みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
なにか疑問点や質問等がありましたら、無料で入れる「Poundman Trade Information」にて聞いて頂ければお答えします!
昨日の相場まとめ
昨日は1日を通してオセアニア通貨が強い1日でした。
昨日発表のRBA理事会では、期待されていた追加緩和は発表されず、前回発表された引締め方針を維持、追加緩和期待で売られていた豪ドルが買い戻され、豪ドルの上昇に繋がりました。
NZドルは、NZ中銀が住宅ローンの引き上げ・利用抑制を検討していると伝わると、金利が上昇しNZドルが上昇しました。
また、本日早朝に発表されたNZ雇用統計では、失業率が4%(予想4.5%)とかなり改善され完全雇用に近づき、年内利上げ期待に追い風となっています。
クロス円は原油価格の下落やコロナ感染拡大懸念からリスクオフが進み円高が進みました。
ただ、円高が進んだものの、フランや米ドルが動いていないことから、一部ではリスクオフの動きよりも夏休み・お盆を控えたポジション調整や実需の動きではないかとの見方も出ています。
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(~1カ月) | 中期(~1週間) | 短期(~1日) |
相場全体 | リスクオン | レンジ | リスクオフ |
ドル円 | レンジ | レンジ | 乱高下 |
ユーロドル | 下落トレンド | レンジ | 乱高下 |
ポンド円 | レンジ | レンジ | 上昇 |
ゴールド | 下落 | レンジ | 上昇 |
ダウ | 上昇トレンド | レンジ | 上昇 |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
1)米国経済指標
本日の米国はADP雇用統計とISM非製造業景況指数と注目の指標が立て続けに発表されます。
ポジティブサプライズとネガティブサプライズが指摘され、米ドルの乱高下の可能性が懸念されているので要注目です。
ADP雇用統計(21:15)
予想:69.5万人
週末のNFP雇用統計の前哨戦としてどのような数字が出てくるか注目されています。
失業給付の上乗せなどのサポート終了が就労意欲に繋がり、雇用増のポジティブサプライズに繋がる可能性が指摘されています。
ISM非製造業景況指数(23:00)
予想:60.5
先日のISM製造業景況指数が予想を下回ったことと、足元でデルタ株の感染が拡大していることなどから、ISM非製造業景況指数はネガティブサプライズの可能性が指摘されています。
米経済はピークアウトが懸念されていて、ISM非製造業景況指数もピークアウトするのではないかと懸念されています。
また、デルタ株の感染拡大により、NYでは飲食店の入店にワクチン接種証明の提示規制など噂も出てきています。
再度の規制強化は、接客業・サービス業の景況感悪化に繋がります。
このことから本日のISM非製造業景況指数は、先日のISM製造業景況指数以上に注目が集まっています。
2)リスク要因
リスク要因が頻繁に入れ替わりマーケットに影響を与える展開が続いています。
VIX指数の上昇、株価指数の下落、原油価格の下落、国債利回りなどが注目指針。
リスクオフが進んだ場合、資源国通貨をクロス円で短期売りを考えている。
特に原油価格が下落している局面ではカナダドル円の売りが有効。
先週末、中東でタンカーが攻撃されイランの関与が疑われていましたが、昨日は新たにタンカーが拿捕されイランの関与が疑われています。
中東リスクが高まるとリスクオフですが、原油価格の上昇につなる可能性もあるので、リスクオフの要因見極めも重要になります。
・米議会でインフラ投資法案と財源問題について
・米企業決算などから株価下落
・中東や中国など地政学リス
本日の注目経済指標
8月4日(水曜日)
16:45 EUR イタリア総合・サービス業PMI(改定値)
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI(改定値)
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI(改定値)
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI(改定値)
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI(改定値)
21:15 USD ADP雇用統計
22:45 USD 米総合・サービス業PMI(改定値)
23:00 USD クラリダFRB副議長発言
23:00 USD ISM非製造業景況指数
23:30 USD 原油在庫量
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
ドル円上昇に反転できるか経済指標に注目。
本日はADP雇用統計とISM非製造業景況指数が予定されています。
ポジティブサプライズとネガティブサプライズの両方が指摘されていて、乱高下が予想されます。
予想と結果の乖離と、結果を受けて日米金利差や米3年債利回りが上昇できるか、その上昇にドル円がついていけるかに注目しています。
赤丸で囲んだ部分のように相関性の高い金利動向に値動きがついていかないと、その後急落する恐れがあります。ドル円は押し目を拾っていきたいので、金利動向と値動きが相関しているのか確認しながら買っていきたいと思います。
ポンドマンはドル円をそろそろ大きめに仕込んでいく予定です!
ユーロドル
ユーロドルは様子見。
ユーロドルはドル円同様に、米指標の発表で乱高下が予想されていています。
また、欧州時間にはドイツやフランス、ユーロ圏などの総合・サービス業PMIの改定値が発表されます。
総合・サービス業PMIの改定値は、急ぎ発表した速報値をしっかりと統計し直したものなので、予想と結果が大きく乖離することは稀ですが、乖離した場合は動く可能性があります。
本日のユーロドルは、欧米指標結果に左右される展開が予想されるため、方向性が見極めにくいため様子見しようと思っています。
ポンド円
ポンドは様子見。
明日木曜日に英中銀の金融政策発表が予定されていて、注目度の高い「Super Thursday」であることから政策発表前のポジション調整の動きが出てきそう。
ポジション調整の動きはどちらに動くのかわかりにくく、急に動くことも多いことから、下手に手を出してやられないように様子見していようと思う。
豪ドル円
基本売り目線。
昨日の豪ドルは上昇しましたが、RBA理事会の結果を受けて一時的に買い戻されただけと見ています。
リスクオフが進んだ場合は豪ドル円の売りを考えています。
また、豪州の主要産業である鉄鉱石の価格が昨日急落しています。
鉄鉱石価格の急落が続くようであれば、さらに豪ドルの上値を重くすると思われます。
NZドル
基本買い目線。
雇用統計の結果は、失業率4%(予想4.5%)とかなり良い数字が出てきました。
昨日の通貨毎の分析でも書いたように、失業率4%という結果はNZドルの買いトレンドに繋がるのではないかと思われる数字です。
リスクオフに気をつけながら、NZドルを買っていきたいと思います。
ゴールド
下落予想。
本日の米指標や米金利の動向次第ですが、金価格は上値が重くなっています。
昨日の円高がリスクオフによるものだとすると、リスクオフでも上昇しにくくなってきました。
米金利の下落も底が近いのではないかと思われ、豪ドル上昇要因が少なくなってきています。
米指標の時間には気をつけて、金利の動きを見ながら売り回転していきたいと思います。
今Hotな通貨!!
ドル円が5月以来の水準、108円台に突入してきました。
日足レベルで見ると2021年のレンジ下限に近付いてきていること、日米金利差や3年債利回りの状況を見ると、反転水準にきているのではないかと見ています。
長期取引で拾いやすい水準なので、ドル円で書いているポイントを見極めながらエントリーしたいところです。
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