【10月19日】中国でデフォルト宣言はあるのか?!多数の要人発言にも注目しよう!

みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!

今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!

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昨日の相場まとめ

昨日のポイント

  • NZ四半期CPI(消費者物価指数)予想を上回る
  • BOEの利上げ観測報道
  • トルコリラ最安値更新

昨日早朝に発表されたNZ四半期CPI(消費者物価指数)は予想(前年比4.1%)を大きく上回り、前年比4.9%という結果となりました。
週間分析記事でも書いていたように追加利上げがかなり織り込まれていたため、予想を上回る結果を受けても大きな上昇には繋がっていません。
ただ、ニュージーランドの10年債利回りは上昇しているので、NZドルは底堅い動きになりそうです!

ポンドマン
ベイリーBOE総裁が利上げについて発言!
昨日ベイリーBOE総裁はインフレリスクの高まりに対して躊躇なく利上げする」と発言しました。
ただ、ベイリーBOE総裁は今までも利上げについて発言しているので、大きな反応には繋がっていません。
また、一部報道で「BOEは年末までに政策金利を0.50%に引き上げる」と報じられたことはポンドの下支えとなっているようです。

ポンドマン
トルコリラの下落が止まらない・・・!
トルコの金融政策発表を木曜日に控えて、利下げ観測を織込むようにしてトルコリラの売りが止まりません💦
対ドルでは一時9.3457リラと史上最安値を更新したほか、対円でも年初来安値となる12.22円まで下落しています!

本日の注目経済指標

本日の指標

10月19日(火曜日)
09:30 AUD RBA理事会議事要旨
18:15 EUR レーン・フィンランド中銀総裁発言
19:00 GBP マンBOE外部理事発言
20:00 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁、エルダーソンECB専務理事発言
21:00 EUR パネッタECB専務理事発言
21:05 GBP ベイリーBOE総裁発言
21:30 USD 米建築許可件数
22:00 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
23:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言

10月20日(水曜日)
00:00 USD デイリー・サンフランシスコ連銀総裁発言
03:50 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
04:00 USD ウォーラーFRB理事発言

本日の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

項目 長期(1カ月〜3ヶ月) 中期(1週間〜1ヶ月) 短期(~1週間)
相場全体 リスクオン リスクオフ リスクオン
ドル円 上昇 レンジ 上昇
ユーロドル 下落 下落 レンジ
ポンド円 上昇 上昇 上昇
ゴールド レンジ 下落 上値重い
ダウ 上昇トレンド レンジ 上昇

それでは、本日のポイントについてみていきましょう!

本日のファンダメンタルズ注目点

本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!

(1)要人発言

ポイント!

誰の発言に注目すればいいのか?
どのような発言に注目?

  • BOEは要人のスタンスに注目!
  • ECBは12月理事会のヒントに注目!
  • FRBは来年以降の利上げに注目!

詳しい解説はこちら!

(2)中国リスク

ポイント!

中国恒大集団はデフォルト?
中国恒大集団以外のデフォルトは?

  • 中国恒大集団のデフォルト宣言に注目!
  • 連鎖倒産に注目!
  • 為替報告書

詳しい解説はこちら!

それではここからは、上記の注目ポイントを詳しく解説していきます!

1)米金利

ポイント!

 

誰の発言に注目すればいいのか?
どのような発言に注目?

  • BOEは要人のスタンスに注目!
  • ECBは12月理事会のヒントに注目!
  • FRBは来年以降の利上げに注目!

ポンドマン
要人発言は各国中銀の違いが重要になってくるので週間分析記事を確認してね!
要人発言は「誰が」「どのような」発言をするかが重要です。
注目されている人が、驚きの発言や注目の発言をすることでマーケットは反応します。
今日の要人発言の中で注目の人とポイントをまとめてみました。

✔️BOE(英中銀)

注目の要人 ・マンBOE外部理事
・ピルBOE主席エコノミスト
・ベイリーBOE総裁
注目のポイント 年内利上げに関するヒントと要人の政策スタンス

新加入のマンBOE外部理事とピルBOE主席エコノミストの発言が予定されていて、タカ派の理事2名が抜けて新加入してきた理事なので、タカ派なのか、ハト派なのか、発言内容に注目

また、本日は利上げについて発言が続いている、ベイリーBOE総裁の発言も予定されています。
来月11月の利上げ期待が高まるような発言が、英中銀の3名からヒントが出てこないか発言に注目です。

 

✔️ECB(欧州中銀)

注目の要人 レーンECB専務理事兼主席エコノミスト
注目のポイント PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の取り扱い

弁護士・政治家出身のラガルドECB総裁と違い、金融出身のレーンECB専務理事兼主席エコノミストの発言をマーケットは重要視しているようです。

先日のECB理事会で、12月のECB理事会でPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)を見直すと言っているので、緩和政策について以下のような発言に注目が集まっています。

  • PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)は終了するのか?
  • PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)に替わる緩和政策が出てくるのか?

