みなさん、お疲れ様です!
この記事では、先週の相場分析と来週の相場のポイントをファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの来週のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
なにか疑問点や質問等がありましたら、無料で入れる「Poundman Trade Information」にて聞いて頂ければお答えします!
先週の相場まとめ
先週は夏休みシーズンで閑散相場の見本のような1週間でした。
まず、週明けは夏休みシーズンで取引量が低下、東京やシンガポールが祝日で取引量が低下、オセアニア市場でまだ参加者が少なく取引量が少ない時間帯と、1番狙われやすい条件がそろっているところにゴールドの売りが入り、節目を抜けたことによってストップを巻き込み、売りが売りを呼ぶ展開となり金相場はフラッシュクラッシュを起こし、1時間もしないうちに4%を超える下落となりました。
4%超の下落、ドル円に換算すると約4.5円(約450pips)の下落が1時間もしないうちに起きたことになります。
フラクラで記憶に新しいのが、2019年正月に起きたドル円のフラクラ。
こちらも正月で取引量が低下しているところで、午前の取引量が少ない時間帯にクラッシュしました。
前回のフラクラの値動きを見てみます。
左のチャートが2019年に起こったフラクラのドル円チャートになります。
こちらも約4円(約400pips)くらい下落しています。
右側がフラクラが発生した2019年1月3日の株価です。前回のフラクラの起因がアップルショックであった為、株価も大きく下落、Vixは大きく上昇しています。
このようなフラクラは取引量の低下しているときに起きやすい、閑散相場で一番気をつけなくてはいけないことの1つです。
たまたま、ポジションがいい方向で持っていればラッキーですが、反対方向のポジションを持っている場合はかなりやばい状況に・・・というか必ずゼロカットされてしまうので、気をつけたいところです。
その他の通貨では、小動きな展開が続き方向感を模索する展開が続きました。
米ドルは米金利の上下につられ、経済指標の結果で上限する展開が続きました。
週末にかけては15日の米国債の償還・利払いによるレパトリの円転(円高ドル安)観測から、円買いとドル売りが進み、8月の円高アノマリーがドンピシャな週末でした。
来週の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
長期(~1カ月) | 中期(~1週間) | 短期(~1日) | |
相場全体 | リスクオン | リスクオン | リスクオン |
ドル円 | 上昇 | レンジ | 底堅い |
ユーロドル | 下落 | レンジ | 下落 |
ポンド円 | 上昇 | レンジ | レンジ |
ゴールド | 下落 | レンジ | 上昇 |
ダウ | 上昇トレンド | 上昇 | 上昇 |
それでは、今週のポイントについてみていきましょう!
今週のファンダメンタルズ注目点
8月17日(火曜日)
10:30 AUD RBA理事会議事要旨(8月3日分)
15:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均所得・失業保険申請件数
21:30 USD 米小売売上高
8月18日(水曜日)
02:30 USD パウエルFRB議長発言
10:30 AUD 豪賃金指数
11:00 NZD RBNZ理事会・政策金利・声明文発表
15:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
21:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)
8月19日(木曜日)
03:00 USD FOMC議事要旨(7月28日分)
10:30 AUD 豪雇用統計・失業率
8月20日(金曜日)
08:05 AUD ケントRBA総裁補佐発言
15:00 GBP 英小売売上高
21:30 CAD カナダ小売売上高
1)RBNZ理事会(ニュージランド)
8月11日(水曜日) 11:00
注目度 | 高い |
織込み度 | 0.25%利上げを織込んでいる |
バイアス | 特になし |
利上げ幅と年内利上げについて注目
利上げが予測される理由
- コロナ感染拡大を止めることに成功しており、経済活動は正常化
- 住宅価格の高騰が問題になっている(利上げをして高騰を止める必要あり)
- 0.5%の利上げを予想しているところもある
声明文では、年内の利上げ幅についてどのように考えているのか、何回の利上げを考えているのかに注目しましょう!
