PCEデフレーターあり!更に利上げの前倒し期待が高まる可能性も

みなさん、おはようございます!

この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!

今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!

昨日のポイント

  • トルコリラの下落
  • 原油価格を巡る対立
  • 米金利上昇とゴールド下落

昨日もトルコリラは大幅続落となりました。
トルコリラ円が10円を割り込むと売りが売りを呼ぶ展開となり下落が加速、一時トルコリラ円は8.50円まで下落しました。エルドアン大統領はトルコ中銀と会談したと報道されると、トルコリラは買い戻されましたが、その後トルコ中銀が為替レートの水準についてコメントしなかったことから戻りは限定的でした。

ポンドマン
国の信用度を計る指標の1つ、トルコ10年国債の利回りは急騰してる!
日々、信用がなくなってきてるなぁ…
米国は戦略石油備蓄(SPR)の放出を発表、日中も放出するとの報道が出てきました。
ただ、マーケットの期待する量では無かったことから原油価格の下落は限定的でした。
対して戦略石油備蓄(SPR)の放出発表を受けて、主要産油国が集まるOPECプラスは「戦略石油備蓄(SPR)の放出をするのであれば増産計画を見直す」を発言、増産計画の縮小を匂わせる発言したことで原油価格は上昇しています。

ポンドマン
原油価格を下げたい主要国と、原油価格を上げたい産油国の対立が明確になってきたね!
戦略石油備蓄
オイルショックや戦争などで、石油の供給が止まってしまうと国家運営に大きな影響が出ていまい、最悪の場合は生命に危機を与えてしまうことから、国が石油を一定量石油を備蓄するようにしています。
今回のような石油価格が上昇している状況で経済に影響を与えそうな場合、石油備蓄を放出することで石油価格を安定させる。
パウエルFRB議長が再任指名されたことによる金利の上昇とドル買いは昨日も続き、米金利は1.68%まで上昇しました。
ドル買いも進みドル円は一時115.19円と2017年3月以来約4年8カ月ぶりの高値を更新しました。
米金利の上昇は金利を生まないゴールドの売りに繋がり、米ドルの上昇でゴールドの割高感が出てきたことでゴールドは続落しました。

本日の注目経済指標

本日の指標

11月24日(水曜日)
10:00 NZD RBNZ理事会・政策金利・声明文発表
11:00 NZD オアRBNZ総裁記者会見
18:00 EUR ドイツIFO景況指数
19:10 EUR パネッタECB専務理事発言
22:30 USD 米耐久財受注・7∼9月期GDP(改定値)・失業保険申請件数
23:30 GBP テンレイロBOE外部理事発言

11月25日(木曜日)
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数・新築住宅販売戸数・PCEデフレーター
01:00 EUR シュナーベルECB専務理事発言
00:30 USD 原油在庫量
04:00 USD FOMC議事要旨
06:45 NZD NZ貿易収支

本日の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

項目 長期(1カ月〜3ヶ月) 中期(1週間〜1ヶ月) 短期(~1週間)
相場全体 リスクオン リスクオフ リスクオフ
ドル円 上昇 レンジ 底堅い
ユーロドル 下落 下落 下落
ポンド円 レンジ 上昇 上昇
ゴールド 上昇 レンジ 上値重い
ダウ 上昇トレンド 上昇 上値重い

それでは、本日のポイントについてみていきましょう!

本日のファンダメンタルズ注目点

本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!

1)FOMC議事要旨・米指標

ポイント!


今後のFRBの政策見通しは?
米国の経済状況は?

  • FOMC議事要旨に注目!
  • PCEデフレーターに注目!

00:00 PCEデフレーター
04:00 FOMC議事要旨

本日は感謝祭前ということで米国指標がまとめて発表されます。
耐久財受注や失業保険申請件数、GDP改定値、ミシガン大学消費者信頼感指数、新築住宅販売戸数、PCEデフレーターなどが予定されていて、どの指標も予想と結果が大きく乖離した場合は大きな値動きに繋がる可能性があるので要注意です。
中でもPCEデフレーターには注目しています。

✔️PCEデフレーター

予想:前年比5.1%

PCEデフレーター
FRBがCPI(消費者物価指数)よりも注目しているといった経済指標です。
個人の消費に、より注目した物価指標です。

PCEデフレーターは、6月は前年比+4.0%、7月は+4.2%、8月は+4.2%そして9月には+4.4%まで上昇してきており、右肩上がりで物価が上昇してきている状況。
FRBは物価の上昇は一時的と説明しているにもかかわらず、PCEデフレーターの結果を見る限りでは物価の上昇は継続中です。
予想を上回る結果が出てくるようであれば、本格的に利上げの前倒し期待が高まりドル高が進むのではないかと考えています!

