【週間分析】FOMCあり!テーパリング加速は進むのか?

みなさん、お疲れ様です!
この記事では、先週の相場分析と来週の相場のポイントをファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの来週のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
なにか疑問点や質問等がありましたら、無料で入れる「Poundman Trade Information」にて聞いて頂ければお答えします!

先週の相場まとめ

先週のポイント

・豪州やカナダで金融政策発表
・オミクロン株の警戒感後退

・英政府は行動規制を発表
・米露首脳会談はウクライナ侵攻で決裂

豪州やカナダで金融政策発表
先週は豪州RBAとカナダBOCの金融政策が発表され、ともに結果は据え置きだったが対照的な結果となりました。

過去の結果や声明文・発言などからハト派と思われていたRBAは、据え置きの発表とともに声明文でオミクロン株に対する一定の警戒感を表しながらも、経済回復を妨げるとは予想せず」との見解を示したことで、マーケットが思っていたよりもハト派な内容でなかった為に豪ドルの買い戻しが起きています。

対して利上げ時期の前倒し期待が高まっていたBOCは、据え置きとともに発表された声明文で利上げ時期を来年半ばとして、来年前半を期待していたマーケットは期待よりもハト派な内容にカナダドル売りで反応しています。
オミクロン株の警戒感後退
ここ数週間のリスク要因となっていた新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」の警戒感は後退
製薬会社ファイザー社が新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」に対してウイルスの解析が終わり、

  • 来年3月にはワクチンの供給が可能
  • 3回目のワクチン接種が一定の効果が期待できる
  • オミクロン株は感染力は高いが毒性は弱い可能性が高い

以上の見解を示したことでリスクオフ相場は後退しました。

リスクオフで売られていた資源国通貨や原油は買い戻され、安全通貨であった円やフランは売られています。

英政府は行動規制を発表
新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」の毒性は低いとの見解が示されましたが、感染力が高く英国では感染拡大が広がっていることから、ジョンソン首相は行動規制を発表しました。
行動規制が発表されたことで経済停滞の懸念からポンドは売られています。
米露首脳会談はウクライナ侵攻で決裂
先週7日にバイデン大統領とプーチン大統領による米露首脳会談が開催されました。
バイデン大統領はプーチン大統領にロシアによるウクライナ侵攻を止めるように求めましたが、プーチン大統領は拒否し米露首脳会談は決裂に終わりました
バイデン大統領はロシアがウクライナに進攻した場合は「厳しい代償」と経済制裁の可能性を訴え、欧州などにも協力を求め、ロシアから欧州へ天然ガスを供給する「ノルドストリーム2」の停止を求めています
米国はウクライナへ武器の提供と軍を派遣しています。

来週の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

長期(1カ月〜3ヶ月) 中期(~1ヶ月) 短期(~1週間)
相場全体 リスクオン リスクオフ リスクオン
ドル円 上昇 レンジ 底堅い
ユーロドル 下落 下落 上値重い
ポンド円 上昇 レンジ 底堅い
ゴールド レンジ 上昇 底堅い
ダウ 上昇トレンド 上昇 上昇

それでは、今週のポイントについてみていきましょう!

今週のファンダメンタルズ注目点

今週の注目指標

12月13日(月曜日)
08:50 JPY 日銀短観
20:30 EUR センテノ・ポルトガル中銀総裁発言

12月14日(火曜日)
16:00 GBP 英雇用統計・失業率・平均賃金
22:30 USD PPI(生産者物価指数)

12月15日(水曜日)
08:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
16:00 GBP 英CPI(消費者物価指数)
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)(改定値)
22:30 USD 米小売売上高
22:30 CAD カナダCPI(消費者物価指数)

12月16日(木曜日)
00:30 USD 原油在庫量
02:00 CAD マックレムBOC総裁発言
04:00 USD FOMC政策金利・声明文・ドットチャート発表
04:30 USD パウエルFRB議長記者会見
06:45 NZD NZ四半期GDP
08:30 AUD ロウRBA総裁発言
08:50 JPY 日本貿易収支
09:30 AUD 豪雇用統計・失業率
17:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 CHF スイス国立銀行(SNB)金融政策発表
18:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
18:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
20:00 TRY トルコ金融政策発表
21:00 GBP 英中銀(BOE)金融政策・声明文・MPC投票配分発表
21:45 EUR ECB理事会・金融政策・声明文・スタッフ予想発表
22:30 EUR ラガルドECB総裁記者会見
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景況指数・失業保険申請件数
23:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

