みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!
- 米CPI(消費者物価指数)が予想を上回る
- 日銀が指値オペを通告
昨日、注目されていた米CPI(消費者物価指数)は前月比0.6%(予想:0.5%)前年比7.5%(予想:7.3%)を上回り、変動の激しいエネルギーと
米10年債利回りは一時2.0451%
米CPI(消費者物価指数)の結果を受けて金利が上昇したことで、臨時FOMCが開催され利上げが行われるのではないかとの噂が出ています。
指し値オペの発動は2018年7月以来です。
発表後は円売りが進み、ドル円は116円手前まで上昇し、その他通貨に対してもクロス円が上昇する展開となりました。
本日の注目経済指標
2月11日(金曜日)
東京市場休場(建国記念日)
16:00 GBP 英四半期GDP(10~12月期)(速報値)
17:05 EUR エルダーソンECB専務理事発言
2月12日(土曜日)
00:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(予想:67.5
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(1週間〜1ヶ月) | 短期(~1週間) |
相場全体 | リスクオフ | リスクオフ | リスクオフ |
ドル円 | 上昇 | レンジ | 上昇 |
ユーロドル | 上昇 | 上昇 | 底堅い |
ポンド円 | 上昇 | 上昇 | 上昇 |
ゴールド | 上昇 | 上昇 | 上昇 |
ダウ | レンジ | 下落 | 上値重い |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!
2)リスク要因
現在のリスク要因は?
- ウクライナ情勢に注目!
- 株価に注目!
- 原油価格に注目!
リスク要因は週末に進む可能性があり、週明け窓開けの可能性があるので注意しておきたい、ポジション調整・リスク管理はしっかりとしておきたいと思います。
週末のリスクとして急浮上してきているのが米国の臨時FOMC、緊急利上げです。
兆候として株価が大きく下落したり、金利(2年債)が急騰したりするのではないか思います。
株価や金利の動向には注意しておきたいと思います。
その他リスク要因の詳しい内容は週間分析にまとめてますので参照ください。
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:ミシガン大学消費者信頼感指数・米金利・日本10年債利回り
基本は買い目線。
日銀が指値オペを通告したことで日本の長期金利の上昇を抑制することがわかり、円安が進んでいます。
対して米国は臨時FOMCの可能性が噂されるなど、金利上昇・利上げが意識されています。
この金融政策の違いが金利差拡大に繋がり、ドル円は上昇するのではないかと考えています。
注意しておきたいポイントはリスクオフです。
ウクライナ情勢や金利上昇による株価下落など、リスクオフが進んだ場合は円高が進む可能性があるので注意しておきたい。
また、緊急利上げが意識された場合、株価が大きく下落する可能性があり、リスクオフが進む可能性があるので注意しておきたい。
ただ、円高が進んだ場合はドル円の買いチャンスとして買い下がっていきたいと考えています。
ユーロドル
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:ミシガン大学消費者信頼感指数・リスク要因
ユーロドルは買い目線。
先週のラガルドECB総裁の記者会見からユーロの潮目が変わり、引き締め方針に期待が集まり、今まで売られていたユーロ売りポジションを踏み台にして上昇しています。
ただ、FRBの引き締め期待による米ドル買いと、ECBの引き締め期待によるユーロ買いどちらも勢いを相殺してユーロドルはレンジになる可能性があります。
日銀は指値オペを通告するなど、緩和姿勢から円安が進む可能性が高いことから、ユーロを買う場合はユーロ円のほうが上昇しやすいのではないかと考えています。
基本方針はこのようにユーロ買いですが、臨時FOMCの開催や米金利が上昇した場合はドル買いが強くなる可能性があるので注意しておきたいと思います。
リスク要因でウクライナ情勢がユーロの重しになっています。
ウクライナ情勢に関するヘッドラインに注目です。
また、先週の大きな上昇から調整が入っていないので、調整下落の可能性には注意しています。
ポンド円
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:リスク要因・ボリス政権
ポンドは追加利上げやQT(資産縮小)の可能性があることでポンドは底堅く推移すると思われます。
なので、円安が進むことでポンド円は上昇すると考えています。
昨日も指値オペを通告したことでポンド円は大きく上昇しています。
ポンドに関してはボリス政権が終わった際、ポンド売りに繋がるのか、それともポンド買いに繋がるのか注目。
虫の息のボリス政権が続くよりも、新政権になったほうが良いと考える人が多ければポンド買いに繋がるのではないかと考えています。
このような考えのもと、下げたところを買っていきたいと思います。
ゴールド
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:米金利・リスク要因
このことから、下げたところを買っていきたいと考えています。
ゴールドの相関性
米金利
金利上昇→ゴールド売り
金利低下→ゴールド買い
リスクオン・オフ相場
リスクオン相場→ゴールド売り
リスクオフ相場→ゴールド買い