みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!
- ラガルドECB総裁の発言の反応は限定的
- リスク要因からゴールド上昇
昨日は注目のラガルド総裁の発言がありました。
「インフレ見通しのリスクは上方向に傾いている
本日の注目経済指標
2月8日(火曜日)
17:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
22:30 USD 米貿易収支
22:30 CAD カナダ貿易収支
2月9日(水曜日)
02:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
03:00 USD 米3年債入札
08:30 AUD 豪Westpac消費者信頼感指数
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(1週間〜1ヶ月) | 短期(~1週間) |
相場全体 | リスクオフ | リスクオフ | リスクオフ |
ドル円 | 上昇 | レンジ | 底堅い |
ユーロドル | 上昇 | 上昇 | 上昇 |
ポンド円 | 上昇 | 上昇 | 上昇 |
ゴールド | 上昇 | 上昇 | 底堅い |
ダウ | レンジ | 下落 | 下落 |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!
1)金利
欧米英の金利状況は?
- 米3年債入札に注目!
- 要人発言に注目!
03:00 米3年債入札
世界的に金利が上昇しており、米金利も上昇しています。
最近は2年債と米ドルの相関性が高くなっています。
本日予定されている3年債の入札で、米金利(特に2年債)が上昇するのか、それとも下落するのか注目です。
要人発言
17:00 デコス・スペイン中銀総裁発言
02:00 ビルロワ・フランス中銀総裁発言
日本とスイス以外の中銀は政策変更の転換点であり、どのような変更になるのか中銀のスタンスに注目が集まっています。
特に注目されているのは欧州で、いつ利上げがあるかに注目が集まっています。
本日のECBメンバーがどのような発言が出てくるのか注目です。
2)リスク要因
現在のリスク要因は?
- ウクライナ情勢に注目!
- 株価に注目!
- 原油価格に注目!
ウクライナ情勢が緊迫化しており、日々情報が出てきています。
本日はシュルツ独首相やマクロン仏大統領は、ウクライナ情勢を受けて外遊を続けています。
ウクライナ情勢が経済制裁、軍事衝突に繋がった場合は大きくリスクオフが進む可能性があるのでヘッドラインに注目しています。
また、金利上昇による株価下落、原油価格などエネルギー価格の上昇による物価上昇やスタグフレーション懸念などにも注目です。
リスク要因の詳しい内容は週間分析にまとめてますので参照ください。
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:3年債入札・米金利・日本10年債利回り
基本は買い目線。
物価上昇が問題となり利上げを急ぐと思われるFRBと、緩和姿勢を継続くする日銀の金利差拡大から円安が進む可能性が高いと考えています。
本日は米国の3年債入札もあり、金利が動く可能性が高いので日米の金利動向に注目。
日本の10年債利回りが0.2%に達したときに日銀が指値オペをするようであれば、さらに日米金利差が拡大しドル円は上昇するのではないかと考えます。
注意しておきたいポイントはリスクオフです。
ウクライナ情勢や金利上昇による株価下落など、リスクオフが進んだ場合は円高が進む可能性があるので注意しておきたい。
ただ、円高が進んだ場合はドル円の買いチャンスとして買い下がっていきたいと考えています。
ユーロドル
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:ECB要人発言
ユーロドルは買い目線。
先週のラガルドECB総裁の記者会見からユーロの潮目が変わったように感じます。
引き締め方針に期待が集まり、今まで売られていたユーロ売りポジションを踏み台にして上昇しています。
まだまだ売りポジションは残っていると思われ、ユーロの上昇余地は大きいと考えます。
FRBの引き締め期待による米ドル買いと、ECBの引き締め期待によるユーロ買いどちらも勢いを相殺してユーロドルの上昇ペースが遅くなる可能性があります。
また、日銀の緩和姿勢から円安が進む可能性が高いことから、ユーロを買う場合はユーロ円のほうが上昇が早いのではないかと考えています。
本日はECBメンバーの発言から、ECBの利上げに繋がる可能性に触れられた場合はユーロ高が進む可能性があるので注目。
また、ウクライナ情勢などリスクオフが進んだ場合はユーロが売られる可能性があるので、リスク要因に注意しておきたいと思います。
ポンド円
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:リスク要因・ボリス政権
ポンドは先週の英中銀で一旦出尽くしの可能性があります。
ただ、追加利上げやQT(資産縮小)の可能性があることでポンドは底堅く推移すると思われます。
なので、円安が進むことでポンド円は上昇すると考えています。
また、もう一つ注目しているのがボリス政権の行方です。
ボリス政権が終わった際、ポンド売りに繋がるのか、それともポンド買いに繋がるのか注目。
虫の息のボリス政権が続くよりも、新政権になったほうが良いと考える人が多ければポンド買いに繋がるのではないかと考えています。
このような考えのもと、下げたところを買っていきたいと思います。
ゴールド
売り目線(様子見)(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:米金利・リスク要因
ただ、昨日はインフレヘッジの動きやリスクオフからゴールドは買われました。
どちらの相関が強くなるか拮抗している状況なので、どちらかが優勢になるまで様子を見たいと思います。
ゴールドの相関性
米金利
金利上昇→ゴールド売り
金利低下→ゴールド買い
リスクオン・オフ相場
リスクオン相場→ゴールド売り
リスクオフ相場→ゴールド買い