12月17日(金曜日)
04:00 MXN メキシコ金融政策発表
12時前後 JPY 日銀金融政策決定会合
15:30 JPY 黒田日銀総裁記者会見
16:00 GBP 英小売売上高
18:00 EUR ドイツIFO景況感指数
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)(改定値)

12月18日(土曜日)
03:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント

今週のファンダ分析のポイント

 

1)金融政策発表

ポイント!

金融政策の変更は?
経済・政策の見通しは?

  • FOMCに注目!
  • 英中銀(BOE)に注目!
  • ECB理事会に注目!
  • 日銀に注目!
  • スイス国立銀行に注目!
  • トルコ中銀に注目!

今週は各中銀による金融政策発表が集中しているので、時間・重要度・注目度・ポイントなどを把握しておきましょう。

FOMC

16日04:00 FOMC金融政策・声明文・ドットチャート発表
16日04:30 パウエルFRB議長記者会見

注目度 高い
織り込み度 テーパリングの加速を5割織り込み
バイアス ドル高

ポイント:テーパリングの加速

11月のFOMCでテーパリングを発表し、月に150億ドル(資産購入100億ドル・MBS50億ドル)づつ減額していくと発表しています。
ただ、その後発表された物価指標で1990年以来の高水準が発表され、パウエルFRB議長も物価高が一時的という表現を止める時が来たと発言し、物価上昇が懸念される状況となっていることから、テーパリングを加速するのではないかと期待が高まっています
一部では月に300億ドル(資産購入200億ドル・MBS100億ドル)に倍増させるのではないかと予想されています。
まだまだ完全にはテーパリングの加速を織り込んではいないので、テーパリングの加速が発表されても現状維持でも、どちらが発表されても大きく動くのではないかと注目が集まっています。

 

英中銀(BOE)

16日21:00 英中銀(BOE)金融政策・声明文・MPC投票配分発表

注目度 高い
織り込み度 テーパリングの加速を5割織り込み
バイアス 特になし

ポイント:利上げの有無と投票配分

英中銀は11月の政策発表で利上げが期待されていましたが、据え置きが発表されました。
しかも利上げに投票したのは2名だけということでポンドは大きく売られました。
それから、英国では物価高が進んでいて、要人発言からも利上げ期待が進んでいます

今回の政策発表でも利上げがあるのではないかと期待が高まっています。
ただ、利上げ織り込み度は5割∼7割といったところですが、どちらが発表されても大きく動く可能性が高く注目です。
また、据え置きが発表された上で、利上げ投票が2名から変わっていなかった場合は再度ポンドは大きく売られるのではないかと考えています。

 

ECB理事会

16日21:45 ECB理事会金融政策・声明文・スタッフ予想発表
16日22:30 ラガルドECB総裁記者会見

注目度 高い
織り込み度 テーパリングの加速を5割織り込み
バイアス 特になし

ポイント:PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の見直しと追加緩和

ECBは12月の理事会でPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の見直しをするといっており、どのような金融政策が発表されるか注目が集まっています。
現状のPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)は来年3月で終了の予定で、新たなPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)が発表されるのか、そのまま終了か、それとも現状のAPP(資産購入プログラム)のルールを変更して増額するのか、政策内容に注目です。
先週の要人発言からは追加緩和する可能性が高くなっていますが、完全には織り込まれていないことからそのような結果が発表されても大きく動く可能性が高いのではないかと注目しています。

また、12月のECB理事会ではスタッフ予想が発表され、今後の経済成長率やインフレ予想など経済見通しが同時に発表されることから、スタッフ予想に無いように注目。
特に物価高がどこまで続くのか、コロナによる経済停滞がどこまで影響しそうなのかなどに注目です。

 