最近のNZドルはある程度利上げを織り込んでいるため上値が重くなっています。
追加利上げに触れられてもNZドルが伸びない場合は、NZドルの上値は重く、売り場になる可能性があるので値動きに注目です。
2)議事要旨
FOMC議事要旨(アメリカ)
8月19日(木曜日)03:00
強い雇用指標や、経済の正常化が進んでいる米国ではFRBの引き締めが注目されています。
議事要旨の内容を受けて引き締め期待が高まれば、米金利は上昇、米ドルが買われる展開を予想しています。
引き締めに関するヒントや引き締めに関して議論されたのかに注目
FRBの引き締めに注目する理由
- 強い雇用統計
- 経済の正常化が進んでいる
- FOMCメンバーから引き締めに前向きな発言が出ている
7月のFOMCでは引き締めのヒントは出てきませんでしたが、その後のFOMCメンバーからの発言からは引き締めに前向きな発言が出てきています。
7月のFOMC議事要旨が発表され、引き締めに関するヒントや引き締めに関して議論されたのか、内容に注目しています。
また、議事要旨の発表を受けて米金利の動向も併せて注目しています。
RBA理事会議事要旨(オーストラリア)
8月17日(火曜日)10:30
8月のRBA理事会は、7月のRBA理事会で減額された量的緩和額(40億豪ドル)を撤回して、現在の量的緩和(50億豪ドル)を継続すると予想されていましたが、撤回されませんでした。
追加緩和や量的緩和の減額撤回が予想されていただけに、売られていた豪ドルは買い戻されました。
現在の量的緩和(50億ドル)は9月で終了。
9月以降は10億ドル減額した40億ドルの量的緩和を実施する。
量的緩和の減額撤回は全く議論されなかったのか、議事要旨の内容が注目されています。
内容次第では、追加緩和や量的緩和の減額撤回の期待が進み、豪ドル売りが進むのではないかと注目しています。
3)雇用指標
多くの中央銀行はインフレ率を金融政策の判断材料としていますが、コロナ禍でベース効果から物価上昇はどの国でも起きていて、中央銀行は雇用指標も併せて重要視しています。
そのことから雇用に関する指標に注目が集まっていて、雇用が回復していると引き締め期待が高まり、通貨買いに繋がる可能性を考えています。
豪州
今週の豪州は雇用統計(8月19日木曜日10:30)と賃金指数(8月18日水曜日10:30)に注目していて、特に賃金指数に注目しています。
5月のRBA議事要旨で「賃金の伸びが3%を超えないとインフレ目標を達成できない(利上げできない)」との見解を示していることから、賃金の伸びを示す賃金指数に注目が集まっています。
前回結果 | 今回予想 |
+1.5% | +1.9% |
予想を上振れすることが出来るのか!?どこまで3%に近づくことが出来るのか!?注目です。
また、雇用統計では失業率に注目していて、前回発表の失業率4.9%は10年ぶりの水準まで回復しています。
コロナ前のRBAは失業率に注目しており、失業率が5%を割り込むと引き締め期待が高まると言われていました。
コロナがなければ、失業率4.9%は引き締めに動いても良い数字です。
7月以降の豪州ではコロナ感染者数の再拡大によりロックダウンが再開していることから、失業率の悪化が懸念されていて、改善が続いていた失業率がどこまで維持できるか注目です。
失業率が悪化したり、賃金指数が予想を下回ることがあれば、引き締め期待は後退し、追加緩和の期待が高まり、豪ドル売りが進む可能性が予想されます。
今週の雇用統計と賃金指数はRBAの金融政策判断に大きな影響を与え、しかも賃金指数は四半期に1回しか発表されないので、豪ドルにとっては重要な1週間になるのではないかと注目しています。
英国
英雇用統計・失業率・平均所得 (8月17日15:00)
英中銀(BOE)は引き締めの前に利上げとの発言も出てきていることから、失業率が改善されていれば利上げ期待が高まる可能性を考えています。
英国ではワクチン接種が進み、段階的に規制を解除し経済再開してきました。
6月中旬で外出規制などの規制はすべて解除され、経済は正常化に向かっていることから失業者も減ってきているのではないかと期待されています。
どこまで失業率が低下しているか注目です。
4)物価指標
英CPI(消費者物価指数):8月18日(水曜日)15:00
カナダCPI(消費者物価指数):8月18日(水曜日)21:30
今週は英国とカナダで物価指標、CPI(消費者物価指数)が発表されます。
