みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!
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- 予想外に在庫が減っていた原油在庫量
- 予想を下回った英CPI(消費者物価指数)
- 低調な結果となった米20年債入札
昨日、米国のエネルギー省が発表する週間在庫統計で、原油在庫量が予想以上に減っていたことで原油価格は上昇。
原油価格は7年ぶりとなる84ドル台まで上昇しています💦
これで、ますます燃料資源価格の上昇に繋がる可能性が出てきました・・・!
ただ、昨日の記事でも予想した通り0.1%の乖離は誤差の範囲ということで、一旦ポンドは売られましたがその後は利上げ期待に強く反応しポンドは上昇しています。
米金利の上昇は米ドルの下支えとなり、ドル円は114円台をキープしています。
本日の注目経済指標
10月21日(木曜日)
EU首脳会議
20:00 TRY トルコ中銀金融政策発表
21:30 USD 米失業保険申請件数・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
22:00 USD ウォーラーFRB理事発言
23:00 USD 米中古住宅販売戸数
23:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)
10月22日(金曜日)
04:00 AUD ロウRBA総裁発言
08:30 JPY 日CPI(消費者物価指数)
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(1週間〜1ヶ月) | 短期(~1週間) |
相場全体 | リスクオン | リスクオフ | リスクオン |
ドル円 | 上昇 | レンジ | レンジ |
ユーロドル | 下落 | 下落 | 上値重い |
ポンド円 | 上昇 | 上昇 | 上昇 |
ゴールド | レンジ | 下落 | 上値重い |
ダウ | 上昇トレンド | レンジ | 上昇 |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!
(1)トルコ金融政策発表
トルコリラはクラッシュするのか?
- 利下げ幅に注目!
- リラ円12円に注目!
(2)EU首脳会議
燃料資源価格の上昇に対策は出てくる?
北アイルランド議定書は解決に向かう?
- カーボンニュートラル政策に注目!
- その他燃料資源価格の上昇対策に注目!
- 北アイルランド議定書に注目!
(3)要人発言
FRBの利上げ観測は?
RBAの方向性は?
- ウォーラーFRB理事の発言に注目!
- ロウRBA総裁の発言に注目!
それではここからは、上記の注目ポイントを詳しく解説していきます!
トルコリラはクラッシュするのか?
- 利下げ幅に注目!
- リラ円12円に注目!
20:00 トルコ政策金利発表
政策金利予想:0.5%利下げ(確率20%)
1.0%利下げ(確率80%)
金利 | |
現状 | 18% |
予想①:確率20% | 17.5%(0.5%利下げ) |
予想②確率80% | 17%(1.0%利下げ) |
結果 | 値動き |
0.5%利下げの場合 | 一旦トルコリラは買われ、その後は上値が重い展開が続く |
1.0%利下げの場合 | トルコリラは売られ、12円を割り込むことが出来るかの攻防に繋がる |
トルコではエルドアン大統領によって中銀メンバーが3名更迭され、トルコリラが下落し安値を更新しています。
エルドアン大統領が更迭した3名は利下げ反対派と見られ、利下げを強行するために更迭したと見られています!
トルコ中銀の金利目標は「コアインフレ率を上回る水準」になっています。
9月23日の政策発表では、1%利下げを発表し、19%から18%に引き下げています。
先日発表されコアCPI(消費者物価指数)は16.98%となっています。
インフレ率は前月と比べて上昇していますが、トルコ中銀が目標としているコアCPI(消費者物価指数)の水準よりは政策金利のほうが1%高くなっているため、今回の金融政策発表では1%の追加利下げを発表するのではないかと予想されています。
「コアCPI(消費者物価指数)16.98%<政策金利18% → 1%の利下げ余地と考えている」
トルコがデフォルトになると、欧州の銀行に影響が出てくるため、欧州通貨や株価に影響が出てきます💦
株価下落に繋がれば、リスクオフにも繋がるので、トルコリラを取引してない人にも影響が出てくる可能性はあります。
経済規模の大きさからも、デフォルトしたときの影響は大きなものとなりそうです。
この3名は利下げ反対派と見られ、利下げを強行するために更迭したと見られています!
2)EU首脳会議
燃料資源価格の上昇に対策は出てくる?
北アイルランド議定書は解決に向かう?
- カーボンニュートラル政策に注目!
- その他燃料資源価格の上昇対策に注目!
- 北アイルランド議定書に注目!
問題点と背景と影響についてまとめてみたいと思います。
・資源価格の上昇によるコスト増
・コスト増による物価上昇
原油や石炭を二酸化炭素排出の少ない天然ガスに変えることで、天然ガス価格が上昇しています。
その他にも基金を作るなど、EUからの支援策の可能性も考えられます。
今日・明日のEU首脳会議で対応策が出てくるのかに注目です。
現在は陸続きになっている北アイルランド(英国領)とアイルランド(EU加盟国)の国境問題などで協議を続けています。
今回のEU首脳会議で、北アイルランド議定書に関する協議進展に向けて動くのか注目です。
3)要人発言
FRBの利上げ観測は?
RBAの方向性は?
- ウォーラーFRB理事の発言に注目!
- ロウRBA総裁の発言に注目!
19日にウォラーFRB理事が「
本日もタカ派の発言が出てくる可能性があり、米金利が上昇する可能性があるので発言内容に注目です!
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ドル円は買い目線。
ポイントは燃料資源価格の上昇とリスクオフ
原油価格は上昇しており、貿易赤字の観測から円安がトレンドになっています。
ドル円も買い目線で考えています。
115円の壁は厚そうなので、抜けるのに何回かチャレンジしないといけないのではないかと考えていますが、114円も固まってきているのではないかと思うので、114円近くで買っていきたいと考えています。
ユーロドル
売り目線(様子見)(2日〜1週間程度の目線)
ユーロドルは中長期で下落を予想。
ドル買いの調整、スイス国立銀行のユーロ買い介入の噂などから、ユーロドルは上昇しています。
調整が終わり、介入の噂が後退すると、再度ユーロドルが下落すると思うのでタイミングを様子見しています。
本日のトルコリラがクラッシュするなど、トルコのデフォルトが懸念される展開となればユーロ売りに繋がり、ユーロドルの売りに繋がると考えています。
トルコ政策金利発表を確認して、リラが急落するようであればユーロドルの売りを進めたいと考えています。
ポンド円
買い目線。(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:EU首脳会議
昨日のCPI(消費者物価指数)は予想通りポンドは往って来いの結果となりました。
まだまだ、利上げ期待が強く、ポンドを下支えしている状況です。
クロス円の上昇、円安トレンドもありポンド円は買い目線継続です。
ただ、上記EU首脳会議でも書いたように、北アイルランド議定書に関する問題でEUが強硬姿勢に出てきた場合はポンド売りに繋がる可能性があるので、注意だけはしておきたいと考えています。
ゴールド
ゴールド売り目線(2日〜1週間程度の目線)
大きなリスク要因はなく、リスクオンが継続。
リスクオン相場でゴールドの上値が重い展開を予想しています。
注目のポイント
米要人発言で利上げ期待が進むのか、後退するのかに注目!
米金利が上昇しなければ、ゴールド買いに繋がる可能性があります。
1800ドルの壁にも注目。
1800ドルの壁は厚く、抑えられ下落する可能性も考えています。
1800ドルを超えるまでは戻り売り戦略で行きたいと思います。
1800ドルを超えた場合は戦略見直ししたいと思います。
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