「ロンフィク」FXをやっていてこの言葉を聞くタイミングがあると思います!
ロンフィク・ロンドンフィキシング=値動きが通常よりも大きいタイミング
こんなイメージを持っている人は多いのではないでしょうか?!
いつ、どの通貨に、どんな影響がなぜあるのか?!ということについてこの記事では解説していこうと思います!
- ロンドンフィキシングとは?
- ロンフィクが相場に与える影響
ロンドンフィキシングとは?
ロンドンフィキシングとは、正式名称WMRフィキシング(World Markets Reuters)です!
英国ロンドン外為市場で銀行の対顧客取引の指標となる為替レートが公表されるロンドン時間16時、日本時間25時(夏時間15時、日本時間24時)のこと。またロンドンの金の取引価格が決まる時間帯でもある。
要するに、東京仲値のイギリスバージョンです!
企業側にとっては非常にメリットがありますね!
仲値が決まると、各企業は銀行に仲値取引を依頼します。
例えば、企業が円売りドル買いをしたい場合、銀行は市場からドルを買わないといけません。
よって、仲値決定(ロンドンフィキシング)の時間にかけてドル買い圧力がかかる訳です!
ロンドンフィキシングがFXに与える影響
重要なのは、金のスポット価格の値決め(フィキシング)です。
金はイギリスで受け渡しが行われる為、この価格がとても重要視され、世界の金の価格とされます。
金はドル建てで取引されています。
金は円でもポンドでもなく、ドルで購入されるという事です。よって、金の価格が決まる事でドル需要に大きな影響を与えます。
これに加えて、インターバンクレートが決定される為、ドルを筆頭に大きく市場が動きます。
特に、月末は、機関投資家が自分の持っている資産を調整します(ポートフォリオのリバランス)。
これらを狙って通貨、株式、有価証券で大口が取引するのでFXでも相場が多く動く事が多々あります!
- 円安・ドル買い方向に動く事が多い
- 大きく動いた後は戻す事がある
傾向としては、クロス円が円安に動く事が多いです。
2020年5月1日のポンド円を例に見てみましょう。
ロンドンフィキシングに向けて、急激な円安(クロス円買い)になっている事がわかります!
今回はもみ合い相場が続いていたことで燃料がたまっていた事や、コロナ新薬レムデシビルの臨床試験の好結果原油価格の上昇も今回の急激な値動きに寄与しています。
今回僕は、ロンドンフィキシングでクロス円上昇を見てました。
特に、ポンド円はもみ合い相場だったので、ロンフィクを皮切りに大きく上昇するとおもってました!
結果としては、ちきってポジションを持つ事は出来ず
抵抗帯でショートポジションを入れて、しばらくポジションを保有し、爆益を出しました!
ロンフィクの特徴のもう一つとして、ロンフィクで大きく動いた後は戻りやすいという事があります!
ロンフィクの値動きは予想できる?!
月初から月末にかけて米株が大きく上昇→米ドル建ての米株の時価総額は大きく上昇している
一方で日本株の時価総額は下落している
これをリバランスする為には米国株の価値を下げ、日本株の価値を上げる必要があります。
よってドル売り・円買いをします。
こうする事で、米ドル建ての米国株の価値は下がり、円建ての日本株の価値が上がります!