【週間分析】オミクロン株の影響で再びリスクオフ相場!?

みなさん、お疲れ様です!
この記事では、先週の相場分析と来週の相場のポイントをファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの来週のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
なにか疑問点や質問等がありましたら、無料で入れる「Poundman Trade Information」にて聞いて頂ければお答えします!

先週の相場まとめ

先週のポイント

・OPECプラスが増産計画見直しに言及
・トルコリラが最安値を更新

・RBNZが予想通り利上げを発表
・米国が感謝祭で取引量低下
・新型コロナウイルスの変異種が発見

OPECプラスが増産計画見直しに言及
米国や中国、日本、インドなどが戦略石油備蓄(SPR)の放出に言及すると、OPEC加盟国にロシアなどの非加盟産油国を加えたOPECプラスは増産計画を見直すと発言
OPECプラスは、パンデミックで大きく減産していた産油量を徐々に増産していく計画を立てています。
ただ、ワクチン接種が進み経済活動が再開してくるとともに原油の需要が高まり、原油価格の上昇に繋がっています。
原油価格の上昇が物価高などに繋がり、経済に影響が出ると考えて、米国はOPECに対して増産を求めました。
それに対してOPECは増産計画の見直しはしないと発表したことで原油価格は上昇、米国は原油価格を抑える為に石油備蓄(SPR)の放出に踏み切りました。
そこでOPECプラスは価格を上昇させるために増産計画を見直すという発言に繋がったと考えます。
トルコリラが最安値を更新
トルコリラの下落が止まらず、ジリジリと安値を更新しています。
トルコリラ円で10円を割り込むと、売りが売りを呼ぶ展開となり一時8.5円まで下落し最安値を更新しました。
RBNZが予想通り利上げを発表
RBNZは市場予想通り0.25%の利上げを発表しました。
市場予想通りの利上げでしたが、一部では0.5%の利上げを予想しているところもあり、政策発表後はSell The FactによりNZドルが売られました。
その後もリスクオフの流れからNZドル売りは加速しています。
米国が感謝祭で取引量低下
先週の米国は木曜日が感謝祭で株式市場・債券市場・商品先物が休場、金曜日は感謝祭の翌日で株式市場・債券市場・商品先物は短縮取引となっています。
木曜日はほとんど動かない展開でしたが、金曜日はリスクオフに傾いたことで一方行に動いてしまいました。
取引量の低下はマーケットにポジションの偏りができやすく、大きな値動きにも繋がっています
新型コロナウイルスの変異種が発見
南アフリカで見つかった新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」がWTOの(最も警戒レベルの高い)懸念される変異種に登録され、欧州や英国、米国では渡航規制が課されています。
オミクロン株はワクチンの効果を薄めるとの噂もあり、感染拡大に繋がり経済の停滞に繋がるのではないかとリスクオフ要因となっています。
世界的に株価は下落し、日経平均は一時890円超の下落、ダウ平均は1000ドル超に下落となっています。
リスクオフは円買いの動きに繋がり、金利の低下、原油価格の下落にも繋がっています。

来週の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

長期(1カ月〜3ヶ月) 中期(~1ヶ月) 短期(~1週間)
相場全体 リスクオン リスクオフ リスクオフ
ドル円 上昇 レンジ 底堅い
ユーロドル 下落 下落 上値重い
ポンド円 上昇 レンジ 底堅い
ゴールド レンジ 上昇 上昇
ダウ 上昇トレンド 上昇 上値重い

それでは、今週のポイントについてみていきましょう!

