【8月13日ポンドマンのトレード分析】円高注意！８月の円高アノマリーがやってきます。

みなさん、おはようございます！
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです！

昨日注目されていた英国GDP・トルコ政策金利発表は、ともに予想通りの結果となりました。

英国の4～6月期GDP速報値は予想通りの結果、月次GDPの前月比が予想を上回る内容となりました。
やや予想を上回る結果だったものの、発表後のポンドの値動きは限定的、その後ジリジリとポンド売りが進む展開となり、指標結果と値動きに逆行現象が出ています。

トルコの政策金利は予想通りの据え置きが発表、昨日のシナリオ１の通り若干トルコリラは上昇しましたが上値は限定的、13円台回復とはなりませんでした。
今後のエルドアン大統領に注目が集まります。

マーケット全体は閑散相場で方向感がつかみづらい、小動きな展開となりました。
このような流れは本日も継続しそうです。

１）リスク要因

本日は重要な経済指標も少なく、要人発言も予定されていないことから、取引材料はリスク要因に注目が集まると思われます。
また、週末にリスク要因で、週明けに窓を開ける可能性もあるのでポジション調整はしっかりと注意しておきたいと思います。
主なリスク要因は以下の通りです。

リスク要因はいくつかありますが、中でもコロナ感染者数の増加による規制とエルドアン大統領による中銀総裁更迭によるリラ安リスクに注目しています。

日本をはじめ、世界的にデルタ株の感染拡大が問題になっています。
米国や英国でも感染者は拡大していますが、ワクチンの接種により重症者数が増えないと見込んで規制は発表せず経済活動は通常運転です。
米国や英国で規制が発表された場合はイッキに景気後退懸念に繋がり、イッキにリスクオフに傾く可能性があるので注意しておきたいと思います。

また、昨日のトルコ中銀は市場予想通り政策金利の据え置きを発表しました。
利下げ圧力をかけているエルドアン大統領にとっては歯がゆい結果で、利下げに応じない中央銀行の総裁を更迭してきた過去があるエルドアン大統領の行動に注目が集まります。

5か月連続で据え置きを発表した中央銀行総裁に対して、エルドアン大統領はそろそろ行動に移すのではないか、中銀総裁が更迭されるのではないかと注目しています。
中銀総裁が更迭されればリラ安が進み、トルコリラの暴落に繋がる可能性があるので要注意です。
リラ安の影響は以下の通りです。

２）米国債の償還・利払い

8月15日の米国債償還・利払いによる円転観測から、円高・ドル安が進まないか注目しています。

償還利払いによる円転は15日の利払い後ですが、円転によって円高・ドル安が進むのではないかとの観測により、マーケット参加者が前もって円を売っておこうという動きに繋がります。
この動きは8月の円高アノマリーの要因の一つになっています。
本日は目立った取引材料が少ないことから、アノマリーなどが影響しやすくなるので要注目です。

109.9~110.15あたりは積極的に買って行こうと思っています！

ユーロドル

基本は売り目線。

昨日の米30年債の入札が低調に終わり金利が上昇していることから米ドル高は継続すると見ていますが、上記の通り米国債の利払い要因によって一時的にドル安が進む可能性があります。
ただ、ドル円でも書いた通り米国債の償還利払い要因は一時的なものなので、米ドルが売られてユーロドルが上昇したところはチャンスだと見ています。

1.17539あたりの抵抗帯を抜けてきた場合、次は1.177〜1.179あたりを見ています！

ポンド円

ポンドは基本は様子を見て下位場を探したい。

昨日の英国GDPは予想通りの結果でしたが、内容はかなり良いものでした。
ただ、ポンドは下落しています。
悪くない指標結果に対してポンドの値動きは弱い、逆行現象が起きています。

ポンドの下落は一時的なものなのか、ポンド売り圧力が出てきているのか、見極めたいと思っています。
売りが継続するようであればトレンド転換なのかもしれませんが、昨日のGDPの内容などから見るファンダメンタルズ分析では利上げ期待によるポンド買いは継続すると見ており、ポンド売りの調整が終われば良いポンドの買い場になるのではないかと見ています。

持っていたポンド円ロングは微益で決済しました！思ったより伸ばせなかったですね
昨日から上値が重く落ちてくる展開になっています。

目線としてはポンド円ロングなので、節目節目では買いを入れて様子を見ようと思います！
どこで買いを入れるかっていうのはコミュニティでその都度共有していきます！

ゴールド

ゴールドは売り目線。

昨日の米指標や30年債の入札結果から米金利は上昇しています。
また、先日米議会で60兆円規模のインフラ投資法案が可決されたことに加え、3.5兆ドルの米予算決議が承認されたことで、米金利は上昇しやすい状況です。

リスク要因に火が付き、リスクオフにならない限りはドル買い・ゴールド売りが強いと思われます。

金利の動向が最近のゴールドの取引材料となっているので、上記の理由から金利が上昇し始めた場合はゴールド売りを考えています。

・金利上昇＝ゴールド売り
・金利低下＝ゴールド買い

昨日はゴールドショートをしていたのですが、建値でカットされました！

引き続きショート目線ですので、1866あたりでショートを狙っていきたいと思います！

今Hotな通貨！！

日本はお盆、欧米では夏休みシーズンということで流動性が低下しています。
ボラティリティも低下して、取引チャンスが少なくなっています。

小動きで方向感のない相場が予想され、週末を控えてポジション調整の動きで急変もあるので、長いポジションは控えるかポジション量を調整するなど、リスク管理はしっかりとしておきたいと思います。

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