みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!
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- RBAは理事会でYCC(イールドカーブ・コントロール)を撤廃
- 金属資源の価格が下落
昨日開催されたRBA(豪中銀)の理事会で、政策金利は0.1%で現状維持することを発表。
国債買い入れ方法として用いているYCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲットを撤廃すること発表しました。
なので、本来は「引き締め=豪ドル買い」なのですが、前もって引き締めを予想して豪ドルを買っていた人たちが、結果を確認して利益確定売りをすることで下落する「Sell The Fact」が起きて豪ドルは下落しています。
本日の注目経済指標
11月3日(水曜日)
10:45 CNY 財新サービス業PMI
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
17:00 EUR エルダーソンECB専務理事発言
18:30 EUR ラガルドECB総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁発言
18:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
19:40 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
21:15 USD ADP雇用統計
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD ISM非製造業景況指数
23:30 USD 原油在庫量
11月4日(木曜日)
01:00 GBP ベイリーBOE総裁発言
03:00 USD FOMC金融政策・声明文発表
03:30 USD パウエルFRB議長記者会見
09:30 AUD 豪貿易収支
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(1週間〜1ヶ月) | 短期(~1週間) |
相場全体 | リスクオン | リスクオフ | リスクオン |
ドル円 | 上昇 | レンジ | 上昇 |
ユーロドル | 下落 | レンジ | 下落 |
ポンド円 | レンジ | 上値重い | 上値重い |
ゴールド | レンジ | レンジ | 底堅い |
ダウ | 上昇トレンド | 上昇 | 上昇 |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!
テーパリングの終了時期と利上げ開始時期は?
Sell The Factは起きるのか?
- 声明文や記者会見に注目!
- 米金利・米ドルの動きに注目!
4日03:00 FOMC金融政策・声明文発表
4日03:30 パウエルFRB議長記者会見
✔️FOMC
注目度 | 高い |
織り込み度 | テーパリング開始を織り込み済み |
バイアス | バイアスなし |
ポイント:来年の利上げに繋がるヒント
FRBは年内テーパリング開始は確実視されています!
注目はテーパリングの終了時期と利上げ開始時期と米金利
テーパリングは来年半ばに終了するのではないかと見られています!
声明文や記者会見でテーパリングの終了時期が前倒しの可能性が見られるかに注目です!
また、利上げ時期に関する内容にも注目しておきましょう!
FRBの利上げは来年2回を織込むほど、織り込みが進みすぎている状況にあります。
上記のようにテーパリング終了時期や利上げ時期の前倒しを感じさせる内容が出てきた場合に金利が上昇するかがポイントになるのではないかと考えています!
声明文や記者会見の内容と米金利の動きの組み合わせで、今後の米金利と米ドルの見通す内容になるのではないかと注目しています!
FOMC結果 | 金利動向 | 値動き |
タカ派な内容 | 金利上昇 | まだ織り込み余地があり、米金利・米ドル上昇余地あり |
タカ派な内容 | 金利上昇せず | すでに織り込み済みで、米金利・米ドルの上昇余地なし |
予想や噂の段階で買っておいて、事実(結果)が発表されたら利益確定(利確売り)をする。
なので、本来は買い要因となる事実が発表されても、事前に買っていた人たちの利益確定の場となり、売りが進んでしまうことがあります。これをSell The Factと言います!
2)経済指標
米経済の状況は?
トルコは大丈夫か?
- ADP雇用統計に注目!
- ISM非製造業景況指数に注目!
- トルコCPI(消費者物価指数)に注目!
✔️ADP雇用統計
予想:40万人
注目ポイント:雇用者数の伸び
米国では求職者が減り、雇用者数が伸び悩む展開となっており、人手不足が懸念材料となっています!
