米雇用統計には○○に注目!?要人発言に要注意!

みなさん、お疲れ様です!
この記事では、先週の相場分析と今週の相場のポイントをファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。

みなさんの今週のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
なにか疑問点や質問等がありましたら、無料で入れる「Poundman Trade Information」にて聞いて頂ければお答えします!

先週の相場まとめ

先週のポイント

・豪州で政権交代
・タカ発言でユーロ上昇
・FOMC議事要旨公表
・米PCEデフレーターは予想を上回る

豪州で政権交代
21日に行われた豪州総選挙ではモリソン首相率いる保守連合が敗北し9年ぶりの政権交代となり、新政権・労働党のアルバニージー首相が誕生した。
モリソン前首相は脱中国政策を進めてきたが、新政権の労働党は親中派ということで、今後中国との関係を深めるのかが注目される。
タカ発言でユーロ上昇
ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁など複数のECBメンバーからタカ派的な発言が相次いだため、ユーロは底堅く推移しユーロドルは一時1.0749ドルと4月25日以来の高値を更新した。
FOMC議事要旨公表
5月3日-4日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では「大半の参加者が次回以降2回の50bp利上げを支持」「FRBは迅速に中立金利水準に移行する必要がある」などが明らかになったが、先日のFOMC後の記者会見でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が述べていた内容と近く、新しい材料に乏しかったとの判断から為替市場への影響は限定的。
議事要旨の内容が記者会見の内容と変わらなかったことで安心感につながり株式市場は底堅く推移、週を通してダウ平均は9週ぶりの上昇、ナスダック指数も8週ぶりの上昇となった。
米PCEデフレーターは予想を上回る
4月米PCEデフレーターが前年同月比+6.3%と予想+6.2%を上回り、一時はドル買いで反応したものの3月+6.6%からは伸び率が鈍化しており物価上昇はピークアウトしているとみられ、その後の反応は限定的だった。
予想を上回る結果であったものの、前月から伸びが鈍化し、インフレ加速への過度な警戒感が和らいだ一方で、同個人消費支出は予想より強い結果となったことから投資家心理が改善したことで株価を押し上げる要因となった。

今週の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

長期(1カ月〜3ヶ月) 中期(~1ヶ月) 短期(~1週間)
相場全体 リスクオフ リスクオン リスクオフ
ドル円 上昇 上昇 上値重い
ユーロドル レンジ 上昇 上昇
ポンド円 レンジ 上値重い 下落
ゴールド 上昇 底堅い 底堅い
ダウ レンジ 上値重い 下落

それでは、今週のポイントについてみていきましょう!

今週のファンダメンタルズ注目点

今週の注目指標

5月30日(月曜日)
米国休場(メモリアルデー)
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値)
21:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)(速報値)
22:15 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言

5月31日(火曜日)
00:00 USD ウォラーFRB理事発言
02:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
10:30 CNY 中国製造業・非製造業PMI
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(速報値)・GDP(改定値)
16:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
16:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率
17:30 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言
17:50 EUR マクルーフ・アイルランド中銀総裁発言
18:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(速報値)
21:30 CAD カナダ1∼3月期GDP
23:00 USD 米消費者信頼感指数

6月1日(水曜日)
10:30 AUD 豪1∼3月期GDP
10:45 CNY 財新製造業PMI
16:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)
17:00 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言
17:30 GBP 英製造業PMI(改定値)
20:00 EUR ラガルドECB総裁、ビルロワ・フランス中銀総裁発言
22:45 USD 米製造業PMI(改定値)
23:00 USD ISM製造業景況指数
23:00 CAD カナダ政策金利発表

6月2日(木曜日)
英国休場(スプリング・バンク・ホリデー)
00:15 EUR パネッタECB専務理事発言
00:30 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
00:30 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
02:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
03:00 USD ベージュブック(地区連銀経済報告)
10:30 AUD 豪貿易収支
15:00 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
15:45 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
21:15 USD ADP雇用統計
21:30 USD 失業保険申請件数

6月3日(金曜日)
中国・香港休場(端午節)
英国休場(プラチナム・ジュビリー・バンク・ホリデー)
00:00 USD 原油在庫量
00:15 USD デコス・スペイン中銀総裁発言
02:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD ISM非製造業景況指数
23:30 USD ブレイナードFRB副議長発言

6月3日(土曜日)
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

今週のファンダ分析のポイント

1)経済指標・要人発言

ポイント!

今週の重要指標は?
今週の重要発言は?

  • 指標の結果に注目!
  • 発言内容に注目!

