【7月27日ポンドマンのトレード分析】FOMCを控えて様子見ムード?!

みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!

なにか疑問点や質問等がありましたら、無料で入れる「Poundman Trade Information」にて聞いて頂ければお答えします!

ポンドマンの目線まとめ

本日のポンドマンの目線をまとめます!根拠についてはこの先で詳しく解説しています!

通貨 目線
USDJPY 落ちたら買い
EURUSD 上がったら売り
GBPYPY 落ちたら買い
XAUUSD 上がったら売り

昨日の相場まとめ

昨日は重要イベントが少なく、マーケットはリスク要因に左右される展開でした。

ポイント

・ワクチン接種が進んでいるが感染拡大している➡経済回復期待が後退する場面が増えている

・昨日、豪州でロックダウン延長の発表が危惧された。

・欧米英など中国包囲網が進む中、中国は反発を強めている➡リスクオフの要因

FOMCを控え、様子見ムード

コロナワクチン接種が進みコロナ禍からの経済回復期待が進んでいましたが、ワクチン接種が進んでいるにもかかわらずデルタ株の感染が拡大していることから経済回復期待が後退する場面が増えています。

昨日も豪州で大都市シドニーのあるニューサウスウェールズ州が9月中旬までのロックダウン延長を本日発表するのではないかとの憶測から、リスクオフムードが高まりオセアニア通貨(AUD・NZD)が売られ円が買われていました。

また、欧米英など中国包囲網が進む中、中国は反発を強めています。また、中国は自国企業に関しても規制を強化しており、昨日も中国当局がテクノロジー・教育産業に対する締め付けを強化したことで欧米の中国企業株や、香港ハンセン指数、上海総合指数は大幅下落となり、リスクオフの要因となりました。

ただ、欧州勢が参加するとリスクオフムードは後退し、売られたオセアニア通貨は買い戻され、円安・ドル安が進みました。

NY市場に入るとFOMCを控えて様子見姿勢が強くなり、方向感を模索する展開となりました。

 

FOMCを控えていることや、重要イベントが少ないことからリスク要因によるマーケットの展開は今後も続きそうな気がしています。

本日の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

長期(~1カ月) 中期(~1週間) 短期(~1日)
相場全体 リスクオン リスクオン レンジ
ドル円 上昇トレンド レンジ レンジ
ユーロドル 下落トレンド 下落トレンド レンジ
ポンド円 レンジ レンジ 上昇
ゴールド レンジ 下落 レンジ
ダウ 上昇トレンド 下降orレンジ 上昇or下降

それでは、本日のポイントについてみていきましょう!

本日のファンダメンタルズ注目点

1)リスク要因

昨日同様にリスク要因にマーケットが左右される展開が続くと予想していています。

リスクオフが進めばオセアニア安円高リスクオンムードが進めば円安オセアニア高となると見ています。

注目しているリスク要因は、中国リスク米株リスクコロナリスクの3点に注目しています。

 

中国リスク

中国当局が中国企業に対し規制強化を発表したことで上海総合指数や香港ハンセン指数、海外に上場している中国企業の株価が下落、中国の締め付けはまだ進む可能性があるので注意しておきたいと思います。

また、人権問題で欧米から非難されている中国は反発・報復の可能性があり、特に報復しやすい豪州は要注意です。

 

米株リスク

米株リスクはインフラ投資法案など予算関連決算発表がポイントです。

・インフラ投資法案により株価下落の可能性あり。(インフラ投資法案は以下で別で説明しています。)

・本日発表の決算発表により、米株価下落&リスクオフに傾く可能性あり。

マイクロソフトやアルファベット、アップルなど米国を代表するハイテク企業の決算発表が予定されていて、どの企業も好決算が予想されています。
好業績が予想されている企業が、サプライズで下方修正を発表すると株価下落に繋がり、リスクオフ要因になると見ています。

 

コロナリスク

コロナリスクについては、デルタ株の世界的な感染拡大により、外出規制を強化する動きが見えてきています。

コロナ感染拡大による外出規制や渡航制限などが報じられると、コロナによる経済停滞、回復期待の後退に繋がると見られ、株価下落などに繋がり、リスクオフムードが高まるのではないかと見ています。

 

