【11月2日】豪RBA理事会!利上げに観測とYCCのターゲットを確認して、長期的な方向性をつかもう!

みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!

今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!

毎日頑張って書いてますのでこちらポチッとお願い致します🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

昨日の相場まとめ

昨日のポイント

  • ご祝儀相場で日経平均上昇
  • 英仏間で漁業権を巡り対立

週末に投開票が行われた衆議院選挙を自民党が大勝したことで、昨日の日本株式市場は大幅高!
日経平均は一時700円超の上昇となり、ご祝儀相場となりましたww

ポンドマン
11月相場入りしたことも追い風だったかな!?
欧州では英国とフランスの間で、漁業権を巡り対立が深まっています💦
先週末、英国領海で操業していたフランス国籍の漁船を英国が拿捕(だほ)したことに対して、フランスは英国を批判し英国に対して制裁を匂わせる発言も出てきていました!
それに対して英国は、昨日トラス英外相がフランスが漁業権について撤回をしなければ行動を示すフランスが(漁業権に関する)脅しをやめなければ、貿易で行動を示す」などと、強い姿勢でフランスを批判するとともに制裁措置を匂わす発言をしています。
    

ポンドマン
対立が深まる懸念からポンドの上値が重くなってきてるね…
英仏漁業権
英国がEUに加盟している時は、欧州の国も英国領海で漁業をしていました。
ただ、英国がEUから離脱することで、英国は欧州各国による英国領海での漁業を禁止しました。
欧州各国は離脱協議で英国領海での漁業権を主張し、対立を続けています。
(離脱協定の中で英国も譲歩して、一定数の漁業に関して認めています)
なかでもフランスは英国領海での漁業権を主張しており、英国がこのまま拒否を続けるなら制裁措置を発動すると言っています。
英仏の間で漁業権を巡り争いが勃発するリスクには注意しておきしょう!💦

本日の注目経済指標

本日の指標

11月2日(火曜日)
12:30 AUD 豪RBA理事会・政策金利・声明文発表
14:50 AUD デベルRBA総裁補佐発言
17:45 EUR イタリア製造業PMI(改定値)
17:50 EUR フランス製造業PMI(改定値)
17:55 EUR ドイツ製造業PMI(改定値)
18:00 EUR ユーロ圏製造業PMI(改定値)
20:20 EUR エルダーソンECB専務理事発言
20:55 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言

11月3日(水曜日)
06:45 NZD NZ雇用統計・失業率
10:45 CNY 財新サービス業PMI

本日の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

項目 長期(1カ月〜3ヶ月) 中期(1週間〜1ヶ月) 短期(~1週間)
相場全体 リスクオン リスクオフ リスクオン
ドル円 上昇 レンジ レンジ
ユーロドル 下落 レンジ レンジ
ポンド円 レンジ 上値重い 上値重い
ゴールド レンジ レンジ 底堅い
ダウ 上昇トレンド 上昇 上昇

それでは、本日のポイントについてみていきましょう!

本日のファンダメンタルズ注目点

本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!

(1)RBA理事会

ポイント!

国債買い入れ方法に変更があるのか?
利上げ期待は?

  • 声明文でYCC(イールドカーブ・コントロール)に注目!
  • 声明文で経済見通しに注目!

詳しい解説はこちら!

(2)NZ雇用統計

ポイント!

再度ロックダウンの影響は?

 

  • 失業率に注目!
  • 雇用者数の伸びに注目!
  • 発表後のNZ金利とNZドルの動きに注目!

詳しい解説はこちら!

それではここからは、上記の注目ポイントを詳しく解説していきます!

1)RBA理事会

ポイント!

 

国債買い入れ方法に変更があるのか?
利上げ期待は?

  • 声明文でYCC(イールドカーブ・コントロール)に注目!
  • 声明文で経済見通しに注目!

    12:30 RBA理事会

    ✔️RBA理事会

    注目度 高い
    織り込み度 資産購入で意見が分かれている
    バイアス 豪ドル買いバイアス

    ポイント:YCC(イールドカーブ・コントロール)の取り扱い

    ポンドマン
    先週の国債買い入れを見送ったことで注目度上昇中!
    RBAは7月の理事会で国債買い入れ額の減額買い入れ期間の延長を決定し、9月の理事会から国債買い入れの減額を実施しています!
    RBAは国債買い入れにYCC(イールドカーブ・コントロール)を導入しており、YCCのターゲットを3年債利回り0.1%に設定しています。

    ポンドマン
    国債が買われると金利って下がるよね!
    3年債利回りが0.1%を超えたら、国債を買い入れて、金利を下げるとの方針を示していた豪州が
    0.1%を超えても、国債を買い入れなかったから、金利高を容認したんじゃないか!って市場では思われてる!
    ターゲットとしている3年債利回りが0.1%に達しているにも関わらず、RBAは国債買い入れを見送り、0.1%を防衛しなかったことで、YCCの停止や国債買い入れに変化が出てくるのではないかとの思惑が急浮上してきています!
    YCCのターゲットの引き上げや国債買い入れ方法に変更があると豪ドル買いに繋がる可能性があります💦
    ※変更がなく、現状維持を強調した場合は売られる可能性あり
    もう一つのポイントは来年の利上げ観測です。
    声明文の中から、来年に利上げに繋がるようなヒントが出てくるのか、経済見通しが上方修正されるのか、声明文の内容に注目です。
    発表内容の予想と値動き予想
    YCC(イールドカーブ・コントロール)のターゲット 市場の反応
    0.1%から引き上げ 豪ドル買いで反応
    ターゲットを撤廃 豪ドル買いで反応
    0.1%のターゲットを維持 豪ドル売りで反応
    YCC(イールドカーブ・コントロール)自体を撤廃 撤廃の内容で豪ドル買いと売りの反応で分かれる(国債購入を終了であれば豪ドルは急騰)

    2)NZ雇用統計

    ポイント!