日銀金融政策決定会合

17日12時前後 日銀金融政策決定会合・声明文発表
17日15:30 黒田日銀総裁記者会見

注目度 低い
織り込み度 現状維持を織り込み済み
バイアス 特になし

ポイント:黒田日銀総裁の記者会見

日銀は現状維持が発表されると予想され、ほとんど注目されていません。
なので、今回も動かないと思われます。
注意しておきたいと思うのは黒田日銀総裁の記者会見で、進む円安についてどのような発言が出てくるのかです。
円安を止めるような発言が出てくると円高に振れる可能性があるので、一応注意しておきたいと思います。

 

スイス国立銀行

16日17:30 スイス国立銀行(SNB)金融政策発表

注目度 低い
織り込み度 現状維持を織り込み済み
バイアス 特になし

ポイント:現状維持の発表と記者会見

スイスは日銀同様に現状維持を発表すると織り込まれている為、大きな値動きには繋がらないと思われます。
為替介入やフラン高に警戒する発言が出てくると思います。

 

トルコ金融政策発表

16日20:00 トルコ中銀金融政策発表

注目度 高い
織り込み度 1%の追加利下げの可能性を少し織り込んでいる
バイアス トルコリラ安

ポイント:追加利下げが発表されるかと、どこまでリラ安が進むのか

エルドアン大統領は低金利がインフレ抑制になると発言し、利上げを行ってきた中銀総裁を更迭してきました。
現在のトルコ中銀はエルドアン大統領の利下げ圧力に負けて、利下げを進めています。
そのためトルコリラは売られ続け、為替介入をしてもリラ安が止まらない状況です。
今回の政策発表でも利下げを発表した場合、さらにリラ安が進みクラッシュする可能性があるので注目です。

 

2)経済指標

ポイント!

注目の指標は?
ポイントは?

  • 英雇用統計に注目!
  • 英・加CPI(消費者物価指数)に注目!
  • NZ四半期GDPに注目!
  • 製造業・サービス業・総合PMIに注目!

今週は重要指標もいくつか発表されるので、ポイントを押さえておきましょう。

✔️英雇用統計

14日(火曜日) 16:00 英雇用統計・失業率・平均賃金

予想

雇用者数 18.5万人
失業率 4.2%
平均賃金 前年比4.5%

英国は人手不足が問題となっており、どこまで賃金が上昇しているのか注目です。
人手不足なので求職者が少ないので失業率は低下傾向にあります。
なので、失業率の低下よりもどこまで雇用者数が伸びているのかや賃金がどこまで上昇しているのかに注目が集まっています。
また、賃金が上昇している分は、企業の人件費コストに繋がり、結果的に商品価格に転嫁し物価上昇要因に繋がります。
物価高が英国でも問題となっているので、賃金上昇は良いことではなくリスクとして受け止められる可能性があります。

英CPI(消費者物価指数)

15日16:00 英CPI(消費者物価指数)

予想:(前年比4.7%)(コア前年比:3.8%)

英国でも物価上昇が問題となっており、物価高を抑える為に利上げするのではないかと注目が集まっています。
今回発表される物価が予想を上回るようであれば利上げ期待に繋がり、ポンド買いに繋がるのではないかと注目しています。
前日に発表される平均賃金と併せて注目です。

カナダCPI(消費者物価指数)

15日22:30 カナダCPI(消費者物価指数)

予想:(前年比4.7%)

物価高はカナダでも注目されており、CPI(消費者物価指数)に注目が集まっています。
予想を上回る結果が出てきた場合、来年の利上げの前倒し期待に繋がりカナダドル買いに繋がるのではないかと考えています。

 

NZ四半期GDP

16日06:45 NZ7∼9月期四半期GDP

予想:(前期比-4.3%)

ニュージー中銀は利上げを進めており、予想よりも強いGDPが確認されれば来年の追加利上げ期待に繋がるのではないかと注目しています。
追加利上げの期待が高まればNZドル買いに繋ると考えています。
新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」によるリスクオフは後退しており、NZドルが買われやすい状況となっていることから、強いGDPが確認された場合は大きな買いに繋がるのではないかと注目しています。

 

製造業・サービス業・総合PMI

16日17:15 フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16日17:30 ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16日18:00 ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16日18:30 英国製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16日23:45 米国製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国などから製造業・サービス業・総合PMIの速報値が発表されます。
今回は速報値なので予想と結果が乖離する可能性があるので注目です。
米国などは強い経済状況が予想され、欧州では景気の悪化が警戒されています。
特に欧州などで景況感が弱いものが発表された場合はユーロ売りが加速する可能性があるので注目です。

3)リスク要因

ポイント!