レーンECB専務理事兼主席エコノミストはややハト派なので、引き締めに向かうようなタカ派の発言が出てくるとユーロ買いに反応するのではないかと考えています。

 

✔️FRB(米中銀)

注目の要人 ウォーラーFRB理事
注目のポイント 来年以降の利上げに関するヒントと政策スタンス

注目の要人:ウォーラーFRB理事
注目のポイント:来年以降の利上げに関するヒントと政策スタンス

ウォーラーFRB理事は常任で投票権を持っていますが、発言期会が少ないので政策スタンスをしっかりと確認したいと思います。
テーパリングに関しては年内で織り込み済みなので、来年以降の利上げに関する発言に注目です。

2)中国リスク

ポイント!

 

中国恒大集団はデフォルト?
中国恒大集団以外のデフォルトは?

  • 中国恒大集団のデフォルト宣言に注目!
  • 連鎖倒産に注目!
  • 為替報告書

✔️中国恒大集団のデフォルト宣言
中国恒大集団は、一部では今日にもデフォルトを宣言するのではないかと懸念されています。
理由として、来週には猶予期間中の利払いが、猶予期間が終了するので、その前に宣言するのではないかと言われています。
デフォルトを宣言することで中国市場に影響が出るのではないか、上海総合指数や香港ハンセン指数に注目です。

✔️連鎖倒産・不動産バブルの崩壊に注目
中国では中国恒大集団以外にも、不動産業によるデフォルト報道がチラホラと出てきています。
連鎖倒産や不動産バブルの崩壊に繋がるような報道が続くと、中国の景気後退懸念に繋がるのではないかと注目しています。

中国に関するヘッドラインと上海総合指数や香港ハンセン指数に注目しておきましょう!
また、中国発のリスクオフに繋がらないか要注意しておきましょう!

為替報告書
米国は10月中旬に為替報告書を発表し、為替操作国や為替操作国の監視リストを発表します。
中国は一旦為替操作国に指定されたこともあり、トランプ政権時の貿易協定違反の可能性もあることから、米国と貿易摩擦に発展するリスクがあります。
為替報告書が発表されないか、米中貿易摩擦の再燃に注目しておきましょう。

本日の通貨毎の分析

本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

ドル円

買い目線2日〜1週間程度の目線

ポンドマン
114円をキープ出来るのか!

ドル円は買い目線。
ポイントは燃料資源価格の上昇。
原油価格が下落しない限り、貿易赤字による円売り懸念は無くならないと考えています。
中長期で円安のドル円上昇を予想しており、下げたところは買っていきたいと考えています!

ドル円下落の注意点
・北朝鮮によるミサイル発射によるリスクオフ:(本日午前に発射しています)EEZ内に落ちるようであればリスクオフの可能性あり
・米国の為替報告書発表:日本は監視国リストだと思われますが、為替報告書が発表された場合は一旦円買いに動く可能性あり
・中国リスクによるリスクオフ:上記中国リスクによるリスクオフで円買いが進む可能性あり

ユーロドル

売り目線2日〜1週間程度の目線

ポンドマン
ユーロドルの下落は米ドル次第なので米金利に注目!

ユーロドルは中長期で下落を予想。
ただ短期的にドル高一服から、調整のドル売りでユーロドルは上昇しています。
ユーロドルの上昇したところを売り仕掛けていきたいと考えています。

注目しているポイント
・レーンECB専務理事兼主席エコノミストの発言
・ウォーラーFRB理事の発言

ポンド円

買い目線。(2日〜1週間程度の目線)

クロス円は円安による上昇を予想。

ポンドは利上げ期待によるポンド買いが下支えとなっています。
本日、英中銀MPCメンバーによる発言が続くので、発言内容に注目。

注目ポイント
・ベイリーBOE総裁、ピルBOE主席エコノミスト、マンBOE外部理事の発言
・クロス円下落のリスクはドル円の注目点を参照

ゴールド

ゴールド売り目線(2日〜1週間程度の目線)

中国リスクによるリスクオフ、為替報告書が発表され貿易摩擦の再燃、北朝鮮のミサイルリスクなどが出てこなければ、ゴールドの上値は重たいままと予想しています。
リスクオフで1800ドルを超えた場合は、目線を一旦変更したいと考えています。

注目のポイント
・中国リスク
・為替報告書
・北朝鮮リスク

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