     

    再度ロックダウンの影響は?

    • 失業率に注目!
    • 雇用者数の伸びに注目!
    • 発表後のNZ金利とNZドルの動きに注目!
      3日06:45 NZ雇用者数・失業率

      ✔️ニュージーランド雇用統計

      雇用者数予想:前期比0.4%
      失業率予想:前期比3.9%

      注目ポイント:雇用者数の伸びと失業率

      ポイント
      ニュージーランドはすでに利上げを始めており、追加利上げも期待されています。
      ニュージーランドはゼロコロナを目指し、再度ロックダウンに突入したこともあり、雇用者数・失業率が悪化しているのではないかとの懸念があります。

      今回の発表でNZドルとNZ金利がどのような動きをするかで、利上げ織り込み度などが見えてくると考えています!

      指標結果 金利動向 値動きに関して
      雇用者数・失業率ともに強い NZドル・NZ金利上昇 追加利上げ期待からNZドルの上昇余地あり
      雇用者数・失業率ともに強い NZドル・NZ金利動かず 追加利上げ織り込み済みでNZドルの上昇余地は少ない
      雇用者数・失業率ともに弱い NZドル・NZ金利動かず 追加利上げ期待が根強くNZドルの上昇余地がある可能性が高い
      雇用者数・失業率ともに弱い NZドル・NZ金利大きく下落 追加利上げ期待を織り込みすぎていた可能性が高く調整された(新たなポジティブ要因が出れば下落した分を戻す可能性あり)

      このように、結果と値動きからNZドルの状況を確認したいと思います。
      ※発表時間が商いの少ない時間帯なので、値が飛ぶ可能性に要注意
      ※発表時間が商いの少ない時間帯なので、値動きを判断するのは午前中などある程度の値動きを見る必要あり

      本日の通貨毎の分析

      本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

      ドル円

      買い目線2日〜1週間程度の目線

      ポンドマン
      FOMCを控えているから様子見姿勢が強くなりそう!

      円安要因である原油高は、もう一時継続しそうな状況。
      円安トレンドは継続しそうなので、ドル円は基本買い目線。

      ただ、FOMCを控えていることから、様子見姿勢で動きづらい状況になると予想。
      また、FOMC前のポジション調整の動きで急な値動き、要因のない動きが出てくる可能性があるので注意したいと思います。

      下げたところ、113円台半ばくらいまで下げてくれると買いやすいと考えています!

      ユーロドル

      売り目線2日〜1週間程度の目線

      ポンドマン
      英仏漁業権問題は注意が必要だね!

      ユーロドルは売り目線ですが、FOMCを控えていることから積極的に売っていくのは難しいと考えています。
      ドル円同様に、FOMCを控えてポジション調整の動きが出てきて、要因のない変動が出てくる可能性があります。

      大きく上昇し、1.700ドル付近まで上昇してくれると売りやすいですが、今の水準で積極的に売るのは難しいと考えています。

      また、英仏漁業権問題に注目です。
      英国とフランスの間で貿易規制などを発表する展開となれば、北アイルランド議定書や離脱協定の破棄などに繋がる可能性もあり、ユーロやポンドの売りようになる可能性があるので注意しておきたいと思います。

      ポンド円

      買い目線。(2日〜1週間程度の目線)

      ポイント:英仏漁業権と北アイルランド議定書の問題

      基本は利上げ期待のポンドと、燃料資源価格の上昇による円安トレンドで、ポンド円は上昇を予想しており基本買い目線です。
      昨日の英外相の発言でポンドの上値を抑えていますが、このままフェードアウトするようであれば押し目買いのポイントにしたいと考えています。

      ただ懸念材料として以下には注意しておきたいと思います。
      ・英仏漁業権や北アイルランド議定書などの問題
      ・燃料資源価格の下落

      ポンド円の上昇要因となっている上記の要因に問題が出た場合は買い目線を撤回・変更したいと考えています。

      ゴールド

      ゴールド買い目線(2日〜1週間程度の目線)

      FOMCや雇用統計を控えて様子見ムードが漂っており、ゴールドも動きづらい展開が続きそう。
      米金利が上昇しにくくなっていることから買い目線でいますが、現状の動きづらいレンジ帯をどちらに抜けるかで方向性を考え直したい。
      ゴールドが動き出した時の相関性を確認して考え直したいと思っています。

      ゴールドの相関性

      米金利
      金利上昇 → ゴールド売り
      金利低下 → ゴールド買い

      リスクオン・オフ相場
      リスクオン相場 → ゴールド売り
      リスクオフ相場 → ゴールド買い

      免責事項

      ・投資・投機はいかなる場合においても「自己責任」です。投資判断の最終的な決定は皆さま自身の「自己責任」の元行うものとし、投資資産のいかなる損失等が発生しても当サイト並びに運営者は責任を負うことはできません。

      おすすめの記事