みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!
- 米10年金利は2019年11月以来の高水準
- 原油価格は下落、90ドル割れ
- 金価格は1月26日以来の高値を更新
昨日も欧州や米国など世界的に金利が上昇。
米国も引き締め期待から金利が上昇し米10年債利回りは2019年11月以来の高水準まで上昇し、一時1.9686%まで上昇しています。
本日の注目経済指標
2月9日(水曜日)
21:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
22:10 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
2月10日(木曜日)
00:30 USD 原油在庫量
00:30 USD ボウマンFRB理事発言
02:00 USD メスター・クリーブランド連銀総裁発言(22年投票権)
02:00 CAD マックレムBOC総裁発言
03:00 USD 米10年債入札
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(1週間〜1ヶ月) | 短期(~1週間) |
相場全体 | リスクオフ | リスクオフ | リスクオフ |
ドル円 | 上昇 | レンジ | 底堅い |
ユーロドル | 上昇 | 上昇 | 底堅い |
ポンド円 | 上昇 | 上昇 | 上昇 |
ゴールド | 上昇 | 上昇 | 上昇 |
ダウ | レンジ | 下落 | 上値重い |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!
1)要人発言
各中銀の政策のヒントは?
- FRB要人発言に注目!
- 英中銀の要人発言に注目!
- カナダ中銀要人発言に注目!
22:10 ピルBOE主席エコノミスト発言
00:30 ボウマンFRB理事発言
02:00 メスター・クリーブランド連銀総裁発言
02:00 マックレムBOC総裁発言
本日は米・英・カナダの中銀要人の発言が続きます。
米国は年内5∼6回の利上げが織り込まれており、さらに追加の利上げの可能性について発言が出てくるのか、3月の0.5%利上げの可能性があるのか、QT(資産縮小)の時期やペースについてなど、金融政策についてどのような考えを持っているのか注目です。
英国は年内3∼4回の利上げが予想されており、追加の利上げの可能性について、QT(資産縮小)について発言が出てくるのか注目です。
カナダは利上げの可能性について発言があるのか注目です。
それぞれの発言から引き締め観測が進めば金利が上昇し、引き締め観測が後退すれば金利は低下するのではないかと考えています。
また、金利に相関して通貨が買われたり売られたりするのではないかと注目しています。
2)リスク要因
現在のリスク要因は?
- ウクライナ情勢に注目!
- 株価に注目!
- 原油価格に注目!
00:30 原油在庫量
02:00 10年債入札
原油価格の上昇は物価上昇に繋がる可能性が高く、リスク要因になっています。
本日は原油在庫量が発表され、在庫量が想定以上の取り崩しだった場合は原油価格が上昇するのではないかと注目しています。
また、イランの核合意について米国とイランの間接協議が合意に向かうようであれば原油価格は下落、決裂するようであれば原油価格は上昇するのではないかと考えています。
イランの核合意についてのヘッドラインに注目です。
米国の金利は2019年11月以来の高水準まで上昇しています。
明日に米CPI(消費者物価指数)の発表を控えて、本日の10年債入札は様子見になる可能性があるのではないかと思っています。
10年債入札が低調な結果になるようであれば、10年債利回りは上昇し2%の可能性も出てくるのではないかと注目しています。
金利の上昇は株価の重しとなり、ドル買いが進む可能性があるので注目です。
リスク要因の詳しい内容は週間分析にまとめてますので参照ください。
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:10年債入札・米金利・日本10年債利回り
基本は買い目線。
物価上昇が問題となり利上げを急ぐと思われるFRBと、緩和姿勢を継続くする日銀の金利差拡大から円安が進む可能性が高いと考えています。
本日は米国の10年債入札もあり、金利が動く可能性が高いので日米の金利動向に注目。
その他にも要人発言で引き締め期待が高まるようであれば金利が上昇する可能性があるので注目です。
日本の10年債利回りが0.2%に達したときに日銀が指値オペをするようであれば、さらに日米金利差が拡大しドル円は上昇するのではないかと考えます。
注意しておきたいポイントはリスクオフです。
ウクライナ情勢や金利上昇による株価下落など、リスクオフが進んだ場合は円高が進む可能性があるので注意しておきたい。
ただ、円高が進んだ場合はドル円の買いチャンスとして買い下がっていきたいと考えています。
ユーロドル
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:リスク要因
ユーロドルは買い目線。
先週のラガルドECB総裁の記者会見からユーロの潮目が変わったように感じます。
引き締め方針に期待が集まり、今まで売られていたユーロ売りポジションを踏み台にして上昇しています。
まだまだ売りポジションは残っていると思われ、ユーロの上昇余地は大きいと考えます。
FRBの引き締め期待による米ドル買いと、ECBの引き締め期待によるユーロ買いどちらも勢いを相殺してユーロドルの上昇ペースが遅くなる可能性があります。
また、日銀の緩和姿勢から円安が進む可能性が高いことから、ユーロを買う場合はユーロ円のほうが上昇が早いのではないかと考えています。
リスク要因でウクライナ情勢がユーロの重しになっています。
ウクライナ情勢に関するヘッドラインに注目です。
また、先週の大きな上昇から調整が入っていないので、調整下落の可能性には注意しています。
ポンド円
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:要人発言・リスク要因・ボリス政権
ポンドは追加利上げやQT(資産縮小)の可能性があることでポンドは底堅く推移すると思われます。
なので、円安が進むことでポンド円は上昇すると考えています。
また、もう一つ注目しているのがボリス政権の行方です。
ボリス政権が終わった際、ポンド売りに繋がるのか、それともポンド買いに繋がるのか注目。
虫の息のボリス政権が続くよりも、新政権になったほうが良いと考える人が多ければポンド買いに繋がるのではないかと考えています。
このような考えのもと、下げたところを買っていきたいと思います。
ゴールド
買い目線(様子見)(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:米金利・リスク要因
ゴールドの相関性
米金利
金利上昇→ゴールド売り
金利低下→ゴールド買い
リスクオン・オフ相場
リスクオン相場→ゴールド売り
リスクオフ相場→ゴールド買い