今週のファンダメンタルズ注目点

今週の注目指標

11月29日(月曜日)
17:30 JPY 黒田日銀総裁発言
19:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
22:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)

11月30日(火曜日)
03:00 USD クラリダFRB副議長発言
04:00 CAD マックレムBOC総裁、シェンブリBOC副総裁発言
05:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
05:05 USD パウエルFRB議長発言
07:05 USD ボウマンFRB理事発言
07:05 AUD デベルRBA総裁補佐発言
10:00 CNY 中国製造業・非製造業PMI
11:00 AUD デベルRBA総裁補佐発言
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
17:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率
18:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
22:00 GBP マンBOE外部理事発言
22:30 CAD カナダ7∼9月期GDP

12月1日(水曜日)
OPEC閣僚級会議
00:00 USD パウエルFRB議長発言(上院議会証言)
00:00 USD イエレン財務長官発言(上院議会証言)
00:00 USD 米消費者信頼感指数
09:30 AUD 豪四半期GDP
10:45 CNY 財新製造業PMI
17:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)
17:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)
18:30 GBP 英製造業PMI(改定値)
22:15 USD ADP雇用統計
23:00 GBP ベイリーBOE総裁発言
23:45 USD 米製造業PMI(改定値)

12月2日(木曜日)
OPECプラス閣僚級会合
00:00 USD パウエルFRB議長発言(下院議会証言)
00:00 USD イエレン財務長官発言(下院議会証言)
00:00 USD ISM製造業景況指数
00:30 USD 原油在庫量
04:00 USD ベージュブック(地区連銀経済報告)
09:30 AUD 豪貿易収支
22:30 USD 失業保険申請件数
22:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁

12月3日(金曜日)
01:30 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
10:45 CNY 財新サービス業PMI
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
17:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
17:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
18:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
22:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
22:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
23:15 USD ブラード・セントルイス連銀総裁(22年投票権)発言
23:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)

12月4日(土曜日)
00:00 USD ISM非製造業景況指数
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

1)リスク要因

ポイント!

現在のリスク要因は?

  • コロナ感染拡大リスク
  • 欧州リスク
  • 欧州vs英国
  • トルコリラ
  • 中国リスク

先週は取引量が低下しているところだったとはいえ、マーケットを大きくリスクオフに傾いており、大きな値動きに繋がっています。
今週はリスクオフに傾いているのかがポイントになるのではないかと考えています。

ポンドマン
リスク要因を把握して、長引く要因なのか短期的なのかを判断できるようにしておこう!

コロナ感染拡大リスク

オミクロン株の影響見極めに注目

先週金曜日にWHOは南アで発見された新型コロナウイルスの変異種をオミクロン株と命名し、懸念される変異型に分類しました。
米国が感謝祭で取引量が激減している状況で発表されたことで株価は下落、マーケットはリスクオフに傾いています
オミクロン株の影響がどこまで大きいものなのか、冷静に判断されたときにリスクオフが後退するのか、それともリスクオフが継続するのか、今週のマーケットの反応に注目です。

また、製薬会社からの発言やヘッドラインに注目です。

オミクロン株に対しての効果 経済状況
ワクチン効果ありの場合 一気にリスクオフは後退
ワクチン効果が薄い場合 一気にリスクオフが進む可能性

製薬会社やWHOなどの発言、オミクロン株の毒性などについてのヘッドラインに注目です。

ロックダウンや渡航規制、行動規制が発表されるとリスクオフが進みそう!

 

欧州リスク

天然ガス価格に注目

欧州はコロナ感染拡大に加え、ロシアやベラルーシとの対立、ポーランドのEU離脱リスクなど、リスク要因が多数控えています。

コロナ感染拡大が特に注目され、ドイツのロックダウンの話題が出てくるとユーロが売られる展開が続いています。
新しい変異種オミクロン株が出てきたことで、欧州のコロナ感染拡大に、さらに注目が集まると考えられます。

また、東欧リスクもあります。
ロシアやベラルーシに対して、人権問題などを巡りEUは制裁を課しています。
制裁を課したことで天然ガスの供給が問題となっており、今後影響が大きくなってくるのではないかと注目しています。

制裁が続くようであれば、今後の欧州の
天然ガス価格の上昇→天然ガス価格の上昇→電気代などの上昇→物価上昇
に繋がります。

ポーランドに関しては司法に関する見解でEUとポーランドは対立しています。
EUに対する不満が募り、いつEUからの離脱を言い出すかと懸念がすすでいます。
ポーランドがEUから離脱ということになると、ユーロは大きく下落するのではないかと注目しています。

 