今週は注目の指標や要人発言が多数予定されています。
どの指標や発言が注目なのか、どのような影響があるのか、以下にまとめました。

ユーロ

30日21:00 ドイツHICP(消費者物価指数)
31日15:45 フランスHICP(消費者物価指数)
31日16:55 ドイツ雇用統計・失業率
31日18:00 ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
1日20:00 ラガルドECB総裁発言
2日00:30 レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言

今週、欧州では各国でHICP(消費者物価指数)の速報値が発表されます。
ECBが7月に利上げを開始することが織り込まれている中で、7∼9月期でマイナス金利解除し年内でプラス金利に利上げするのではないかとの観測が高まってきています。
今まで売られていたユーロに買いが入ることで、今まで変われていた米ドルから資金が流れ、米ドルにまで影響が出ています。

ECBの利上げに大きく影響するものの一つとして物価状況があります。
世界的な物価上昇は欧州でも問題となっており、物価上昇が見られれば利上げ観測が加速すると考えられます。
HICP(消費者物価指数)が予想を上回る結果が続くようであれば利上げ観測が加速し、ユーロ買いが進むのではないかと注目しています。

また、指標結果などを確認しながら要人発言にも注目しておきたいと思います。
要人発言からタカ派発言が続き、利上げ観測が進むようであればユーロ買いが加速すると思うので発言内容にも注目しておきたいと思います。

 

米ドル

1日23:00 ISM製造業景況指数
2日21:15 ADP雇用統計
3日21:30 NFP雇用統計・失業率・平均時給
3日23:00 ISM非製造業景況指数
3日23:30 ブレイナードFRB副議長発言

米国は引き締め(利上げ)に関して織り込み済みとなっていて、これ以上の引き締めは米景気を冷やすのではないかとの懸念が出ていることから米ドルが売られやすくなっています。
経済指標や発言から米経済の底堅さに注目です。

ISM製造業景況指数やISM非製造業景況指数が予想よりも弱ければ、これからの米国経済に悲観的な印象となり株価下落ドル売りが進むのではないかと注目しています。
また、雇用統計では思ったよりも雇用者数が伸びていなかった場合も景気後退が懸念されるのではないかと思っています。

雇用統計に関しては平均時給にも注
平均時給が予想以上の伸びを示した場合は、人件費の高騰に繋がり、物価の高止まりに繋がる可能性があります。
平均時給が予想を上回った場合金利に注目、
金利が上昇するようであれば物価高を懸念して追加利上げ観測に繋がっている可能性があります。
雇用統計では平均時給と金利に注目したいと思います。

 

豪ドル

31日10:30 中国製造業・非製造業PMI
1日10:30 四半期GDP(1∼3月期)
1日10:45 財新製造業PMI

豪州では先週、政権交代が起こり親中派政権となりました。
ここからどのくらい中国寄りになるかによりますが、中国経済に注目が集まります。
中国は強固なロックダウンを敷いていましたが、一部を緩和し徐々に緩和を進め6月中に解除を目指しています。
ここまでロックダウンを実施していたことで中国経済は後退しています。
これからの中国経済の観測がどうなっているのか、中国製造業・非製造業PMIや財新製造業PMIから確認したいと思います。

 

カナダドル

31日21:30 四半期GDP
1日23:00 カナダ政策金利発表

今週のカナダドルは金融政策発表に注目です。
前回に続き0.5%の利上げを進めるのではないかと予想されています。
注目は次の追加利上げがあるのかと、引き締めを進めることで景気が大丈夫かです。
政策発表声明文で追加利上げについて進める内容が出てくればカナダドルが買われると思いますが、同時に経済に対する懸念が出てくるようだとカナダドルの上値が重くなるのではないかと思います。

また、今週はGDPの発表もあるので、カナダ経済の底堅さが確認できれば追加利上げもしやすい状況が出来てカナダドルが買われるのではないかと注目しています。
逆に予想を下回り、カナダ経済に不安が出てくると米国同様に、引き締めによるマイナス部分が意識されカナダドルが売られる可能性があるので、GDPの結果に注目です。

 

2)リスク要因

ポイント!

今週のリスク要因は?