現在のリスク要因は?

  • 欧州リスク
  • 英欧リスク
  • 中国リスク

先週は新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」によるリスクオフは後退し、リスクオン相場に入ってきています。
ただ、次のリスク要因は控えており、政策発表や重要指標が通過した後はリスク要因が注目されると思われます。
その時のためにもどのようなリスク要因があり、リスク要因がどのように進んでいるのか把握しておきましょう!

欧州リスク

欧州はロシア・ベラルーシリスクとポーランドリスクとトルコリスクがあります。

ロシアのウクライナ進攻について米国や欧州は批判しています。
バイデン大統領は先週プーチン大統領と会談しましたが、ウクライナ問題は解決せずバイデン大統領は欧州に対してノルドストリーム2の停止を要求しています。
欧州はロシアからの天然ガス供給用のパイプライン、ノルドストリーム2の認可作業を一時停止しています。
欧州では天然ガス不足問題があることから、ロシアに対する制裁を優先するのか、それとも天然ガス・経済を優勢するのか注目です。
また、ベラルーシとも欧州は対立しており、ロシアからのパイプライン遮断を人質にされていることから、ロシアやベラルーシと欧州の対立にも注意しておきたいと思います。

ポーランドとEUは司法権を巡り対立が続いており、ポーランドに対して罰金の支払いを命じています
ポーランドは罰金の支払いを拒否していることから、EUはポーランドに対して支払うEU加盟国の分配金などの支払いを停止しています。

ポンドマン
ポーランドはEUに加盟していても分配金などを貰うことが出来ない状況なので、EUに加盟している旨味が少なく不満が溜まっている状況になってる💦

このことからポーランド国内ではEUからの離脱の声が高まっており、ハンガリーも同調してきている状況にあります。
ポーランドでEUからの離脱が本格的に進み始めないか、ポーランドと欧州の対立に関するヘッドラインに注目です。

トルコは今週の金融政策発表で利下げをするのではないかと注目が集まっています。
利下げをすればさらにリラ安が進み、トルコリラがクラッシュするのではないかと注目が集まっています。

ポンドマン
3回の為替介入を行ってるけど、まだトルコリラの水準は最安値更新を続けてる…

為替介入には限界があることから、限界を迎えたときにリラ安が進み、暴落するのか?それとも政策金利の利上げに踏み切るのか注目です。
トルコリラ安が進めば、トルコ国債の償還・利払い額が増え、デフォルト懸念に繋がります。
トルコがデフォルトした場合、トルコ国債を多く抱えている欧州の銀行に飛び火→欧州リスクに繋がってしまうので要注意です。

 

英欧リスク

英国と欧州の間では、現在も離脱協議が続いています!
欧州は離脱協議の一旦のゴールをクリスマスと考えていて、それまでに離脱協議が合意に至らなかった場合は合意なき離脱(離脱協定の破棄)の可能性が出てきます💦

合意なき離脱(離脱協定の破棄)はユーロにとってもポンドにとっても売り要因となり、世界的なリスク要因に繋がる可能性があります。

特に以下の2点には注目です!

北アイルランド議定書
2020年末で英国はEUから離脱しましたが、その際に離脱に関する協議の一つに北アイルランド議定書があります。

北アイルランド(英国領)とアイルランド(EU加盟国)の間には物理的な国境を設けず、関税や物の移動などについて取り決めたものです。

現在の取り決め内容に英国も欧州も納得しておらず、内容の改定について協議が続いています。

英仏漁業権問題
英国がEUに加盟している時は、欧州の国も英国領海で漁業をしていました。
ただ、英国がEUから離脱することで、英国は欧州各国による英国領海での漁業を禁止しました。

欧州各国は離脱協議で英国領海での漁業権を主張し、対立を続けています。
(離脱協定の中で英国も譲歩して、一定数の漁業に関して認めています)
なかでもフランスは英国領海での漁業権を主張しており、英国がこのまま拒否を続けるなら制裁措置を発動すると言っています。

 

中国リスク

中国リスクは主に2つあります!
1つが中国と世界の対立リスク、2つ目が中国の景気後退リスクです。

中国と世界の対立

中国は人権問題で各国から批判されており、北京冬季五輪をボイコットする国が増えています。
その事に中国は反発しており、中国の報復行動がある可能性があります!