英国vs欧州

北アイルランド議定書・英仏漁業権問題

ポンドマン
2016年6月に国民投票で離脱を決定し、2020年12月31日をもって英国はEUから離脱しましたが、英国と欧州では離脱に関する協議が未だに続いています!
離脱に関する協議をまとめたものの、北アイルランド(英国領)アイルランド(EU加盟国)の国境に関する取り決めをまとめた北アイルランド議定書の改定について対立しています!
北アイルランド議定書に関する報道で、
解決に向かえば ポンド買い
決裂に関するような報道であれば ポンド売り
ヘッドラインに注目です。
英仏漁業権
英国がEUに加盟している時は、欧州の国も英国領海で漁業をしていました。
ただ、英国がEUから離脱することで、英国は欧州各国による英国領海での漁業を禁止しました。
欧州各国は離脱協議で英国領海での漁業権を主張し、対立を続けています。
(離脱協定の中で英国も譲歩して、一定数の漁業に関して認めています)
なかでもフランスは英国領海での漁業権を主張しており、英国がこのまま拒否を続けるなら制裁措置を発動すると言っています。
英仏の間で漁業権を巡り争いが勃発するリスクには注意しておきしょう!💦
トルコリラ

トルコリラの下落により、トルコのデフォルト懸念が高まっています。
エルドアン大統領は未だに追加利下げに言及しています。
このことから、今週もリラ安が進む可能性があります。
リラ安が進めば、トルコ国債の償還・利払い額が増え、デフォルト懸念に繋がります。
トルコがデフォルトした場合、トルコ国債を多く抱えている欧州の銀行に飛び火し、今度は欧州リスクに繋がってしまいます。
トルコリラの下落に要注意です。

中国リスク

  • コロナ感染拡大
  • 中国不動産バブルの崩壊

中国ではコロナ感染者数が増え、来年の北京冬季五輪に向けて感染者数を抑える為にロックダウンを実施しています。
その事で経済活動の低下に繋がるのではないかと懸念されています。
今週は製造業・非製造業PMIの発表が予定されていることから、PMIが低下するのかに注目が集まっています。

また、中国恒大集団の利払いデフォルト懸念や、その他不動産バブルの崩壊などにも注目です。
中国リスクからのリスクオフには気を付けておきたいと思います。

 

米議会

議会での採決に注目

米国ではバイデン大統領による次期FRB議長の指名に注目が集まっていますが、バイデン大統領が指名してもその後の議会での承認が必要になってきます。
この状況で、米議会は大規模予算案の採決や、債務上限引き上げの採決などが残っています

また、今週はパウエルFRB議長やイエレン財務長官の議会証言が予定されています。
コロナ対応予算などについての発言が出てくるのではないかと注目しています。

 

 

2)経済指標

ポイント!

今週の注目指標は?
指標のポイントは?

  • 雇用統計に注目!
  • ISMに注目!
  • GDPに注目!
  • トルコCPI(消費者物価指数)に注目!

✔️雇用統計

1日 22:15 ADP雇用統計
3日 22:30 NFP雇用統計・失業率・平均賃金
3日 22:30 カナダ雇用統計・失業率

今週は米国でADP雇用統計とNFP雇用統計の発表が予定されています。
その他にもドイツやカナダでも雇用統計が予定されています。
共通して注目されているのは雇用者数です。
どの国でも人手不足が問題となっていることから、失業率は低下しやすい状況だと考えられれていますので、どこまで雇用者数を伸ばすことが出来るのかに注目です。

また、人手不足から時給の上昇が問題となっていることから、米国の雇用統計では平均時給にも注目です。

人件費(給与)の増加→コストの増加に繋る→物価の上昇に繋がります。
物価の上昇は利上げの前倒しに繋がると考えられ、金利上昇やドル買いに繋がるのではないかと考えます。
平均時給が予想を上回る結果が出てくるか注目です。

✔️ISM

2日 00:00 ISM製造業景況指数
4日 00:00 ISM非製造業景況指数

米国は人手不足やコロナ感染拡大、ボトルネック(供給不足)などから製造業やサービス業の景況感が悪化するのではないかと懸念されています。
景況感がどこまで悪化しているのか、悪化している場合はリスクオフに傾く可能性があるので注目です。