 

✔️FOMC議事要旨

先日のFOMCでテーパリングを決定しました!
国債買い入れ100億ドル、MBS(住宅ローン担保証券)50億ドル、合計150億ドルづつ減らしていきます。

FRBのQE(量的緩和)の額は1200億ドル(国債800億ドル、MBS400億ドル)なので、11月から始めると6月にテーパリングが完了する予定です。

FOMC議事要旨の内容から、今回の決定よりもタカ派の議論がされてなかったか、利上げの前倒しやテーパリングのスピードアップなどが議論されてなかったかに注目しています。
パウエルFRB議長が再任指名され、米金利が上昇し、ドル買いが出てきている状況なので、タカ派な内容が議論されていたとなると、利上げの前倒し期待に繋がり、米金利上昇・米ドル買いで反応しそうです

 

2)原油価格

ポイント!


原油価格は上昇する?

  • 日米中など主要国の動向に注目!
  • OPECプラスの動きに注目!

昨日、日米政府は原油価格の安定を目指し、戦略石油備蓄(SPR)の放出をすると発表しました。
ただ、原油価格は上昇しています。
原油価格の上昇は物価上昇に大きく影響するので注目が集まっています!

ポンドマン
物価が高くて不満が溜まり、バイデン大統領の支持率が低下してるって!

原油価格の上昇が色々なところに問題が出てきており、なかでも米国では年末に向けて物価高と燃料資源価格の上昇が問題となっています。

対してOPECプラスは原油価格を上昇させたいと考えているようで、戦略石油備蓄(SPR)の放出をするようであれば増産計画を見直すと言っています。
これ以上増産しない、もしくは減産なんてことになると、原油価格のもう一段の上昇があるのではないかと考えています。

日米政府の発言とOPECプラスの動向に注目です。

3)リスク要因

ポイント!

現在のリスク要因は?

  • 米議会
  • 欧州vsベラルーシ・ロシア
  • 欧州vs英国
  • コロナ感染拡大リスク
  • トルコリラ

昨日、次期FRB議長にパウエルFRB議長が再任指名を受けたことで、米国の不透明材料が一つ解消されました。
ただ、まだまだリスク要因は多数潜んでいるので、把握しておきましょう。

ポンドマン
リスク要因を把握して、長引く要因なのか短期的なのかを判断できるようにしておこう!

米議会

議会での採決に注目

昨日、バイデン大統領は次期FRB議長にパウエルFRB議長を指名、次期FRB副議長にブレイナードFRB理事を指名しました。
マーケットは超ハト派のブレイナードFRB理事の可能性も考えていたので、指名後は金利が上昇、ドル買いで反応しました。
ただ、指名されただけで、これから米議会の承認が必要です。
事前にコンセンサスをとっているとは思いますが、議会で承認に難色が示されるようであれば金利は低下、ドル売りが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。

また、米議会は大規模予算案の採決や、債務上限引き上げの採決などが残っています

週末には感謝祭でお休みということを考えると、時期FRB議長の採決を優先させた場合、予算案や債務上限の採決が遅れて、再度債務上限や予算の期限切れが懸念される展開となりリスクオフが進みそうです。

 

欧州vsベラルーシ・ロシア

天然ガスに注目

欧州は電力不足で火力発電に頼らざるを得ない状況ですが、環境問題を考えて石炭や原油を使いづらい状況です。
そこで天然ガスを使うのですが、天然ガスが足りない状況で、天然ガス価格が高騰しています。

この状況で欧州と、ロシアやベラルーシが対立しています。
ベラルーシは、移民・難民を盾に制裁解除を求めており、更には自国を通るガスパイプラインを止める可能性にも触れています。

また欧州はロシアからドイツに入るパイプライン「ノルドストリーム2」の承認作業を止める制裁を発表しています。

ポンドマン
欧州のリスク要因がどんどん増えていくね💦

この状況が長く続くようであれば、天然ガス価格高騰が続き、経済や物価、ライフラインに大きく影響が出てくるのではないかと思います。
欧州、ベラルーシ、ロシアに関するヘッドラインに注目です。

 

英国vs欧州

北アイルランド議定書・英仏漁業権問題

ポンドマン
2016年6月に国民投票で離脱を決定し、2020年12月31日をもって英国はEUから離脱しましたが、英国と欧州では離脱に関する協議が未だに続いています!
離脱に関する協議をまとめたものの、北アイルランド(英国領)アイルランド(EU加盟国)の国境に関する取り決めをまとめた北アイルランド議定書の改定について対立しています!
北アイルランド議定書に関する報道で、
解決に向かえば ポンド買い
決裂に関するような報道であれば ポンド売り
ヘッドラインに注目です。

