果 | 値動き |
0.25%利上げ+強気な声明文 | NZドル上昇 |
0.25%利上げ+弱気な声明文 | NZドル往って来い、もしくは下落 |
0.5%利上げ+強気な声明文 | NZドル上昇 |
0.5%利上げ+弱気な声明文 | NZドル上昇、もしくは往って来い |
据え置き | NZドル下落 |
値動きは予想で、結果と値動きが予想と違う値動きとなった場合は、金融政策発表以外のバイアスがかかっている証拠なので値動きに要注目!
中国リスクは継続するのか?
債務上限問題は進むのか?
その他リスクは?
- 中国恒大集団や関連するヘッドラインに注目!
- 米国議会に注目!
✔️債務上限問題
昨日の米国議会では、バイデン大統領が共和党を批判。債務上限を巡って議論が続いています。
まだまだ債務上限の引き上げもしくは適用の停止が成立する見込みは出てきていないので、この問題は継続しそうです💦
注意したいポイント!
格付け会社が格下げに関する発言をした場合は株価下落、ドル売りが大きく進む可能性があるので気をつけましょう!
あと今の所Xデー(デフォルト・政府予算が底をつく)とされているのは10月28日ごろと言われていますが、これが前倒しになりそうな予想が出てくると、一気にリスクオフが進むので気をつけたいと思います。
中国恒大集団の利払いはされておらず、利払いの猶予期間も残りが少なくなってきています。
また傘下の企業もデフォルト懸念や資金調達の問題と、連鎖的に影響が出てきています。
昨日は香港市場で取引が停止されるなど、不信感や見通しが立たない不安感から株価下落に繋がり、リスクオフが進んでいます。
中国恒大集団に関するヘッドラインに注目、香港市場の株価にも注目です。
問題点・懸念点・影響を以下にまとめています。
問題点 | 中国では電力不足から工場などが停止する状況が出てきています。 |
懸念点 | 製造業に影響し景気悪化につながる可能性が懸念されています。 |
影響 | 中国の製造業が後退することで資源価格の低下につながる。 中国の製造業が停止すると、サプライチェーンとして世界の製造業に影響する。 中国の景気後退は世界経済に影響する。 |
中国の製造業が景気後退懸念が出てくることで商品市場では非鉄金属が下落。
シルバーやプラチナ、パラジウム、鉄鉱石などが下落しています。
ただ、石炭や原油価格といった燃料系の資源価格は上昇しています。
原油価格の上昇は、中国の電力不足リスクと併せてスタグフレーションのリスクにつながってしまいます。
通常は景気が良くなっていくにつれて消費活動が盛んになり、物価が上昇していく。
スタグフレーションになると景気が後退して消費活動が控えられるのに、物価は上昇していくので、さらに消費活動が抑制され景気後退が進んでしまう。
※物価上昇を意味するインフレーションと景気停滞を意味するスタグネーションを組み合わせた造語
英国がEUから離脱した問題、未だに両者の間で揉めています。
まだ、発言が出てきただけですが、問題が大きくなると英国とEUの間で関税などの問題に発展する可能性があります。
ユーロやポンドの急落も考えられるので、英国・欧州に注意しておきたいと思います。
3)米金利
米金利は上昇するのか、下落するのか?
- ISM非製造業景況指数に注目!
- 要人発言に注目!
5日23:00 ISM非製造業景況指数
予想:60.0
※±1.0は誤差の範囲内
ポイントは結果を受けて米金利がどこまで動くのか!?
現在のマーケットは米金利の影響が大きいので、ISM非製造業景況指数の結果で米金利がどこまで動くのかに注目しています!
✔️要人発言
6日02:15 クウォールズFRB副議長
FRBの利上げ期待が米金利に大きく影響します。
クウォールズFRB副議長が利上げについてどのように考えているのか注目しましょう!