 

✔️GDP

30日 22:30 カナダGDP
1日 9:30 豪四半期GDP

今週は豪州とカナダでGDPが発表されます。
豪州はハト派スタンス継続を示していることから、予想よりも弱い結果が出てきた場合は豪ドル売りが加速するのではないかと考えています。
逆にカナダはタカ派スタンスで、利上げ期待が高まってきていることから、予想を上回る結果が出てきた場合はカナダドル買いが進むのではないかと考えています。
GDPの結果に注目です。

 

3)要人発言

ポイント!

今週の要人発言のポイントは?

  • FOMCメンバーの発言に注目!
  • 英中銀(BOE)MPCメンバーの発言に注目!
  • ECB理事会メンバーの発言に注目!

各中銀のポイントを把握して、誰の、どの発言が重要なのかを把握しよう!

✔️FOMCメンバー

30日 03:00 クラリダFRB副議長理事
30日 05:00 ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁
30日 05:05 パウエルFRB議長
30日 07:05 ボウマンFRB理事
1日 00:00 パウエルFRB議長
1日 00:00 イエレン財務長官
2日 00:00 パウエルFRB議長
2日 00:00 イエレン財務長官
3日 23:15 ブラード・セントルイス連銀総裁

FOMCは12月第3週目に予定されていて、来週の第2周目はブラックアウト期間には行ってしまいます。
なので、今週のFOMCメンバーの発言は重要になってきます。
特に22年と23年に投票権を持つメンバーの発言に注目です。
また、今週はパウエルFRB議長とイエレン財務長官の議会証言が予定されています。
経済対策案などについて発言が出てくると思います。
合わせて来年の利上げについて発言が出てこないか注目しています。

✔️英中銀(BOE)MPCメンバー

30日 22:00 マンBOE外部理事
1日 23:00 ベイリーBOE総裁

英中銀(BOE)は12月の利上げに注目が集まっています。
ブラックアウト期間に入る前に、各メンバーの政策スタンスを確認しておきたいと思います。
利上げ期待が高まればポンド買いに繋がります
特に前回利上げに投票しているラムズデンBOE副総裁とソーンダースBOE外部理事以外の理事から、利上げに関する発言が出てこないかに注目です。

✔️ECB理事会メンバー

今週はECB理事会メンバーの発言予定はありませんが、以下のような内容に注目です。
来月12月にPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の見直しが予定されています。
来月の見直しのヒントに繋がるような発言が出てこないか注目です。

足元では天然ガスの高騰などからインフレが進んでいる一方で、コロナの感染拡大によるロックダウンの再開など懸念材料もあります。

状況 金融政策への影響 値動き
インフレが進む状況 引き締め要因 ユーロ買い
ロックダウンなど 緩和要因 ユーロ売り

ECBがどちらの方向に進むのか、発言から方向性を確認していきたいと思います。

 

✔️カナダ中銀要人

30日 04:00 マックレムBOC総裁
30日 04:00 シェンブリBOC副総裁

カナダ中銀はテーパリングを完了し、次は利上げ時期に注目が移っています。
総裁、副総裁の発言から、利上げ時期のヒントに繋がるような発言が出てこないかに注目です。
来年の早い時期(上半期)に利上げの可能性が感じられるような内容が出てくるとカナダドルの買いに繋がるのではないかと考えています。

4)OPECプラス

ポイント!

原油価格は上昇?
増産計画は?

  • OPECプラス閣僚会議に注目!

ポンドマン
物価高の要因となっていた原油価格に繋がるOPECプラスの増産計画には注目だね!