2)インフラ投資法案

インフラ投資法案は、1.2兆ドルの財政支出をするだけに経済の下支えになると期待され、期待感から株価上昇の要因となっていました。

これがダメになる(減額される)と、期待で上昇していた株価が下落するので、リスクオフに注意が必要です。

昨日もインフラ投資法案を巡って共和党と協議しましたが成立には至っていません。

8月9日からの米議会休会を前にインフラ法案を成立させたいバイデン政権は、本日も米議会ではインフラ投資法案の修正作業が進められると思れ、共和党が納得する内容に修正するのか、単独過半数の立場から強硬姿勢を貫くのか注目です。

本日の注目経済指標

今週の注目指標

7月27日(火曜日)

16:00 JPY 黒田日銀総裁発言

21:30 USD 米耐久財受注・住宅価格指数

23:00 USD 米消費者信頼感指数

23:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言

7月28日(水曜日)

02:00 USD 米5年債入札

08:50 JPY 日銀金融政策決定会合における主な意見(7月16日分)


本日は大きく動きそうな指標はありませんが、米国の住宅価格が大きく上昇しているようであれば、FRBの引締め材料として見られる可能性があり、ドル買いに繋がるかもしれません。

本日の通貨毎の分析

本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

ドル円

FOMCを控えて、動きにくい展開が予想されていますが、下落した場合はいい買い場になると見ています!

リスク要因でマーケットが動いても、ドルと円が同じような動きをすることから大きな値動きに繋がりにくいと見ています。

ただ、基本は買い目線なので、109円台などはイイ押し目ポイントだと見ています。

要注目ポイント!!

米3年債利回りで、米ドルとの相関性が高くなっていて、3年債利回りが下落していないのにドル円下落というギャップはチャンスだと注目しています。

ドル円チャート

ドル円ポイント

買いたいポイントとして見ているのは・・・
第1買いポイント110.2
第2買いポイント109.7
第3買いポイント109.15

上昇チャネルの下限では、反発すると見ています。
今日は仕込み時かな!

ユーロドル

ドル円同様動きづらい展開が予想されます。

基本は売り目線なので、上昇したところを拾って売っていきたいと思います。

ポイントもドル円同様に米3年債利回りとの相関を見ながら、ギャップが出たところがチャンスだと思っています。

ユーロドルチャート

 

ユーロドルポイント

売りたいポイントとして見ているのは・・・
売りポイント1.183
売りポイント1.184

下の目標ポイントについては、
第一到達目標ポイントが1.170

ポンド円

ポンドは上昇目線です。

ただ、懸念材料もあり、急落には注意しておきたいです。

急落の懸念材料

・欧州との対立
欧州との国境問題で、欧州離脱(Brexit)の際に結んだ協定を再協議したい英国と、再協議には応じない欧州で対立しており、貿易に影響が出てくる可能性があるので関連発言には注意しておきたい。

・コロナ関連

英国はコロナ感染対策はほとんど規制をなくしています。
感染者数が拡大して、再度規制という話が出てくるとポンド売りに繋がるので、こちらも気を付けておきたいと思います。

この辺りが出てこなければ、ポンドは底堅く上昇していくと思います。

ゴールド

ゴールドはリスクオフの流れに注意しながら売っていきたいと思います。

リスクオンが進むと金利が上昇し、安全資産である金から金利を求めて資金が流出していきます。

本日昨日の流れを引き継ぐとリスクオンが進む可能性が高く、金の上値が重くなっていくと思います。

注目指標としてはVIX指数チャートを見ているとわかりやすく、VIX指数が上昇するとリスクオフ、金価格の上昇に繋がります。

VIX指数に注意しながら金を売っていきたいと思います。

ゴールドチャート

 

Weeklyの記事で解説していた通り、売りでポジションを取りました!
レンジ感が強いので一度利確しましたが、また売りで仕込みたいと思っています。
ゴールドポイント

ここ最近はずっとレンジを組んでいるので、スキャレベルでは買いもありですが、基本戦略は戻り売りです!

売りたいポイントとして見ているのは・・・
第1売りポイント1809~1812
第2売りポイント1826~1832
第3売りポイント1840

下の目標ポイントについては、
第1到達目標ポイントが1790
第2到達目標ポイントが1773
第3到達目標ポイントが1760

この価格を超えていくと1730〜1740辺りまで落ちていくと見ています。

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