コロナ禍で各国の中央銀行は大量の量的緩和を行っており、インフレ懸念が高まっています。
カナダは引き締めを始めており、次の引き締めに動くのか注目されており、物価指標CPI(消費者物価指数)に注目が集まります。
英国も低金利・量的緩和政策がとられており、引き締めにいつ動くのか物価指標CPI(消費者物価指数)に注目が集まっています。
今週発表のCPI(消費者物価指数)が大きく上振れることがあれば、引き締め期待が高まり、通貨が買われる可能性があるので要注目です。
5)リスク要因
最近のマーケットはリスクオフとリスクオンが日々入れ替わる展開が続いています。
リスク要因に注目して、リスクオフが続くのか、すぐにリスクオフが後退するのか、判断していきたいと思います。
現在注目されているリスク要因は以下の通りです。
・米国の債務上限問題
・米中リスク
・アフガニスタンやイスラエル、イランなど中東リスク
・エルドアン大統領による中銀更迭リスクと更迭によるリラ安リスク
なかでも注目している要因はコロナデルタ株とアフガニスタンです。
デルタ株は世界的に感染拡大が懸念されています。
英国や米国はワクチン接種により、感染者数が増えても重症者数が増えないだろうということで規制はかけていません。
ただ、重症者数が増え始め、規制を発表すると、景気後退懸念から一気にリスクオフが進む可能性があります。
中国でデルタ株の感染が拡大しているようで、中国経済にも影響する可能性が懸念され、中国経済の後退は欧州や豪州を中心に世界の景気後退懸念に繋がる可能性があります。
アフガニスタンではタリバンの進攻が話題になり始めています。
アフガニスタンのガニ大統領はタリバンの進攻でタジキスタンに出国したとの一部報道も出ています。
タリバンが急侵攻していることで、欧米諸国の大使館員や在留している外交スタッフ、自国民などの出国もさせています。
米軍や英国軍の派遣も検討されているようで、本格的に地政学リスクに進む可能性があるので注目しています。
来週の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
基本はドル買い
今週の米ドルは売り材料と買い材料が入り混じる展開。
夏休みシーズンで取引量も少なく、方向感がつかみづらい展開だと思われます。
中長期では米ドル買いと見ていることから、米ドル安が進んだところでは買いたいと思います。
・米国債の償還・利払いによるレパトリ
・コロナ感染拡大による景気後退
・FRBによる引き締め期待による金利上昇
109.2で1投目の買いを入れます。
109〜108.8では最終的な買いを入れて行こうと思っています。
発生する売り要因によっては、撤回し、しっかり底を作ってから買いでエントリーしようと思います。
ユーロドル
ユーロ売り目線
欧州ではコロナ感染拡大により、経済正常化が遅れています。
欧州各国ではワクチンパスポートによる制限やワクチン義務化の話が出ていて、経済再開に慎重な姿勢です。
このことから景気回復の遅れがユーロの上値を重くしています。
また、ECBは緩和姿勢を継続していることもユーロの上値を重くしていると思われます。
・中国の景気後退懸念
・トルコリラ安
・ドイツ総選挙が近づき混乱懸念
・売られすぎによる調整買い
先週予想していたより上昇しましたが、変わらず下目線です。
4時間足で200EMAを2本連続で超えていった時に下目線は一旦解消すると思います。
その場合は何かしらのファンダメンタルズが出ていると思いますが・・・
今くらいの価格で売りを積んでいくか、ちょっと上昇して1.83付近で売っていくかの2パターンで考えています。
ポンド円
買い目線だったが…方向性模索
先週の英国4~6月期GDPや月次GDPの数字は悪くなかったにもかかわらず、ポンドは軟調に推移。
経済指標などのファンダメンタルズとポンドの値動きが逆行しています。
今週はCPI(消費者物価指数)や雇用統計が発表されるので、ポンドの動きに注目。
指標結果と値動きからポンドの方向性も見極めたいと思います。
・良い指標結果なのにポンドが上昇しない、もしくは下落 → 様子見もしくはポンド売り目線
・悪い指標結果でポンド下落 → 様子見もしくはポンド売り目線
・悪い指標結果なのにポンドが下落しない、もしくはポンド上昇 → ポンド買い目線
節目となる価格はありますが、方向性を掴めていないので大きなポジションは取りにくいです
基本は買いで、節目の価格帯で入り、ポジションを追加していく方針です!
