欧州指標が多数!月末最終日でロンフィク(ポンド売り)に気をつけよう!!

みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!

今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!

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昨日のポイント

  • 日銀は金融政策の現状維持を発表
  • ECB理事会は政策維持を発表
  • 米国GDP速報値はよそを下回る
  • バイデン政権は予算案を減額して発表

日銀は金融政策決定会合で現在の金融政策を維持すると発表。
注目されていた円安が進んでいることについて黒田日銀総裁は記者会見で現在の円安は経済にプラス、実質実効レートに基準ない」と述べたことで、円安を容認とマーケットは受け止めドル円は上昇で反応しています。

ポンドマン
ECBは予想通り政策の維持を発表したね!
政策金利や通常の資産購入プログラムは現状維持を発表しています。
PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)に関してはPEPPは過去数四半期をやや下回るペースで継続」とやや購入ペースを抑えるのではないかと思われる内容となっています。
また記者会見でラガルドECB総裁は「インフレ高進の時期が予想より長く続く」と発言しており、物価上昇が一時的との発言とは異なる内容を発言したことにマーケットは反応。
インフレ高進が長く続くということは、インフレを抑える為に引き締め政策に移行するとの期待に繋がり、ユーロ買いで反応しています。
    

ポンドマン
米金利は上値が重くなってきてるね…
昨日の米国GDP速報値は予想を下回る結果となり、米金利や米ドルの重しとなりました。
ただ、同時発表の失業保険申請件数は好調な結果となり、悪かったGDPの支えとなっています。
また、昨日バイデン大統領は当初3.5兆ドル規模の予算案としていたものを、1.75兆ドル規模に予算縮小することを発表しています。
共和党との交渉が難航しており、譲歩する形となったのではないかと思われます。
予算規模を縮小したことで、財源として見られていた赤字国債の発行額が縮小されるとの見方から、米金利低下の要因となっています。

本日の注目経済指標

本日の指標

10月29日(金曜日)
14:30 EUR フランスGDP(速報値)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)
17:00 EUR ドイツGDP(速報値)
18:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)(速報値)
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)・GDP(速報値)
21:30 USD PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数

10月30日(土曜日)
02:00 ベイカーヒューズ社リグカウント

本日の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

項目 長期(1カ月〜3ヶ月) 中期(1週間〜1ヶ月) 短期(~1週間)
相場全体 リスクオン リスクオフ リスクオン
ドル円 上昇 レンジ 上昇
ユーロドル レンジ 上昇 上昇
ポンド円 上昇 上昇 底堅い
ゴールド レンジ レンジ 底堅い
ダウ 上昇トレンド レンジ 上昇

それでは、本日のポイントについてみていきましょう!

本日のファンダメンタルズ注目点

本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!

(1)経済指標

ポイント!

欧米やカナダの経済成長は?
欧米の物価上昇は?

  • GDP速報値に注目!
  • 欧州HICP(消費者物価指数)に注目!
  • 米国PCEデフレーターに注目!

詳しい解説はこちら!

(2)リスク要因

ポイント!

リスク要因でマーケットが動く?

  • 中国リスク
  • 燃料資源価格の上昇
  • 月末要因
  • 北アイルランド議定書
  • パウエルFRB議長の再任

詳しい解説はこちら!

それではここからは、上記の注目ポイントを詳しく解説していきます!

1)経済指標

ポイント!

欧米やカナダの経済成長は?
欧米の物価上昇は?

  • GDP速報値に注目!
  • 欧州HICP(消費者物価指数)に注目!
  • 米国PCEデフレーターに注目!

14:30 フランスGDP(速報値):予想(前期比2.1%)
17:00 ドイツGDP(速報値):予想(前期比2.5%)
18:00 ユーロ圏GDP(速報値):予想(前期比2.1%)
21:30 カナダ月次GDP:予想(前年比4.3%)

✔️GDP

本日は欧州やカナダでGDPが発表されます。
今回注目されているポイントは、燃料資源価格の上昇ボトルネック(供給制限)が経済成長にどこまで影響しているかです!
燃料資源価格の上昇は世界的な問題で、経済を圧迫しているのではないかと思われます!
また、半導体不足や新興国などの感染拡大で部品の製造などが遅れ、先進国への供給が遅れているのではないかとも懸念されています。

このことから、GDPが予想を下回る可能性に注意しましょう!
特に、今回は速報値ということで、予想と結果が乖離しやすくなっているので、予想を大きく下回った場合は大きく動く可能性がるので要注意です!

