みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!
- カナダ中銀は政策金利据え置きを発表
- FOMCは据え置き発表
- パウエルFRB議長はタカ派発言
昨日カナダ中銀は据え置きを発表しました。
据え置きは市場予想通りだったものの、一部ではサプライズ利上げを期待する人もいたため、据え置き発表後はカナダドル売りで反応しました。
ただ、利上げやバランスシートの縮小について触れられたことでカナダドルの売りは限定的で底堅く推移しています。
昨日の据え置きは予想通りでしたが、声明文や記者会見の内容は想定よりもタカ派に感じました。
マーケットはもっとハト派な内容を想定していたようで、タカ派な内容を受けて金利は上昇しドル買いで反応し、金利が上昇したことでゴールドは売られる展開となりました。
特に気になった点は「労働市場を損ねない範囲で利上げ余地
また、
どちらもタカ派な内容で、この部分に反応して金利が上昇したのではないかと考えています。
本日の注目経済指標
1月27日(木曜日)
22:30 USD 耐久財受注・失業保険申請件数・10~12月期GDP(速報値)
1月28日(金曜日)
00:00 USD 中古住宅販売保留
03:00 USD 7年債入札
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(1週間〜1ヶ月) | 短期(~1週間) |
相場全体 | リスクオフ | リスクオフ | リスクオフ |
ドル円 | レンジ | レンジ | 上値重い |
ユーロドル | 上昇 | レンジ | 上値重い |
ポンド円 | 上昇 | レンジ | 上値重い |
ゴールド | 上昇 | 上昇 | 底堅い |
ダウ | レンジ | 下落 | 上値重い |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!
1)米金利・米株価
米金利は上昇・下落?
米株価は上昇・下落?
- GDP速報値に注目!
- FOMCの消化・織り込みに注目!
本日はFOMCが終了したことで、米金利と米株価がマーケットの中心になるのではないかと考えています。
昨日発表されたFOMCの内容をマーケットがどのように消化していくのか、どのように金利と株価が動くのかに注目です。
また本日、米金利と米株価が動く要因として最も注目しているのが10~12月期GDP速報値です。
GDP速報値に関しての注目点は以下にまとめてます。
22:30 10~12月期GDP(速報値)・耐久財受注・失業保険申請件数
予想:前期比年率
米国はコロナとの共生を進め、経済再開を進めてきました。
その米国がどこまで経済成長しているのか注目です。
もし仮に予想に届かない結果だった場合、供給不足や人手不足などが要因で経済成長できなかったと思われます。
物価が上昇しているときに経済成長が止まってくると、スタグフレーションの可能性が高くなり、リスクとして意識される可能性があるので注意しておきたいと思います。
今回は速報値なので、予想と結果が乖離する可能性があるので注目です。
2)リスク要因
軍事衝突の可能性は?
制裁の可能性は?
- ウクライナに関するヘッドラインに注目!
本日はFOMCが終了し、重要イベントが少ないことからリスク要因が取引材料として注目される可能性が高いです。
なかでもウクライナ情勢が注目されていて、日々リスクが高まっていることから織り込みが終わらない状況です。
牽制しあっている状況から一線を越えた場合はイッキにリスクオフが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
現在の状況などを以下にまとめています。
ウクライナ情勢
現在のウクライナを巡る状況
・ロシア軍は国境付近に軍部隊を集結
・米国は駐ウクライナ大使館員の家族を帰国させる
・カタールなど天然ガス輸出国とガス供給について協議
・ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシアの4カ国会談の予定
ウクライナを巡る状況は逼迫しており、軍事衝突の可能性が高くなってきています。
軍事衝突ではなくても、制裁合戦の可能性は高くなっています。
制裁もしくは軍事衝突などが起きた場合は、さらにリスクオフが進む可能性があるので、ウクライナ情勢に関するヘッドラインに注目です。
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
売り目線(2日〜1週間程度の目線)
買い目線(長期)
ポイント:株価・リスク要因
昨日の予想通りFRBの利上げ回数が4回以上の可能性が出てきたことで、米金利は上昇しドル買いが進んでドル円は114.70円まで上昇しています。
ただ、ここからもう一段上昇するには、米金利のもう一段の上昇が必要だと考えています。
ここからの戦略としては114円後半は上値が重たいと考えて、リスクオフが進むタイミングで円高が進むところを短期売りで考えています。
ただ、本命は112円台~113円台で長期買いポジションを入れたいと思っています。
リスク要因としてはウクライナ、また金利上昇による株価下落に注目しています。
ユーロドル
売り目線(短期)
ポイント:ウクライナ情勢・米金利
FRBのタカ派スタンスで米金利が上昇しドル買いが進んでいます。
米金利が低下しなければ、ウクライナ情勢で頭の思いユーロが売られる展開が続くと考えています。
ただ、安値圏に張り付いているので、積極的に売っていくのは危険なので、上昇したところを短期売り回転で考えています。
ウクライナ情勢が落ち着きを見せ、解決が見えてきた場合はユーロの買い戻しが入ると考えています。
このタイミングは大きなチャンスになると考えているので、ウクライナ情勢によるリスクが後退しそうであれば積極的に長期ユーロ買いを仕掛けていきたいと考えています。
ポンド円
買い目線(様子見)(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:リスク要因・米株価
引き締め局面でポンドは底堅い状況を考えています。
ポンドは買い目線なのですが、リスクオフからクロス円が下落している状況。
なので、リスクオフが後退する局面でポンド円の買いを仕掛けたいと思います。
リスクオフ要因(ウクライナ情勢など)が出てきても円高が進まなくなってきた場合がチャンス。
リスク要因で売られなくなってきた場合は売り要因がなくなってきたと考えられ、上昇のキッカケとして注目しています。
ゴールド
買い目線(様子見)(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:FOMC・米金利
短期的にはゴールドの上値が重いと考えられます。
ゴールドの相関性
米金利
金利上昇→ゴールド売り
金利低下→ゴールド買い
リスクオン・オフ相場
リスクオン相場→ゴールド売り
リスクオフ相場→ゴールド買い