カナダ円
カナダドル売り目線
カナダ中銀はすでにテーパリングを始めており、追加のテーパリングは材料としては弱い。
カナダ中銀の注目材料としては利上げに移っているので、利上げ期待が進まないとカナダドル買い材料が出てこないと思われます。
カナダドルの売り要因としてはコロナ感染拡大や原油価格の下落が挙げられます。
今週発表のCPI(消費者物価指数)や小売売上高の結果とカナダドルの値動きに注目しています。
指標結果が強い結果にもかかわらず、カナダドルが上昇しない、もしくは往って来いなど上昇が限定的だった場合は良い売り場、売りのチャンスだと考えています。
指標結果が弱かった場合は、売りが継続するか注目していきたいと思います。
ゴールド
戻り売りスタンス
金相場は米金利が重要。
米国の経済指標や要人発言などで米金利が上昇するのか、下落するのかによってゴールドの方向性が見えてきます。
米金利とゴールドは逆相関の関係性にあります。
・金利上昇=ゴールド売り
・金利低下=ゴールド買い
また、上記で記載したリスク要因は要注意です。
長続きするようなリスクオフが進めば、ゴールドの上昇がトレンドになる場合もあります。
リスク要因に関するヘッドラインや、リスクオフを察知するためVIX指数や株価指数に注目です。
ここから更に買われていき、上昇トレンドになるパターンと、落ちていくパターンの2パターンで考えています。
金利を考慮して売り目線でいるので、節目で売って行こうと思っています。
発生したリスク要因によっては、売り目線を撤退させることになるので、大きな方向感を掴むのに重要な週になると思っています。
今Hotな通貨!!
今週はオセアニア通貨に注目しています。
ニュージーランドでは金融政策発表が予定され、利上げがほぼ確実視されています。
豪州では金融政策に大きく影響する経済指標が予定され、週末には要人発言が予定されています。
どちらもトレンドが変わる可能性があることから、重要な1週間となりそうです。
NZドル
買い目線だったが…理事会次第で方針転換
今週のRBNZ理事会でどのような結果になるか、出てきた結果に対してNZドルがどのように動くのかで、今後のNZドルの方向性を見極めたいと思います。
(RBNZ理事会の注目点は上記参照)
・NZドルが売られた場合 → NZドル売りが継続する可能性が出てくるので、様子見もしくは売りスタンスに変更
・NZドルの売りが限定的 → まだ利上げ期待が残っており、まだNZドル買いの可能性があり、買いスタンス継続
・NZドルが買われた場合 → NZドルの上昇は限定的と予想、様子見姿勢にスタンス変更
・NZどるが買われなかった場合 → 買い材料出尽くしで売られやすくなる可能性があり、様子見もしくは売りスタンスに変更
0.25%の利上げもしくは0.5%の利上げに加えて、声明文で追加利上げについて触れられていた場合は、NZドルの買いが続く可能性があります。
・NZドルが買われた場合 → 利上げ期待で買いは継続すると予想、買いスタンス継続
・NZドルが買われない場合 → 材料出尽くしで売られやすくなる可能性があり、様子見に変更
豪ドル
売り目線
豪州は買い要因が見当たらず、売り要因が多く、IMM通貨先物ポジションでも豪ドル売りが積みあがっている。
豪ドル売りトレンドは、まだ続くのではないかと見ている。
今週発表の雇用統計と賃金指数に注目。(内容については上記参照)
失業率が先月よりも改善し、賃金指数が予想を大幅に上回り3%に近づいた場合は、一旦調整の豪ドル買いが出てくるのではないかと見ている。
雇用や賃金指数の発表で強い結果が出たうえで、週末に予定されているケントRBA総裁補佐の発言で引き締めや利上げ期待が進むような内容が出てきた場合は、豪ドル売りのスタンスをいったん解消しようと思っています。
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