今週はOPEC会合、OPECプラス閣僚級会合が予定されています。

先週の原油価格は急落、一時67ドル台まで下落しています。

下落の要因は

  • コロナウイルス変異型オミクロン株
  • 入国規制による経済の停滞
  • 人物の移動の減少の懸念
  • 燃料需要の低下の懸念

と考えられます。

また、もう一つの要因として日米中印などの戦略石油備蓄(SPR)の放出もあると思います。
OPECプラスは日米中印の戦略石油備蓄(SPR)の放出に対して、増産計画の見直しについて触れ、原油価格の下落に対抗する姿勢を示しています。
今週の会合で、増産計画について見直しが発表されるのか、増産されるのか、減産されるのか、内容に注目です。

需要の低下を盾に増産計画の縮小を発表した場合、原油価格は上昇するのではないかと考えています。
原油価格が下落している現在の状況で、増産を発表するとは思えませんが、増産を発表した場合は原油価格の大きな下落に繋がると考えています。

 

来週の通貨毎の分析

本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

ドル円

スタンス:買い目線

ポイント
・リスク要因
・経済指標
・要人発言

ポンドマン
取引材料が多すぎて、ボラティリティが高くなりそう!

基本はドル円買い目線です!
113円台は買っていきたいと考えています。
上は今の所115円は超えられないと考えているので、114円後半では利益確定売りを考えています。

まずはオミクロン株の危険度を計ることが重要です。
そこまで重要視しないで良いのであれば、すぐにリスクオフは後退し円安方向に動くと考えています。

ただ、リスクオフが進む場合や、指標結果が予想よりも弱い結果が続いた場合などは一時的に112円台もあり得ると考えています。
ただ、基本の上昇トレンドは変わっていないので、いいい押し目だと考えて買っていきたいと思います。

ユーロドル

スタンス:売り目線

ポイント
・欧州リスク
・コロナ感染拡大
・リラクラッシュ

ポンドマン
欧州は今の所、買い要因が見当たらない💦

欧州は英国・ベラルーシ・ロシアと対立しており、特にベラルーシ・ロシアとの対立が問題になっています。
そのため、天然ガスの高騰など経済に影響が出ており、ユーロ売り要因となっています。
また、欧州ではコロナ感染拡大が進み、リスク要因となってユーロ売りに繋がっています。
その他、トルコリラがクラッシュした場合もユーロ売りが進むと考えています。
ポーランドの独立問題も気になります。

このようにユーロは売り要因ばかりなので売っていきたいのですが、調整のユーロ買いやスイスによる介入などには注意しておきたいと思います。

スイス国立銀行(スイス中銀)による介入
スイスはユーロの国に囲まれているので、対ユーロでスイスフラン高を嫌います💦
フラン高が対ユーロで進んでおり、スイスフラン売り・ユーロ買いの介入ポイントまで来ています!
介入が入るとユーロ買いが進む可能性があるので注意しておきましょう!

 

ポンド円

スタンス:買い目線

ポイント
・英仏漁業権
・要人発言

ポンドマン
来月の利上げ期待に繋がるような発言が出てくるとポンド買い!

ドル円同様にリスクオフで売られたポンド円は、リスクオフの後退と同時に円売りが進み上昇していくのではないかと予想しています。
また、要人発言から利上げ期待に繋がるような発言が出てくるとポンドが買われると考えています。
なので、基本は買っていきたいと考えています。

注意しておきたいポイントとして、

  • リスクオフが進み円買いが進む展開
  • 英国と欧州の対立が表面化しポンド売りが進む展開

これらには注意しておきたいと思います。

 

ゴールド

スタンス:買い目線

ポンドマン
確定売りが出て上昇幅を縮めたけど、リスクオフではゴールド上昇しやすい状況だよね!!
ゴールドは一旦レンジを上抜けしたかに見えましたが、再度レンジ帯に戻ってきています。
なので、レンジ下限で買いを入れたい、基本は押し目買いで考えています。
リスク要因が多く、リスクオフが進んだ場合の安全資産としてのゴールド買いについていきたいと思います。
とはいえ、今週は経済指標や要人発言が多数予定されているので、ボラティリティも高くなると思われます。
指標や要人発言の時間を確認して、発表の急変にやられないようにしておきたいと思います。
ゴールドの相関性
✔️金利との相関性
金利上昇 → ゴールド売り

金利低下 → ゴールド買い

✔️リスク要因との相関性
リスクオン相場 → ゴールド売り
リスクオフ相場 → ゴールド買い

 

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