
みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!
昨日は3つの要因が重なりリスクオフが進みました。
先週末から続いているアフガニスタン問題に加えて、中国当局が新たな規制草案を発表したことで世界景気に不透明が出て各国株価の上値を重くしました。
また、コロナ感染の抑え込みに成功していたニュージーランドで陽性者が確認され、3日間のロックダウンが発表されたことでNZドルが大きく売られました。
本日午前に発表されたRBNZ理事会では、予想を覆して政策金利0.25%で据え置きが発表され、NZドルは一時大きく売られました。
流石にロックダウンを前日に発表したことで、利上げは難しかったようです。
ただ、年内利上げの期待は残っており、NZドルの売りは一時的ですぐに戻しています。
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(1週間〜1ヶ月) | 短期(~1週間) |
相場全体 | リスクオン | リスクオフ | リスクオフ |
ドル円 | 上昇 | レンジ | 上昇 |
ユーロドル | 下落 | レンジ | 下落 |
ポンド円 | 上昇 | レンジ | 上昇 |
ゴールド | 下落 | レンジ | 下落 |
ダウ | 上昇トレンド | 上昇 | 上昇 |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!
(1)FOMC議事要旨
テーパリング議論は進んでいるのか!?
パウエルFRB議長の発言とFOMC内での議論に乖離がないか!?
- テーパリング議論が進んでいれば金利上昇・米ドル買い
- FOMC内での議論がタカ派であれば金利上昇・米ドル買い
- FOMC内が慎重派・ハト派であった場合は金利低下・米ドル売り
(2)英国・カナダCPI(消費者物価指数)
物価上昇がどこまで進んでいるのか!?
CPI(消費者物価指数)の結果に対してポンド・カナダドルは素直に動くのか!?
- 指標結果に素直に反応 → 様子見
- 指標結果が悪いのにポンド・カナダドルが売られない → マーケットはポンド・カナダドルを買いたがっている
- 指標結果が良いのにポンド・カナダドルが買われない → マーケットはポンド・カナダドルを売りたがっている
(3)リスク要因
リスクオフが進むのか!?
- 材料視されているリスク要因
- アフガニスタン問題
- 中国当局による規制問題
- コロナ感染者数拡大(ニュージーランドでの感染)
(4)豪州 雇用統計
失業率が5%よりも下回ることができるか、予想よりも良い数字が出てくるかがポイント
- 失業率が良い結果が出てきたときに豪ドルが買われれば、豪ドル売りスタンスを様子見
- 失業率が悪い結果が出てきたときに豪ドルが売られないときは、豪ドル売りスタンス様子見
※現在の豪ドルは売り目線
それではここからは、上記の注目ポイントを詳しく解説していきます!
テーパリング議論は進んでいるのか!?
パウエルFRB議長の発言とFOMC内での議論に乖離がないか!?
- テーパリング議論が進んでいれば金利上昇・米ドル買い
- FOMC内での議論がタカ派であれば金利上昇・米ドル買い
- FOMC内が慎重派・ハト派であった場合は金利低下・米ドル売り
パウエルFRB議長は発言内容でハト派を強調しています。
対して、FOMCメンバーからは引き締めに前向きなタカ派発言が多く聞かれます。
パウエルFRB議長の発言と、FOMC内での議論に乖離が出てきているのかに注目しています。
FOMC内でタカ派が多いようであれば、今後引締めに動く可能性が高まり、金利上昇・米ドル買いに繋がると予想しています。
※FOMCはFRB議長・副議長・理事に加えて、12の地区連銀総裁(投票権を持っている連銀総裁)による多数決で金融政策が決定します。
※パウエルFRB議長がハト派でも、その他の理事や地区連銀総裁(投票権を持っている連銀総裁)がタカ派になり、タカ派が多数派となればタカ政策が決定する。
物価上昇がどこまで進んでいるのか!?
CPI(消費者物価指数)の結果に対してポンド・カナダドルは素直に動くのか!?
- 指標結果に素直に反応 → 様子見
- 指標結果が悪いのにポンド・カナダドルが売られない → マーケットはポンド・カナダドルを買いたがっている
- 指標結果が良いのにポンド・カナダドルが買われない → マーケットはポンド・カナダドルを売りたがっている
- ±0.2%以上乖離が出て、ポンドが指標結果と同方向に動いた場合は様子見
- +0.2%以上の結果に対してポンドが往って来い、もしくはポンドが下落した場合は、マーケットがポンドを売りたがっていると判断。
- -0.2%以下の結果に対してポンドが往って来い、もしくはポンドが上昇した場合は、マーケットがポンドを買いたがっていると判断。
3)リスク要因
夏休みシーズンで閑散相場、また取引材料が少ない状況ではリスク要因が重要になってきます。
リスク要因は燻っている状況ではほとんど影響はありませんが、火がつくとイッキにリスクオフに傾き、薄商いの状況では急変動に繋がります。
リスクオフが進むのか!?