ポンドマン
物価が上昇してGDPが悪いとスタグフレーション懸念が再燃しそうだね!?
15:45 フランスHICP(消費者物価指数)(速報値):予想(前年比2.5%)
18:00 イタリアHICP(消費者物価指数)(速報値):予想(前年比2.6%)
18:00 ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値):予想(前年比3.7%)
✔️HICP(消費者物価指数)
HICP(消費者物価指数)はECBが重要視している物価指標です!
欧州でも物価上昇が問題となっており、物価上昇が続くようであれば引き締め期待やスタグフレーションの懸念に繋がります。
昨日のラガルドECB総裁の記者会見では物価上昇が長引く可能性にも触れており、本日の欧州の物価指標が上振れするのかに注目が集まっています。
昨日からユーロが買われているところに、予想を上回る物価が出てくるとユーロの大きな買いにつながる可能性があるので要注目です!

ポンドマン
FRBはCPI(消費者物価指数)よりもPCEデフレーターに注目してる!

21:30 米国PCEデフレーター:予想(前年比4.4%)

米国でも物価高が懸念されています💦
PCEデフレーターは、最近FRBが注目している指標で、注目度が上がってきています!
今日の結果で注目したいのは、予想を上回って金利が上昇するのか?
予想を下回ったときに金利が下落するのかです。

米金利は一旦上昇して1.7%を付けた後に反落し、1.5%台を推移しています!
この水準は来年の利上げを織り込んだ後の水準とすれば、予想値と結果が乖離しても動かない可能性があります。
金利が動かなければ織り込み済みが確認できるので、指標発表後の米金利に注目しましょう!

2)リスク要因

ポイント!

 

リスク要因でマーケットが動く?

  • 中国リスク
  • 燃料資源価格の上昇
  • 月末要因
  • 北アイルランド議定書
  • パウエルFRB議長の再任
週末にリスク要因が出てきて、週明け窓開けなんてことがたまにあります。
なので、リスク要因の把握と、ポジションの調整、リスク管理はしっかりとしておきたいと思います。

中国リスク

中国のリスクは主に3つあります!

  • 中国恒大集団のデフォルトリスク
  • 電力不足
  • 米中貿易摩擦

中国恒大集団は、先月末よりドル建て債の利払いなどを支払えなくて猶予期間に入っています。
先日(23日)が最初の猶予期間期限切れで、次が本日(29日)でしたが、何とか支払いは出来たようです。
ただ、利払いはまだまだ残っているので、いつデフォルトしてもおかしくない状況なので、リスク要因として注意しておきたい。

電力不足問題も続いており、中国の一部の都市では計画的に停電するなどしています。
電力不足により景気の後退などが注目されています。
また、中国の電力不足は石炭価格に影響しており、当局は石炭価格の上昇を抑える為に介入しているようです。
電力不足問題が続くようであれば、燃料資源価格の上昇に繋がりそうです。

貿易摩擦に関しては、トランプ政権時に合意した貿易協定を中国側が順守していない、米国からの輸入額が足りていないと米中で協議しています。
協議が難航するようであれば、再度米中貿易摩擦に繋がり、米中対立に繋がる可能性があるので注目です。

中国リスクが浮上してきたときは上海総合指数や香港ハンセン指数が下落すると思うので注意しておきたい。

燃料資源価格の上昇

ポンドマン
中国だけでなく世界的に燃料資源価格の上昇が問題になっています!
燃料資源 上昇要因
石炭 中国の電力不足を起因とした燃料資源価格の上昇は、火力発電の燃料として石炭価格に影響しています
天然ガス 欧州では脱炭素(カーボンニュートラル)の為、二酸化炭素排出の少ない天然ガスにシフトすることで天然ガス価格に影響しています。
原油 OPECプラスでは原油価格の増産要請を断っていることから、原油価格は下落しにくい状況となっています。

燃料資源価格の上昇は運搬コストや燃料コストなど、コスト増に繋がり企業収益を圧迫、株価下落の要因に繋がります。
コスト増は商品価格に転嫁され、物価上昇に繋がり、購買意欲の低下に繋がり、景気後退の可能性に繋がります。
燃料資源価格の上昇リスクに注目しておきましょう!💦
米国がシェールオイルの増産や、米戦略石油備蓄(SPR)の放出などを行えば原油価格の下落に繋がり、燃料資源価格の上昇が一服する可能性があるのでヘッドラインに注目しましょう!