中国の景気後退リスク

  • 強いロックダウンによる景気後退

    ポンドマン
    中国は北京冬季五輪を開催するために新型コロナウイルスの抑え込みに必死になってるんだよね〜だから強いロックダウンを実施してる!
  • 中国恒大集団のデフォルトによる連鎖倒産

    ポンドマン
    中国恒大集団のデフォルトが確実だから、連鎖倒産が起きて景気後退するリスクがある💦

中国の対立と景気後退には今週も注目しておきましょう!

今週の通貨毎の分析

本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

ドル円

スタンス:買い目線

ポイント
・FOMC
・リスク要因

ポンドマン
FOMC以外ではリスク要因による円高には気を付けておきたい!

基本はドル円買い目線です!

今週はFOMCと日銀金融政策決定会合と日米両国で金融政策発表されます。
FOMCはテーパリングの加速が議論されるなどタカ派、日銀は緩和政策の継続でハト派と、日米中銀のスタンスの違いが明確になるのではないかと思われます。
日米のスタンスの違いはドル円の上昇に繋がるのではないかと考えています。

また、米国はクリスマス休暇に向けてレパトリのドル需要が増えて、ドルの下支えになるのではないかと考えています。
このことからドル円は底堅く推移すると考えて、下落したところは買っていきたいと思います。

注意しておきたいポイントとして、リスク要因による円高に注意しておきたいと思います。
ただ、112円台までリスク要因で円高が進んだ時は、押し目買いのチャンスと考えています。

 

ユーロドル

スタンス:売り目線

ポイント
・FOMC
・ECB理事会
・製造業・サービス業・総合PMI
・リスク要因

ポンドマン
今週のユーロドルは大きく動きそうな予感・・・

基本は売り目線。

FOMCはタカ派、ECB理事会はハト派と、こちらも中銀のスタンスの違いからユーロドルの下落に繋がりそう。
FOMCでテーパリングの加速が発表されなかった場合は、先行した期待感の分だけドルが売られる可能性がありますが、ドル売りは限定的だと考えます。
また、ECB理事会は追加緩和が発表されればユーロ売りが進む可能性が高いですが、何も出てこなければ一旦ユーロ買いが進む可能性があります。
こちらも、ユーロ買いは限定的で、その後はユーロ売りが進む可能性が高いと考えています。

その上で、ユーロ売り要因としてリスク要因などが挙げられます。
また、製造業・サービス業・総合PMIの速報値で予想を下回る結果が出てくるようであればユーロの売りに繋がる可能性があるので注目しています。

ポンド円

スタンス:買い目線

ポイント
・英中銀(BOE)
・英欧リスク

ポンドマン
利上げが発表もしくは利上げ期待が高まればポンド買い!

基本は買い場を探す展開を想定しています。

英中銀(BOE)で追加利上げが発表された場合はポンド買いが進みます。
また、投票配分でギリギリ据え置きとなれば、利上げ期待が残りポンド買いが進む可能性があります。
この辺りを見ながらポンドを買っていこうと思っています。

注意したいポイントとして、英欧離脱協定で合意なき離脱の可能性が出てきた場合はポンド売りが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。

ゴールド

スタンス:買い目線(様子見)

ポンドマン
FOMCまでは方向感なく進みそう・・・
買い目線なのだが、FOMCの結果次第で売り目線に変更する可能性あり。
テーパリングの加速が発表された場合、米金利が上昇し、ゴールド売りが進む可能性が高い。
ただ、それ以外の状況はリスク要因やインフレが進んでいることなどから、買い要因が多いことから、基本は買い目線で考えています。
FOMCで金利が上昇するようであれば一旦様子見しようと考えています。
ゴールドの相関性
✔️金利との相関性
金利上昇 → ゴールド売り

金利低下 → ゴールド買い

✔️リスク要因との相関性
リスクオン相場 → ゴールド売り
リスクオフ相場 → ゴールド買い

 

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