みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
なにか疑問点や質問等がありましたら、無料で入れる「Poundman Trade Information」にて聞いて頂ければお答えします!
昨日の相場まとめ
昨日は注目されていたFOMCが発表されました!
予想通り政策金利・資産購入額(QE額)ともに据え置きが発表されました。
注目の声明文!
- 「ワクチン接種の進展により、経済活動と雇用の指標は
引き続き上向いている」 - 「米経済が雇用とインフレに関するFRBの目標に向けて前
進した」
マーケットはタカ派と受け止め発表直後はドル買い反応、ドル円は上昇しました。
ただ、パウエルFRB議長の記者会見では、今まで通り「インフレの高騰は一時的」との見解を示し、ハト派姿勢を強調したことで米金利は下落し、米ドルは売られドル円は109円台まで下落しました。
パウエルFRB議長は記者会見で、8月末のジャクソンホール・シンポジウムでスピーチすることを発表。
ジャクソンホール・シンポジウムにマーケットの注目が移っています。
豪四半期CPI(消費者物価指数)は予想を若干上回る結果でしたが、豪ドルの値動きは一旦上昇したもののすぐに下落。
豪ドルの上値の重たさが見える展開でした。
カナダCPI(消費者物価指数)は予想を下回る結果が出てきたことでカナダドル売りで反応しています。
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
長期(~1カ月) | 中期(~1週間) | 短期(~1日) | |
相場全体 | リスクオン | リスクオフ | リスクオン |
ドル円 | レンジ | レンジ | 上値重い |
ユーロドル | 下落トレンド | レンジ | 上昇 |
ポンド円 | レンジ | レンジ | 上昇 |
ゴールド | 下落 | レンジ | 上昇 |
ダウ | 上昇トレンド | レンジ | 上昇 |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
1)米GDP(4~6月期)(速報値)
予想と結果の乖離と値動きに注目。
・±0.5%以上の乖離が出た場合は乖離方向に延びる
・±0.3%程度の乖離の場合は値動きに注目し、すぐに戻すようであれば戻した方向にドルの圧力が強いことが見えます。
同時に新規失業保険申請件数の発表もあります!
結果が悪かった場合はドル売りが進む可能性があるので併せて注目しておきたいと思います。
※米GDPは速報値→改定値→確定値の順で発表されます。
速報値は急いで取りまとめたデータで発表するので結果にばらつきがあり、予想と結果の数値に乖離が出やすくなっています。
2)リスクオフ
本日はリスクオフが後退していくと予想。
その上でFOMCの結果を織込みながら、米金利が低下するのか、株価が上昇するのか、ドル安が進むのかに注目しています。
一昨日まで進んでいた中国発のリスクオフは、昨日は後退し香港ハンセン指数はプラス圏で取引を終了。
欧州株価も上昇し、リスクオフを計る指針として注目されているVIX指数も低下しています。
このままの流れを引き継ぎ、本日はリスクオフが後退すると予想しています。
懸念されていた米議会でのインフラ投資法案も審議が進んでいるようなので、順当にいけばこちらも問題ないと思われます。
ただ、全く懸念材料がなくなったわけではないので、上海総合指数や香港ハンセン指数、VIX指数には気を付けておきたいです!
本日の注目経済指標
7月29日(木曜日)
16:55 EUR ドイツ雇用・失業率
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
21:30 USD 米GDP(4~6月期)(速報値)・新規失業保険申請件数
23:00 USD 米中古住宅販売保留
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
ドル円の上値が重くなっていて、上昇チャネルの下限付近にいます。
大きく下落したところは拾っていきたいと思っています。
昨日のFOMCでハト派姿勢が強調されたことで米金利が低下して、ドル売りに傾いていますが、年内テーパリング期待は変わっていないことから長期のドル買い目線は変わっていません。
大きく下落したポイントで押し目を拾うように買っておきたいと思います。
また、本日はGDP速報値が発表されるので、短期的にはGDP速報値の結果を見て取引したいと思います。
GDP速報値
予想:(前期比+8.5%)
±0.5%以上の乖離が出た場合は乖離方向に延びるのではないかと見ていて、チャンスを見て追いかけたいと思います。
±0.3%程度の乖離の場合は値動きに注目し、すぐに戻すようであれば戻した方向に進んでいく可能性が強く、良い結果なのに戻した場合はドル売り、悪い結果なのに戻した場合はドル買いの方向性に進みやすいのではないかと見ています。
ユーロドル
ユーロドルの注目は2点、ドイツ指標、米GDPです。
米GDPは上記の通りです。
ドイツ指標は失業者数とHICP(消費者物価指数)が発表され、どちらも良い結果が出てきた場合はユーロ買いが一時的に強まる可能性があります。
指標の結果を見極めながらエントリーしたいと思います。
4時間足200emaを実線で抜けてきた場合、ショートは諦めます!
ema付近ではショートポジションを構築してみます!
ポンド円
ポンド円は上昇圧力が強くなっていると思われ、基本はポンド買いで取引したいところです。
ただ、昨日同様に懸念材料にだけは気を付けておきたいと思います。
・欧州との対立
欧州との国境問題で、欧州離脱(Brexit)の際に結んだ協定を再協議したい英国と、再協議には応じない欧州で対立しており、貿易に影響が出てくる可能性があるので関連発言には注意しておきたい。
・コロナ感染拡大
英国はコロナ感染対策はほとんど規制をなくしていますが、感染者数が拡大して再度規制という話が出てくるとポンド売りに繋がるので、こちらも気を付けておきたいと思います。
・月末のポンド売り
月末はEUに対しての支払いのため、ユーロを調達するためポンド売りが出てくる可能性があります。
ロンドンFIXには要注意。
相変わらず、ポンドは下が固い。153.5くらい上昇するように見えます。
大きく下に押し目を作らない限りノータッチの方針。153.5では流石に一度強めに売りを検討。
ゴールド
ゴールドは短期的に上昇しやすいと予想。
昨日のFOMCを受けて米金利が低下。
金利と逆相関の関係性が高まっている金価格は上昇しやすくなっています。
落ちてきたところを拾っていく目線です!
1812~1810辺りで拾う事を検討してます。
こちらも200emaを実線で下回って来たら、レンジに戻ってきたと判断します!
今Hotな通貨!!
本日はドイツ指標と米指標が予定されていて、特に注目度の高い米GDPが発表されることから、ユーロドルが動きやすいと思います。
また、FOMCを通過したことでマーケットも動きやすくなったと思われます。
FOMCを織込む展開であれば、一時的にドル安、ユーロドルは上昇しやすいのではないかと見ています。
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