  • 株安リスクに注目!
  • ウクライナ情勢に注目!
  • 中国景気に注目!
  • 円高リスク

株安リスク

米国株式市場は先週久しぶりに、ダウ平均は9週ぶりの反発上昇、ナスダックは8週ぶりの反発上昇しました。
物価高による消費活動の低下、FRBによる過度の引き締め政策による景気後退などを悲観して株価が下落しやすくなっています。
今週の経済指標や物価、要人発言など株価の重しになる要因は多数潜んでいます。
先週の上昇が調整の上昇だった場合、今週再度株価の下落が始まる可能性があるので注意したいと思います。
米株が下落するとリスクオフ相場となり、世界的に影響する可能性があるので注意しておきたいと思います。

ウクライナ情勢

ロシアによるウクライナ侵攻は継続されており、終わりが見えない状況です。
このままの状況が続くのであればマーケットへの影響はほとんどないですが、ロシアが核兵器や生物兵器、化学兵器などを使用した場合は次のステップに移り、リスクオフが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
特にフィンランドやスウェーデンがNATO加盟申請していることから、ロシアが報復に動く可能性があります。
NATO加盟の進捗状況やトルコの状況などにも注意しておきたいと思います。

 

中国景気

中国は経済と軍事の2つのリスクに注意しています。
中国はゼロコロナを目指し強固なロックダウンを実施しています。
そのおかげもあり、感染者数は減ってきており上海のロックダウンも徐々に解除に向かっています。
ただ、それでも長く続いたロックダウンの影響で景気後退が懸念されています。
中国経済の後退は世界の景気に影響するので注目、今週発表の製造業・非製造業PMIや財新製造業PMIの結果などに注目です。
また先週は日米首脳会談、クアッド首脳会談など中国包囲網について話題になりました。
中国は反発し、批判的な発言を出しています。
欧米に対する報復行動などが出てこないかにも注目です。

 

円高リスク

先週、黒田日銀総裁が出口戦略について発言したことで、イッキに円高が進む場面がありました。
貿易赤字や主要中銀で緩和政策を継続している状況から円安が進みやすいのは間違いないと思いますが、そんな中で出口戦略などの発言が出てくると円安に偏っていたポジションがイッキに円高に振れるので大きな値動きになる可能性があります。
要人発言には注意しておきたいと思います。

 

今週の通貨毎の分析

本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

ドル円

スタンス:買い目線

ポイント
・要人発言
・株価
・ISM
・雇用統計

ポンドマン
調整下落は買い下がって平均レート化しよう!

基本は買い目線。
貿易赤字による円安目線は継続。

米ドル上昇トレンドは一旦終了したと考えています。
ただそれでも円安要因でドル円は底堅く推移すると考えています。
金利差拡大からスワップ金利が大きいことから、ドル円を買い下がりスワップ金利を貰いながらポジションを平均レート化して上昇したところを決済する戦略を考えています。

日銀の出口戦略に関する発言は大きく円高が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。

ユーロドル

スタンス:買い目線

ポイント
・HICP(消費者物価指数)
・要人発言
・雇用統計

ポンドマン
ユーロドルはここから上昇トレンド入るかな!?

ユーロは買い目線、ドルは買い目線だが弱い、結果ユーロドルは上昇と考えています。
ECBの7月利上げは織り込み済みだが、7~9月期でマイナス金利解除や年内プラス金利はまだ完全に織り込まれていない。
なので期待感が高まればユーロ買いが進む可能性が高い。
対して米ドルは利上げに関しては織り込み済みで、引き締めによる景気を冷やすマイナス面が注目されています。
このことで米ドルが売られやすくなっており、ユーロドルは上昇しやすいと考えています。

ポンド円

スタンス:売り目線

ポイント
・政治不安
・要人発言
・製造業・サービス業・総合PMI

ポンドマン
政治不安に景気後退懸念、ポンドは当分買えそうにない!

ポンドは政治不安から売られやすくなっています。
また、ロシアへの制裁の影響も出ていると思われます。
ただ円安が進んでいることでポンド円はレンジを形成しています。
ここから円安がどこまで進むかによりますが、ポンド円の上値重い展開、下落の可能性も高くなると考えています。

ゴールド

スタンス:買い目線

ポイント:ドル安・株価下落

ポンドマン
ドル高一服でゴールドは上昇!?
各国中銀の過度な引き締め政策により景気後退懸念と株価下落のリスクが出てきています。
リスクオフによる安全資産としてのゴールド需要が高まると考えています。
また、FRBの過度な引き締めによる景気後退懸念のドル安要因でゴールドが上昇しています。
株価の動きとドルインデックスに注目して、下げたところを買っていきたいと考えています。
ゴールドの相関性
✔️金利との相関性
金利上昇 → ゴールド売り

金利低下 → ゴールド買い

✔️リスク要因との相関性
リスクオン相場 → ゴールド売り
リスクオフ相場 → ゴールド買い

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