みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
昨日は今週のメインイベント、注目のCPI(消費者物価指数)が発表されました。
結果は市場予想に対して概ね予想通り、変動幅の大きい食品やエネルギーを除いたコアCPI(消費者物価指数)の前月比が予想を若干下回りました。
概ね予想通りだったものの、好調な雇用統計で引き締め期待が先行していたことと、先月のCPI(消費者物価指数)の内容と比べるとインフレ率が鈍化したことから、発表後の米ドルは売りで反応。
米金利は低下し、金利の低下により金価格は上昇しています。
また、先日の60兆円規模のインフラ投資法案が可決されたことに加え、3.5兆ドルの米予算決議が承認されたこともあり、株価は堅調に推移しています。
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(~1カ月) | 中期(~1週間) | 短期(~1日) |
相場全体 | リスクオン | リスクオン | リスクオン |
ドル円 | 上昇 | レンジ | レンジ |
ユーロドル | 下落 | 下落 | 上値重い |
ポンド円 | 上昇 | レンジ | 上昇 |
ゴールド | 下落 | レンジ | 上値重い |
ダウ | 上昇トレンド | 上昇 | 上昇 |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
1)トルコ政策金利
注目度 | やや高い |
折込み度 | 据え置きを織り込んでいる |
バイアス | トルコリラの上値重い |
政策金利の発表でトルコリラ安が進むかに注目。
リラ安が進んで節目を割り込み、トルコリラショックの再来の可能性に注目している。
トルコリラ暴落がマーケットに与える影響
トルコリラの価値が下がるとドル建てやユーロ建ての国債利払いや償還コストが増加します。
これは、リラ安が進むとトルコ債デフォルトの可能性が高まることを意味します。
外貨準備高が激減しているトルコは、デフォルトと隣り合わせといっても良い状況で、リラ暴落=デフォルトリスクに繋がります。
トルコはG20にも参加する経済規模の大きな国なので、デフォルトになると世界的に影響が出てきます。
特に欧州は地理的にも近いことから影響は大きく、欧州系の銀行はトルコ国債を多く保有しており連鎖倒産などが懸念され、世界的なリスクオフに繋がる懸念があります。
利下げ幅にもよるが、トルコリラの売りが節目を抜けた場合、売りが売りを呼ぶ展開になる可能性があり、トルコリラショックの再来となる可能性がある。
エルドアン大統領は利下げ圧力を中央銀行にかけており、利下げしなかった過去の中央銀行総裁を2年間で3回も解任してきました。
今回も利下げ圧力をかけており、据え置きを発表したことでカブジュオール総裁の解任の可能性があります。
解任された場合はトルコリラ売りに繋がり、トルコリラショックの再来に繋がらないか注目しています。
先週トルコのエルドアン大統領は利下げすることでインフレ率は低下するなど、利下げについて2度も発言がありました。
先週の2回の利下げ発言は、なかなか利下げをしないカブジュオール総裁に対して最終宣告なのではないかと思われています。
2)英国GDP
英国は感染者数が増えていますが、ワクチン接種が進んでいることから重症者数は増えないだろうということから規制はせず、経済活動は正常化しています。
ワクチン接種が進み段階的に経済活動を再開してきた4~6月期がどのくらい経済が進んでいたのか、GDPの結果に注目が集まっています。
予想:(前期比+4.8%)(前年比+22.1%)
※今回のGDPは速報値なので、予想と結果が乖離しやすい
今回はコロナ禍外出規制が解除され始めた英国経済のGDPで、予想値と結果の乖離がどの程度乖離すると動くのかが予想しづらい。
予想を上回ればポンド買い、下回ればポンド売りだが、結果に対して素直に値動きがついていくのかに注目したいと思います。
素直についていかない場合は、反発する方向に圧力がかかっているということになるので、圧力方向にポジションを取っていきたいと考えています!
