みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!
- バイデン大統領とブレイナードFRB理事が面談?
- 米株3指数が下落
- 原油価格が高値圏に再上昇
昨日、一部報道として「バイデン大統領が先週、ホワイトハウスにブレイナード米
ブレイナードFRB理事が次期FRB議長有力候補として以前より噂はありましたが、昨日の報道でより信憑性が出てきたようで、マーケットもより意識してきているようです。
銀行規制はトランプ政権時に緩和されていて、その規制を復活させるのではないかと予想されています。
銀行規制を嫌気して銀行株は下落しました。
ここ数日好調だった米株3指数は、銀行株の下落をキッカケに利益確定の流れが強くなり、売りが進み米株3指数は下落しました。
また、サウジアラビア国営の石油会社・サウジアラムコのCEOが「
本日の注目経済指標
11月10日(水曜日)
16:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(改定値)
18:30 EUR エルダーソンECB専務理事発言
22:30 USD 米CPI(消費者物価指数)・失業保険申請件数
23:00 GBP テンレイロBOE外部理事発言
11月11日(木曜日)
00:30 USD 原油在庫量
03:00 USD 米30年債入札
04:00 USD 米月次財政収支
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(1週間〜1ヶ月) | 短期(~1週間) |
相場全体 | リスクオン | リスクオフ | リスクオン |
ドル円 | 上昇 | レンジ | 上値重い |
ユーロドル | 下落 | レンジ | 底堅い |
ポンド円 | レンジ | 上昇 | 上値重い |
ゴールド | レンジ | レンジ | 上昇 |
ダウ | 上昇トレンド | 上昇 | 上昇 |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!
1)米CPI(消費者物価指数)
米国の物価はどこまで上昇しているのか?
米金利と米ドルの相関性は?
- CPI(消費者物価指数)の結果に注目!
- 指標後の米金利の動きに注目!
- 米ドルの動きに注目!
10日(水曜日)22:30 CPI(消費者物価指数)
昨日のPPI(生産者物価指数)は概ね予想通りの結果でした。
ただ、年率で8%を超えるPPI(生産者物価指数)上昇は、CPI(消費者物価指数)にも影響すると懸念されて米金利は一時上昇しました。
物価指標の本番は本日のCPI(消費者物価指数)です。
CPI(消費者物価指数)が予想を上回り、米金利が上昇するのか注目です!
✔️米CPI(消費者物価指数)
予想:前年比5.8%
注目ポイント:物価はどこまで上昇しているのか?
FRBは期間平均して年率2%の物価上昇を目標としています。
現在はPCEデフレーターの方を優先していますが、今までFRBの政策判断材料として雇用統計と並び注目されてきた。
現在の米国では雇用の回復よりも、物価の上昇のほうが注目・懸念されています。
物価上昇は一時的との見方から、物価上昇は高止まりするのではないかとの見方に変わってきています💦
本日の発表で物価上昇がどこまで進むのかに注目しておきましょう!
ここ最近、米金利と米ドルの相関性が崩れていています。
金利が上昇しても米ドルが買われない場合は、ドル安圧力が強い証明になるので、指標結果と金利とドルの動きに注目しておきたいと思います。
2)豪雇用統計
豪州の雇用状況は?
利上げ期待は?
- 労働参加率に注目!
- 失業率に注目!
- 発表後の豪金利に注目!
11日(木曜日)09:30 豪雇用者数・失業率・労働参加率
✔️豪雇用統計
雇用者数 | 5万人 |
失業率 | 4.8% |
労働参加率 | 64.9% |
予想
雇用者数:5万人
失業率:4.8%
労働参加率:64.9%
注目ポイント:どこまで労働参加率が増えているか?
先日のRBAではYCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲットを撤廃しましたが、声明文で利上げの時期までに「
ただ、今回の雇用統計の結果が良ければ、再度利上げ期待が高まるのではないかと注目しています!
ポイントは労働参加率で、どのくらいの人が仕事を求めているのかです。
豪州でもコロナ禍から仕事を求める人が減っており、求職者が少ないことから失業率が低下している状況です💦
利上げ期待は豪金利を確認しましょう。
豪金利が上昇するようであれば、豪ドル買いに繋がると考えています。
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
売り目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:CPI(消費者物価指数)の結果と米ドル相関性
日米金利差の縮小がドル円下落に繋がっています。
本日のCPI(消費者物価指数)の結果で米金利が動いたとき(上昇したとき)に米ドルが上昇するのかを確認しておきましょう!
米ドルが上昇しないようであれば、強いドル安圧力がかかっていると確認できます。
その時はドル円下落、レンジを抜けて下落していくのではないかと考えています。
ユーロドル
売り目線(2日〜1週間程度の目線)
ユーロドルは売り目線は変わっていませんが、ドル円同様にドル安要因でユーロドル上昇が考えられます。
本日のCPI(消費者物価指数)の結果で、対ユーロの米ドルがどこまで弱いか確認です!
ドルとユーロがお互い弱い場合、ユーロドルはレンジになります。
ユーロドルのレンジ上限までしっかりと待って、売りを仕掛けていきたいと思います。
ポンド円
買い目線。(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:北アイルランド議定書・英仏漁業権問題
基本は買い目線でいます!
英中銀の利上げ路線は変わらないと考えていて、後は時期の問題だけです。
本日発言予定のテンレイロBOE外部理事はハト派の理事なので、ハト派な内容が予想されています。
なので、ハト派な内容が出てきても、そこまでポンド売りでは反応しないでしょう!
リスクオフのクロス円高、北アイルランド議定書や英仏漁業権問題に関するヘッドラインに気をつけて、買っていきたいと思います。
ゴールド
ゴールド買い目線(2日〜1週間程度の目線)
やや、リスクオフとまでは言えませんが、米株が売られたり、各国中銀の利上げ期待が後退していることから、ゴールドが買われてきています。
本日のCPI(消費者物価指数)の結果で金利が上昇しない場合は、さらにゴールドが買われるのではないかと考えています。
注意したいのは中国リスクで、中国恒大集団のデフォルト宣言や米中貿易摩擦には気を付けておきたいですね!
ヘッドラインに注意しておきましょう。
ゴールドの相関性
米金利
金利上昇→ゴールド売り
金利低下→ゴールド買い
リスクオン・オフ相場
リスクオン相場→ゴールド売り
リスクオフ相場→ゴールド買い
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