為替報告書

例年であれば10月中旬に発表されている為替報告書が未だに発表されていません。
中国や日本は監視リスト入りは間違いないと思われますが、操作国に認定されるのか注目です。
特に中国は注目です。

月末要因

本日は月末週ということで、仲値やロンドンFIX前後の動きに注目です。
特に週後半のロンドンFIX前は要注意です!

北アイルランド議定書

2016年6月に国民投票で離脱を決定し、2020年12月31日をもって英国はEUから離脱しましたが、英国と欧州では離脱に関する協議が未だに続いています。
離脱に関する協議をまとめたものの、北アイルランド(英国領)とアイルランド(EU加盟国)の国境に関する取り決めをまとめた北アイルランド議定書の改定について対立。
先週前半は欧州側から譲歩案が出てきていましたが、週末には協議決裂を感じさせる報道が出てきて、離脱協定の決裂に繋がる可能性が出てきています。
北アイルランド議定書に関する報道で解決に向かえば… ポンド買い
決裂に関するような報道であれば… ポンド売り

以上のヘッドラインに注目です!

パウエルFRB議長の再任
パウエルFRB議長は来年2月で任期満了となります。
バイデン大統領はパウエルFRB議長の再任に前向きですが、米議会ではパウエルFRB議長の再任に反対する声が上がってきています。
パウエルFRB議長が再任しないとなると次期FRB議長の有力候補はブレイナードFRBになります。
ブレイナードFRB理事は最もハト派とされる人物なので、ブレイナードFRB理事が次期FRB議長となれば利上げ期待は後退し、金利低下、ドル売りが進む可能性が高いと考えられます。
パウエルFRB議長の再任に関するヘッドラインに注目です。

本日の通貨毎の分析

本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

ドル円

買い目線2日〜1週間程度の目線

ポンドマン
米金利とドル安に注意だね!

ドル円はドル高要因と円安要因の組み合わせになっています!
円安要因は燃料資源価格の上昇による貿易赤字が要因となっており、このような実需の動きはトレンドになりやすいと考えています!
燃料資源価格の上昇が続く限り、円安トレンドは継続すると考えています。

ただ、昨日の米GDPが弱かったことなどを考えると、ドル安も同時に進みそうです。
本日のPCEデフレーターが予想を大きく上回り、米金利が上昇してくれればドルは底堅く推移するのではないかと考えます。
そうすれば円安効果でドル円は上昇するのではないかと考えて、113円前半までは押し目買いで行きたいと考えています。

ユーロドル

買い目線2日〜1週間程度の目線

ポンドマン
ECB理事会は思ったよりタカ派だったなぁ・・・

昨日のECB理事会は思ったよりもタカ派でした。
政策内容はほとんど変わっていませんが、記者会見の内容がややタカ派に感じました。
ラガルドECB総裁の失言の可能性もありますが、今まで売られてきたユーロが反発する要因にはなっています💦

長期目線はユーロを買うか悩むところですが、中期・短期的にはユーロ買い戦略で考えています。
ユーロ円やユーロドルは押し目買い戦略で行きたいと思います。

ポンド円

買い目線。(2日〜1週間程度の目線)

ポイント:北アイルランド議定書の問題

北アイルランド議定書の問題が再燃するとポンドが売られる可能性があります💦
※北アイルランド議定書の問題に関しては上記を参照ください!

またポンドは月末要因として売られやすい傾向にあります。ロンドンFIX前のポンド売りには気を付けておきたいと思います。

基本的に、クロス円は燃料資源価格の上昇による円安トレンドが出てくると考え、ポンド円は上昇と考えています。
ただ、ドル円でも書いたように、燃料資源価格の上昇が終わり、円安トレンドが終了した場合はポンド円の上昇も終わる可能性があるので注意しておきたいと思います。

ゴールド

ゴールド買い目線(2日〜1週間程度の目線)

昨日のマーケットはリスクオフに傾いています。
背景はこれと言って出てきていません。
月末要因で方向性が掴みにくいですが、米金利が低下し株価が下落している状況で、売りから入るのは危険かと考えて押し目買い方針で行きたいと思います!

ゴールドの相関性

米金利
金利上昇 → ゴールド売り
金利低下 → ゴールド買い

リスクオン・オフ相場
リスクオン相場 → ゴールド売り
リスクオフ相場 → ゴールド買い

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