利上げに前向きな発言が出てくると米金利は上昇、米ドル買いやゴールド売りに繋がる可能性があるので注意しておきたい。
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ドル円は基本買い目線!
ただ、リスクオフが進んだ場合は一時的に円高が進む可能性は考えています。
今日のポイントはISM非製造業景況指数とクウォールズFRB副議長の発言です。
指標結果やリスクオフが進み、円高が進んだところはドル円ロングを仕込むチャンスだと考えています。
ユーロドル
売り目線(2日〜1週間程度の目線)
中長期でユーロドルは売り目線です!
ユーロドルの売りポジションを保有しながら、ユーロドルが上昇したところで短期的なユーロドルのショートを仕込んでいきたいと考えています。
本日は総合・サービス業PMIの改定値が発表されます。
改定値なので予想と結果に乖離が出にくいのであまり動きませんが、下方・上方修正された場合は動く可能性があるので一応注意しておきたい。
もし、上方修正されてユーロドルが上昇したときはショートを仕込むチャンスだと考えています。
ポンド円
買い目線。(2日〜1週間程度の目線)
ポンドは底堅く推移し、利上げ期待が高まればポンド買いに動くと予想しています!
注意点としてリスクオフとEUとの関係。
リスクオフが進んだ場合、円買いが進みポンド円も下落する可能性があるので注意しましょう!💦
また、英国とEUの離脱問題でEUが報復関税の話や、法的手続きの話などを持ち出してきた場合、ポンドの急落につながる可能性があるので、リスク管理とヘッドラインには注意しておきましょう!!
ゴールド
ゴールド売り目線(2日〜1週間程度の目線)
中国製造業の弱さは、工業製品の材料としてのゴールド需要の低下に繋がります。
実需の動きとして、ゴールドの売り圧力に繋がる可能性には気をつけましょう!
もう一つ気をつけたいポイントが米金利
金利の低下はゴールド買いですが、債務上限問題がリスク要因の場合は金利が低下して、安全資産としてゴールドが買われる可能性があるので注意です!※議会の動きには注目※
今Hotな通貨!!
✔️2021年10月5日RBA理事会(総括)
豪中銀政策金利
結果 | 0.1% |
予想 | 0.1% |
前回 | 0.1% |
✔️結果まとめ
- 資産買い入れ額 週40億豪ドル
- 声明文の内容に大きな変化なし!
- 「景気回復の後退は一時的なものであると予想」
- 「中銀の中心的なシナリオでは、この条件は2024年まで満たされない」
今回のRBA理事会による豪ドルの反応は限定的でした!
✔️豪州のポイント
豪ドル売り要因
・経済のつながりが深い中国の景気後退
・利上げの先送り(織り込み済み)
・鉄鉱石価格の下落
豪ドル買い要因
・燃料資源の価格上昇(天然ガス・石炭)
・豪ドルが売られすぎ(IMM通貨先物ポジションで豪ドル売りが歴史的水準)
中国のスタグフレーションが話題になっていますが、石炭と天然ガスに注目しています!
豪州は石炭と天然ガスを輸出する国なので、価格が上昇すると豪州の経済にとっては追い風となります!
石炭は中国向けに多く輸出していましたが、中国は米中貿易戦争の報復として豪州からの石炭輸入を大幅に減らしています。
そのせいで中国は石炭不足となり、火力発電にも影響が出て電力不足!
再度、豪州から輸入するようになれば豪ドル買いが大きく進むのではないかと注目しています!
中長期で豪ドル買いは面白いポジションになりそうです!
最後に1つお願いしたい事があります・・・。
毎日相場の分析記事を書いています!1記事書くのに大体2〜4時間かかります。。
結構頑張って書いている記事で内容には絶大なる自信があります。
なので、見た方は【いいね】と【リツイート】をしていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!
今のところ反応がよかったら毎日続けて行こうかなと思っています!
どうかよろしくお願い致します🙇♀️
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