 

コロナ感染拡大リスク

ロックダウンなど規制に注目

欧州や英国、米国、中国などコロナ感染が再拡大しています。
なかでも中国は来年2月の北京五輪を開催するため、コロナの封じ込めのために大規模なロックダウンを行っています。
中国がロックダウンで経済低下となるとオセアニアなどに影響し、サプライチェーンとして各国の供給不足にも繋がり大きく影響します。

欧州でもコロナ感染は拡大しており、ドイツはロックダウンを匂わせる状況、オーストリアはロックダウンを発表するなど、経済後退が懸念される状況です。
外出規制や移動規制が再開されると、経済活動の低下や景気悪化に繋がりリスクオフに繋がります。

ロックダウンを検討するような感染拡大が広がらないか注目!
トルコリラ

トルコは先週利下げして、トルコリラ安が進み最安値の更新を継続しています
そして、昨日はとうとうリラ円10円を割り込み、一時8.50円まで下落しています。

リラ安の下落の底が見えず、このまま下落を続けるとトルコデフォルトの可能性が高くなります。
トルコがデフォルトすると、トルコ国債多く抱えている欧州の銀行に影響して連鎖倒産が懸念され、ユーロの重しになるので注目しています。

本日の通貨毎の分析

本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

ドル円

買い目線2日〜1週間程度の目線

ポイント:FOMC議事要旨・米指標

ポンドマン
とりあえず115円を突破して満足感出てるなぁ...!

基本は買い目線です。
ただ、本日は様子見か大きく下落してチャンスがあれば買おうかな!
というくらいの気持ちで見ています。

明日は米国が感謝祭で休場、なので実質週末のような動きになると思います。
また、五十日要因や月末要因も絡み、特殊な動きが出てくる可能性があります。

その上、感謝祭前で米国は経済指標がまとめて発表され、結果が強弱入り乱れる展開も予想されます。
なので、明確に押し目が出来ない場合は様子を見ていきたいと思います。

ユーロドル

売り目線2日〜1週間程度の目線

ポイント:トルコリラと米指標

ポンドマン
ユーロは昨日の指標で上昇したけど、全体を見渡すとユーロ売り要因が多いなぁ...!

ユーロドルは売り目線です。

トルコリラの下落によるトルコのデフォルト懸念はユーロの重しとなっています
また、その他にも多数のリスク要因を抱えていることからユーロドルは下落すると考えています。

その他にもドルが買われていることもユーロドル下落の要因となっています。
ユーロドルが上昇したところをしっかりと戻り売りしていきたいと思います。

ただ、ドル円でも書いたように感謝祭前の動きには注意しておきたいと思います。

ポンド円

買い目線。(2日〜1週間程度の目線)

ポンドは買い目線で見ています。
12月の利上げ期待が少しづつ高まってきているころから、ポンドはジリジリと上昇してきています。
本日発言予定のテンレイロBOE外部理事はハト派の理事です。

ハト派の発言→反応は限定的
タカ派の発言→ポンド買いに
敏感に反応するのではないかと考えています。

ただ、欧州との対立などには注意しておきたいと思います。
北アイルランド議定書の問題や英仏漁業権問題などに関するヘッドラインが出てきた場合はポンドが急落する可能性があるので気を付けておきたいと思います。

ゴールド

ゴールド売り目線(2日〜1週間程度の目線)

ポイント:米ドルと米金利

ポンドマン
次期FRB議長の指名後、昨日もゴールドは続落・・・
次期FRB議長にパウエルFRB議長が再任指名されたことで米金利は上昇、米ドルも買われ昨日もゴールドは大幅続落。
下落の要因は下記の米金利との相関で、金利が上昇したことによるゴールド売り。
また、金の取引に米ドルが用いられるのですが、米ドルが買われドル高となったことで割高になったことから買われにくくなったと考えられます。
本日は米指標ラッシュやFOMC議事要旨が発表されるので、結果と内容で金利が上昇するのか、米ドルが買われるのかに注目したいと思います。
ドル買い・金利の上昇が続くようであればゴールドは続落するのではないかと考えています。

ゴールドの相関性

米金利

金利上昇→ゴールド売り

金利低下→ゴールド買い

リスクオン・オフ相場

リスクオン相場→ゴールド売り

リスクオフ相場→ゴールド買い

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