- 材料視されているリスク要因
- アフガニスタン問題
- 中国当局による規制問題
- コロナ感染者数拡大(ニュージーランドでの感染)
問題なく後退すれば、買われていた円やフランは売り戻されるのではないかと考えています。
・コロナ感染者数の増加による規制
・米中リスク
・米国債務上限
・エルドアン大統領による中銀総裁更迭によるリラ安リスク
(4)豪州 雇用統計
失業率が5%よりも下回ることができるか、予想よりも良い数字が出てくるかがポイント
- 失業率が良い結果が出てきたときに豪ドルが買われれば、豪ドル売りスタンスを様子見
- 失業率が悪い結果が出てきたときに豪ドルが売られないときは、豪ドル売りスタンス様子見
※現在の豪ドルは売り目線
雇用者数 | 予想-4.6万人 |
失業率 | 予想:5.0% |
経済活動にも影響が出ており、失業率も悪化しているのではないかと思われます。
- 5%よりも悪い数字(5%よりも大きな数字)が出てきたとき
豪ドルが売られると予想しています。
- 5%よりも良い数字(5%よりも小さな数字)が出てきたとき
豪ドルが買われる、もしくは上値が重たいと予想しています。
本日の注目経済指標
8月18日(水曜日)
15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
23:30 USD 原油在庫量
8月19日(木曜日)
01:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
03:00 USD FOMC議事要旨(7月28日分)
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
基本は買い目線。(2日〜1週間程度の目線)
予想ではそろそろリスクオフは後退するのではないかと考えています。
リスクオフが後退すれば円は売り戻されると考えています。
また、FOMC議事要旨でタカ派な内容が見えてくれば、米金利は上昇し、米ドルが買われるのではないかと思います。
109円前半や109円割れたところは買いポイント。
新たな要因が出てくるまでは、現在の要因だけで108円ミドルは割り込みにくい。
短期上昇チャネルを形成中です。1時間足のローソク足でも109円前半ではかなり強い髭をつけて反発している事から109はかなり硬いと思っています。
落ちても中期下降チャネルと短期上昇チャネルが重なっている108.9付近だと思っています。
ユーロドル
基本は売り目線。(2日〜1週間程度の目線)
FOMC議事要旨でタカ派な内容が出てくるかがポイント。
タカ派な内容が出てきて、ドル買いが進むとユーロドルは下落。
リスクオフが後退するときにユーロが買われる可能性があるので、円安やフラン安が進むときはユーロドルの上昇に注意。
上昇したところは売っていきたい。
ポンド円
ポンドは様子見。(2日〜1週間程度の目線)
指標の結果で方向性を決めたい。
指標結果に素直に反応 → 様子見
指標結果が悪いのにポンドが売られない → マーケットはポンドを買いたがっている
指標結果が良いのにポンドが買われない → マーケットはポンドを売りたがっている
指標結果とポンドの動きが乖離したときに上記の方向性にスタンスを変更していきたい。
流石に中期上昇チャネルでは反発したなと言いう印象だけど上とも下とも判断できないのでノーエントリーでいきます
ゴールド
ゴールドは売り目線。(2日〜1週間程度の目線)
リスクオフが後退すると金は売られやすくなります。
また、FOMC議事要旨でタカ派な内容が出てくると、米金利上昇とともに金が売られやすくなります。
金利の動向が最近のゴールドの取引材料となっているので、上記の理由から金利が上昇し始めた場合はゴールド売りを考えています。
・金利上昇=ゴールド売り
・金利低下=ゴールド買い
昨日は上昇チャネルで弾かれる場面もあったけど、また下限付近では買われています。
この感じを見ていると、売りのストップを巻き込んだ上昇が見れないと反転しなさそうに見えますね
チャネル割れではショートでついて行こうと思います!
今Hotな通貨!!
カナダドル円
カナダドルは売り目線。(2日〜1週間程度の目線)
原油価格は下落基調にありカナダドルの上値が重くなっています。
また、引き締めに関しては織り込み済みで材料視されていないことから、指標結果が良くても買われにくくなっています。
悪い指標結果が出てきたときにカナダドル売りを検討しています。
ポンドマンの本日のエントリー
記事投稿時点でのポンドマンの基本的なエントリーポイントです。
発生したファンダメンタルズや値動きの付け方によっては随時変更する可能性がありますが、変更や追加に関してはDiscordで随時共有して行こうと思います!
通貨 | エントリーの有無 | 買いOr売り | 価格 | 利確/損切り |
ドル円 | あり | 買い | 108.8〜109 | 110/108.5 |
ユーロドル | あり | 売り | 1.177~1.179 | 1.168/1.182 |
ポンド円 | なし | なし | なし | なし |
ゴールド | あり | 売り | 1909 | 1778/1912 |
最後に1つお願いしたい事があります・・・。
毎日相場の分析記事を書いています!1記事書くのに大体2〜4時間かかります。。
結構頑張って書いている記事で内容には絶大なる自信があります。
なので、見た方は【いいね】と【リツイート】をしていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!
今のところ反応がよかったら毎日続けて行こうかなと思っています!
どうかよろしくお願い致します🙇♀️
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