みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!
- 株価が大幅下落
- ウクライナ情勢がひっ迫
昨日の日本株は、先週末の米株下落を嫌気し上値が重い展開となり、日経平均は一時320円近く下落しています。
リスクオフの流れが強くドル円は下落し一時113.47円まで下げる場面もありました。
NY市場でもダウ平均は下落でスタートし一時1000ドル超下落、ただ引けにかけて上昇しプラスに転じて取引を終了しています。
ロシア軍はウクライナ国境付近に軍部隊を集結させており、ロシア軍によるウクライナ侵攻が現実味を帯びてきています。
米国防総省は、
本日の注目経済指標
1月25日(火曜日)
17:00 EUR ホルツマン・オーストリア中銀総裁発言
18:00 EUR ドイツIFO景況指数
1月26日(水曜日)
00:00 USD 米消費者信頼感指数
03:00 USD 5年債入札
06:45 NZD NZ貿易収支
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合における主な意見
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(1週間〜1ヶ月) | 短期(~1週間) |
相場全体 | リスクオフ | リスクオフ | リスクオフ |
ドル円 | レンジ | レンジ | 上値重い |
ユーロドル | 上昇 | レンジ | 上値重い |
ポンド円 | 上昇 | レンジ | 上値重い |
ゴールド | 上昇 | 上昇 | 上昇 |
ダウ | レンジ | 下落 | 上値重い |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!
1)金利・株価
今日の株価は安定する?
金利の動向は?
- 米5年債入札に注目!
- VIX指数に注目!
- リスク要因に注目!
株価のボラティリティが高くなっています。
昨日の米株式市場でもダウ平均が一時1000ドル超の下落の後、プラス圏まで戻すといった往復で2000ドル超の値動きとなっています。
為替市場でも株価下落(リスクオフ)に連動するように、円高が進み後退しました。
本日も金利や株価の動きがマーケットの中心となるのではないかと注目しています。
そこで注目しているのは「米5年債入札」「VIX指数」「企業決算」の3点です。
リスクオフが進む状況で国債入札に資金が集中するようであれば、金利は低下する可能性→株価上昇要因となりそう。
VIX指数はリスクオフ相場で、どこまでリスクオフが進んでいるのかを計る指標として注目されているもの。
VIX指数が上昇するとリスクオフが進んでいるとみられます。
株価下落の要因の一つにNetfllixの決算発表があります。
予想を下回ったNetfllixの決算で売りが進み、売りはハイテク株に影響し株価下落が進んでいます。
リスクオフが進む要因であるリスク要因は以下を参照してください。
2)リスク要因
軍事衝突の可能性は?
制裁の可能性は?
- ウクライナに関するヘッドラインに注目!
ウクライナ情勢が意識されユーロの頭を重くしています。
また、マーケット全体的にリスク要因に敏感となっており、クロス円も下落しています。
週末なのでリスク管理のためにも、リスク要因を把握しておきましょう!
ウクライナ情勢
現在のウクライナを巡る状況
・ロシア軍は国境付近に軍部隊を集結
・米国は駐ウクライナ大使館員の家族を帰国させる
・カタールなど天然ガス輸出国とガス供給について協議
ウクライナを巡る状況は逼迫しており、軍事衝突の可能性が高くなってきています。
軍事衝突ではなくても、制裁合戦の可能性は高くなっています。
制裁もしくは軍事衝突などが起きた場合は、さらにリスクオフが進む可能性があるので、ウクライナ情勢に関するヘッドラインに注目です。
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
売り目線(2日〜1週間程度の目線)
買い目線(長期)
ポイント:株価・リスク要因
現在のマーケットはリスク相場、リスクオフが進むと円高が進み、リスクオフが後退すると円安が進みます。
なので、短期的にはリスクオフを気にかけながら売り回転を考えています。
ただ、リスクオフはいつまでも続かないと考え、大きく売りが進んで112円台まで売りが進んだ場合は長期保有を前提に買いを入れたいと思います。
ユーロドル
売り目線(短期)
買い目線(中長期)
ポイント:ウクライナ情勢
ユーロはリスク要因から上値が重くなっています。
ウクライナ情勢、中東の地政学リスクなど意識され、ユーロの上値を抑えている状況です。
リスクオフが進むとドル買いも進むのでユーロドルは下落しやすく、リスクオフが後退するとユーロが買われドル売りが進むと考えています。
VIX指数などを確認し、リスクオフを背景にユーロドル売りを短期取引で考えています。
ポンド円
買い目線(様子見)(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:リスク要因
引き締め局面でポンドは底堅い状況を考えています。
ポンドは買い目線なのですが、リスクオフからクロス円が下落している状況。
短期的にリスクオフでポンド円の下落を拾っていこうと考えています。
もしくはドル円同様に大きく下落したところを、ポンド円の買いを入れたいと考えています。
ゴールド
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:米金利・リスク要因
このままリスクオフが継続するならば、ゴールドは買い回転を考えています。
ゴールドの相関性
米金利
金利上昇→ゴールド売り
金利低下→ゴールド買い
リスクオン・オフ相場
リスクオン相場→ゴールド売り
リスクオフ相場→ゴールド買い