みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
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昨日の相場まとめ
中国当局が国内金融市場の混乱を受けて投
NY市場に入ると、注目されていた4~6月期米GDP(速報値)が発表され、予想を大きく下回る結果が出てきたことでドル安が進み、ドル円は109.40円まで下落、ユーロドルは1.1880ドルまで上昇しました。
昨日のGDPは、予想と結果の乖離が余りにも大きく、なかなかドル高に転じるのは難しそうな数字なので、このままドル安トレンドに転換するのか、それとも持ちこたえてドルは横ばいになるのか注目のポイントにきていると思われます。
ゴールドは昨日の分析記事通り、大きく上昇しました!
どこまで上昇を見ているか、どこで拾おうかなど記載しています!
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
長期(~1カ月) | 中期(~1週間) | 短期(~1日) | |
相場全体 | リスクオン | リスクオン | リスクオン |
ドル円 | レンジ | レンジ | 上値重い |
ユーロドル | 下落トレンド | レンジ | 上昇 |
ポンド円 | レンジ | レンジ | 上昇 |
ゴールド | 下落 | レンジ | 上昇 |
ダウ | 上昇トレンド | レンジ | 上昇 |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
1)PCEデフレーター
予想:(前年比+4.0%)
予想と結果に対して、どのような値動きをするかに注目。
予想に対していい結果:こまでドルが上昇できるかがポイントで、すぐに下落するようであればドル安圧力が強い。
予想よりも悪い結果:ドルがあまり売られないようであればドルは底堅く、ドル買いのチャンスに繋がる。
※予想に対して±0.2%程度の乖離は誤差の範囲内
FRBは金融政策の判断に雇用と物価を注目しており、物価指標は今までCPI(消費者物価指数)が注目されてきましたが、FRBがCPIよりもPCEデフレーターに注目していると発表したことで注目度が高くなってきました。
CPI(消費者物価指数)との違いは、PCEデフレーターのほうが調査範囲が広く、より個人の消費動向が表れやすいとされています。
2)カナダGDP
予想:(前月比-0.3%)
カナダドルの強さを計るために結果と値動きに注目している。
最近のカナダドルは上値が重くなっています。
本日のカナダGDPの結果が予想よりも強いにもかかわらず、カナダドルが買われなかった場合は、売り圧力が強いということになり下落しやすくなります。
※予想に対して±0.3%以内の乖離は誤差の範囲内
3)ドルインデックス
ドルの強さを見る指針の1つであるドルインデックスが下降トレンドに転じるのか微妙なラインにきていて、どちらの方向にいくのか注目しています。
昨日のGDP発表で、予想を大きく下回る結果が出てきたことで、ドル売りが進みドルインデックスも大きく下落。
一時は3月末の高値を超えるか注目するくらい上昇していたのですが、現在は6月末の価格を下回るかのラインにきています。
6月末のラインを下回ると、イッキにドル安が進み、ドル円108円台も視野に入ってくるのではないかと思われます。
上記PCEデフレーターの結果と併せて、ドルインデックスの動きに注目しておきたいと思います。
本日の注目経済指標
7月30(金曜日)
15:00 EUR ドイツGDP(4~6月期)(速報値)
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)・GDP(4~6月期)(速報値)・失業率
21:30 USD 米PCEデフレーター
21:30 CAD カナダGDP
22:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
23:00 USD ミシガン大学消費者信頼感指数
7月31日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
上値重たく、PCEデフレーターの結果次第では109円の攻防も可能性あり。
短期的には売り目線が強くなっていますが、長期では買い目線で見ています。
109円台前半では長期用のドル円買いポジを作りたいと思っています。
PCEデフレーターの結果が予想よりも-0.2%以上悪い結果にもかかわらず、109円台前半で踏ん張れた場合は買いチャンスだと思っています。
逆に+0.2%以上強い結果にもかかわらず、あまり上昇しない場合は買うのを控えたいと思います。
109円付近では買いを仕込んでいく方針です!
ユーロドル
短期は上昇目線、長期は下落目線で見ていますが、本日のユーロは欧州経済指標次第。
本日はドイツやユーロ圏でGDP、フランスやユーロ圏でHICP(消費者物価指数)、またユーロ圏失業率と欧州指標が立て続けに発表されます。
強い結果が続くようであればユーロ買いが一時的に強くなり、ユーロドルは上昇すると思われます。
特に昨日の米GDPの結果が弱かったことで、ドルが売られやすくなっているので、ユーロドルは上昇しやすくなっています。
欧州指標が弱い結果が続いた場合や、強弱まちまちだった場合はレンジになりそうな気がしています。
昨日の分析記事通り、ユーロドルは現在ショートポジションで構築しています。
指標次第では一旦撤退しようと思っています!
ポンド円
昨日同様に底堅く推移、押し目買い。
買われやすい通貨だった米ドルが弱くなったことで、売り材料が少ないポンドが相対的に強くなっています。
買われやすいのではなく、売られにくいということで上昇しているので、売り要因が出てこないか注意しておきたいと思います。
売り要因は以下の通りです。
・欧州との対立
欧州との国境問題で、欧州離脱(Brexit)の際に結んだ協定を再協議したい英国と、再協議には応じない欧州で対立しており、貿易に影響が出てくる可能性があるので関連発言には注意しておきたい。
・コロナ感染拡大
英国はコロナ感染対策はほとんど規制をなくしていますが、感染者数が拡大して再度規制という話が出てくるとポンド売りに繋がるので、こちらも気を付けておきたいと思います。
・月末のポンド売り
月末はEUに対しての支払いのため、ユーロを調達するためポンド売りが出てくる可能性があります。
ロンドンFIXには要注意。
昨日の分析通り、ポンド円は153.5付近で売りましたが、既に利確してしまっています。
本日は152.5~152.2までで買いを入れていく予定です。
ドルカナダドル
カナダGDPの結果を見て、売りたい。
本日のカナダGDPの結果が予想よりも強いにもかかわらず、カナダドルが買われなかった場合は、売り圧力が強いということになり下落しやすくなります。(ドルカナダの場合は上昇しやすくなる)
※予想に対して±0.3%以内の乖離は誤差の範囲内
ゴールド
本日も金は続伸しやすいと予想。
ポイントはドル安が進むのかで、ドル安が進めば金価格も上昇すると思われます。
PCEデフレーターの結果とドルインデックスに注目しながら取引したい。
しっかりと上昇トレンドを組んでいる感じがしますね。
上は1836~1840くらいまでみています。
拾うとしたら、1822付近まで来てほしい!!
今Hotな通貨!!
ドル安が進んだことでポンドドルが大きく上昇。
ドル安が進む場合はポンドドルの上昇トレンドが継続しそう。
ポンド円同様にポンドの売り要因には気を付けておきたい。
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