予想を下回ったのにポンドが売られない→ポンド買い圧力
3)リスク要因
夏休みシーズンで閑散相場、また取引材料が少ない状況ではリスク要因が重要になってきます。
リスク要因は燻っている状況ではほとんど影響はありませんが、火がつくとイッキにリスクオフに傾き、薄商いの状況では急変動に繋がります。
リスク要因は以下の通りですが、本日はコロナの感染者数に特に注目しています。
本日は毎週発表の指標、新規失業保険申請件数が予定されています。
毎週発表ということで速報性が注目されていています。
予想:37.5万人(前回38.5万人)
予想に対して多いか少ないかも重要ですが、前回の数字よりも減っているかにも注目しています。
失業保険の申請件数が右肩下がりで減っているということは雇用が回復している傾向、逆に前回よりも増えている状況だと雇用の回復に懸念があるということです。
FRBは雇用を重視しているので、雇用の回復に懸念が出てくれば引締め期待が後退し、金利が低下、ドル売りに繋がると思われます。
また、リスクオフに繋がる可能性にも繋がるので注目です。
・米中リスク
・米国債務上限
・中東リスク
・リラ安リスク
・コロナ感染者数の増加による規制
本日の注目経済指標
8月12日(木曜日)
15:00 GBP 英GDP(4~6月期)(速報値)
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:30 USD 米PPI(生産者物価指数)・新規失業保険申請件数
8月13日(金曜日)
02:00 USD 米30年債入札
03:00 MXN メキシコ政策金利発表
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
基本は買い目線。
ただ、上値も重たいので下落したところを拾っていきたい。
新規失業保険申請件数の結果を確認してから取引を考えている。
予想を上回る(悪化している)場合は一時的にドル売りが出てくる場合があるので、取引チャンスだと見ています。
ちょうど上昇チャネルの半値まで到達した所で落ちてきました。
買いのみで入っていく予定なので、110~110.15あたりでは積極的に買っていきたいと思っています。
ユーロドル
基本は売り目線。
トルコ政策金利発表でトルコリラショックが懸念された場合、ユーロに影響が出てくる可能性があるので注目している。
米新規失業保険申請件数の発表時は、結果次第でドル売りが進み、ユーロドルが上昇する可能性がある。
新規失業保険申請件数の結果でユーロドルが上昇した場合は、ユーロドル売りのチャンスだと見ています。
1.1754付近にある抵抗帯で売りで入っています。指標までの動きと指標の結果次第で一度損切りします!
1.179で最終売りを仕込んでいきたいと思っています。
ポンド円
ポンドは基本は買い目線だが、指標(英GDP)の結果次第。
ポンド買いの主要因は利上げ期待なので、あまりにもGDPの結果が弱いと利上げ期待は後退。
ポンド買いの要因がなくなってしまうので、その時は様子見に路線変更。
指標結果が弱かったにも関わらずポンド売りが進まない場合はポンド買いのチャンスだと見ています。
今はポンド買いポジションを持っていますが、上記の様に指標とその結果による値動きから利確するか、伸ばすかの判断を今日したいと思います。
ゴールド
ゴールドは売り目線。
米議会で60兆円規模のインフラ投資法案が可決されたことに加え、3.5兆ドルの米予算決議が承認されたことから、米金利が上昇してくる可能性があります。
また、本日発表の新規失業保険申請件数の結果が良かった場合(申請人数が少なかった場合)も金利が上昇する可能性があります。
金利の動向が最近のゴールドの取引材料となっているので、上記の理由から金利が上昇し始めた場合はゴールド売りを考えています。
・金利上昇=ゴールド売り
・金利低下=ゴールド買い
第一売りポイント:1754ドル
第二売りポイント:1761ドル
この2ポイントで考えています。1754では一度売ったのでこのまま落ちていくか、第二ポイントに引っかかるかで様子を見ています。1754は4ドル幅で損切りを置いています。
今Hotな通貨!!
本格的に夏休みシーズンで閑散相場が懸念され始めています。
欧州とNYが重なるゴールデンタイム(21時~翌1時)は流動性がありますが、その他の時間はかなり流動性が低下しています。
流動性が低下している状況では、値が飛んだり、約定しないなどのリスクがあります。
リスク管理としてポジション量を調整するなどしておきたいと思います。_
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