なので、どこまで雇用者数が伸ばせるかがポイントとなってきています。
週末に発表されるNFP雇用統計の前哨戦として、ADP雇用統計に注目しましょう♪
✔️ISM非製造業景況指数
予想:62.0
注目ポイント:ISM非製造業景況指数の内容
上記のように米国では人手不足が問題となっています。
人手不足は特にサービス業などを含むエッセンシャルワーカーなどに多くみられています。
※エッセンシャルワーカーとは日常生活を送るうえで必要不可欠な仕事に従事する労働者のこと※
ISM非製造業景況指数の内容で人手不足を懸念する内容が見え、その上で予想を大きく下回る結果となると、今後の米経済にし懸念が出てくるようになります💦
※ADP雇用統計・ISM非製造業景況指数の発表で強い結果が出てきても、本日はFOMCが控えている為あまり動かない可能性があります。(動いても一過性の可能性が高い)
3日16:00 トルコCPI(消費者物価指数)
✔️トルコCPI(消費者物価指数)
予想:(前年比20.4%)(前回19.58%)
注目ポイント:物価上昇がどこまで進むのか
リラ安から物価上昇がどこまで進んでいるのかに注目です。
通常は物価が上昇するとインフレを抑えるように引き締め期待が高まり、通貨が買われる傾向がありますが、トルコの場合はさらに利下げする可能性があるので、物価が上昇してもトルコリラが下落する可能性があるので注意しましょう💦
※本日の発表で物価高がかなり進んでいると、物価高による景気後退が懸念されトルコリラが売られる可能性が高いのではないかと考えています。
3日23:30 原油在庫量
✔️原油在庫量
毎週米エネルギー情報局から発表される週間在庫統計で、原油在庫量が予想以上に取り崩しされていると、原油価格の上昇に繋がります。
主に注目されているのはエネルギー情報局が発表する週間在庫統計ですが、米国石油協会が発表する週間原油在庫もあり、両方合わせた結果でマーケットが動くときもあるので注意しておきましょう!
今朝発表された米国石油協会が発表した数字は、予想よりも在庫が積みあがっている状況でした。
週間在庫統計で原油在庫量が予想よりも在庫が積みあがっていると原油価格は下落しやすいかもしれません!
※良い結果と悪い結果が重なったときなどは動きづらい
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
円安要因である原油高は、もう一時継続しそうな状況。
円安トレンドは継続しそうなので、ドル円は基本買い目線。
円安要因である原油価格に影響する原油在庫量の結果には注意しておきたい。
FOMCを控えていることから、様子見姿勢で動きづらい状況になると予想。
FOMC前のポジション調整の動きで急な値動き、要因のない動きが出てくる可能性があるので注意したいと思います。
下げたところ、113円台半ばくらいまで下げた場合は積極的に買っていきたいと考えています。
ユーロドル
売り目線(2日〜1週間程度の目線)
ユーロドルは売り目線ですが、FOMCを控えていることから積極的に売っていくのは難しいと考えています。
ドル円同様に、FOMCを控えてポジション調整の動きが出てきて、要因のない変動が出てくる可能性があります。
大きく上昇し、1.700ドル付近まで上昇してくれると売りやすいですが、今の水準で積極的に売るのは難しいと考えています。
本日はラガルドECB総裁はじめ、ECB関係者の発言があるので発言に注目しておきたいと思います。
ポンド円
買い目線。(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:英仏漁業権
基本は利上げ期待のポンドと、燃料資源価格の上昇による円安トレンドで、ポンド円は上昇を予想しており基本買い目線です。
ただ、明日には英中銀の金融政策発表が控えているので、本日中には手仕舞い、ポジション調整をしておきたいと思います。
ゴールド
ゴールド買い目線(2日〜1週間程度の目線)
FOMCや雇用統計を控えて様子見ムードが漂っており、ゴールドも動きづらい展開が続きそう。
米金利が上昇しにくくなっていることから買い目線でいますが、現状の動きづらいレンジ帯をどちらに抜けるかで方向性を考え直したい。
本日のFOMCの結果でゴールドに方向感が出てくれるのではないかと期待しています。
ゴールドが動き出した時の相関性を確認して考え直したいと思っています。
ゴールドの相関性
米金利
金利上昇 → ゴールド売り
金利低下 → ゴールド買い
リスクオン・オフ相場
リスクオン相場 → ゴールド売り
リスクオフ相場 → ゴールド買い
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