【9月23日】FOMCの結果まとめ&英国の金融政策発表の要点まとめ!

みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!

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昨日の相場まとめ

昨日のポイント

  • 日銀は現状維持を発表し無風通過
  • FOMC金融政策発表でドル買いが進む
  • 中国恒大集団が利払いを発表したことでリスクオフ後退

日銀は金融政策決定会合を開き、現状維持を発表!
黒田日銀総裁の記者会見でも特に目立った内容もなく、マーケットは無風で通過しました。

ポンドマン
昨日は注目のFOMCで、まさかのハト派のパウエルFRB議長がタカ発言!

FOMC金融政策発表では、初動で一旦ドル買いで反応しましたが、その後はすぐにドル売りに転じました。

まさかの、いつもハト派姿勢のパウエルFRB議長からタカ派発言が出てきて、マーケットはドル買いで反応!

結果、FOMCはドル買い・ゴールド売りという結果となりました。

FOMCについて、詳しくはこちらでまとめています!

また、今週注目の中国恒大集団でも動きがありました。
一部報道として「23日の人民元建て利払いを実施する」と報じられたことでデフォルト懸念が後退し、リスクオフは後退しています。
気になるのは人民元建てというところ!ドル建てはどうなんだろうと思ってしまいます。

ポンドマン
引き続き、中国恒大集団から目が離せない展開は続きます・・・💦

リスクオフの要因となっている中国恒大集団のデフォルト懸念は以下の通りです。

✔️中国恒大集団デフォルト懸念
先週、「中国恒大集団」という中国の大手不動産会社が利払いできないと発表があり、中国株は下落。
中国恒大集団のデフォルト懸念は中国の不動産バブルの崩壊に繋がるのではないか?
リーマンショック級のリスクオフが起こるのではないか?とマーケットは注目しています。

昨日のFOMC総まとめ!

事前予想

金利・量的緩和ともに据え置き!
今回のFOMCでテーパリングについて触れて、11月のFOMCでテーパリングを発表、12月のFOMCでテーパリングスタート

✔️ポイント

  • テーパリングに関して答えが出てくるか?
  • 利上げ時期は前倒しになるのか?(ドットチャート)

結果

政策金利 0~0.25%(ゼロ金利政策)
量的緩和 国債買い入れ額800億ドル(月額)
住宅ローン担保証券 月額400億ドル

テーパリング議論は開始されています!
パウエルFRB議長の記者会見で11月に発表するとの発言がありました。
事前予想通りの11月のFOMCでテーパリングを発表し、12月のFOMCでテーパリングスタートという結果に終わっています!

ドットチャートに関して

2021年6月FOMCドットチャート
2021年9月FOMCドットチャート

ポンドマン
左が6月ドットチャートで右が9月ドットチャートです!

6月と9月を比べると、2022年・2023年ともに利上げ期待が進んでいることがわかります!

※点が上にあるほど高い政策金利を予想している。
※点が多いほど予想している人が多い

ポンドマン
22年の利上げを期待している人が7人から9人に増えています!(9月は0.25%が5人、0.5%が3)

今回の値動きについてみてみましょう!

第1波 発表直後にテーパリングなどの言葉でアルゴリズムが反応しドル買い(上髭を残してすぐに戻す)
第2波 声明文の内容や経済見通しなどからドル売りで反応(ドットチャートから利上げ期待は高まったが、経済見通しで下方修正されたことに反応)
第3波 記者会見でパウエルFRB議長がタカ派発言してドル買いで反応

210922FOMC時のドル円チャート

まとめ

今回期待されていたテーパリングについては、一旦結論が出たと考えています!

また、記者会見では、予想以上に量的緩和の終了時期(経済が予測通りなら来年半ばで終了)まで聞けたのはタカ派として受け止めています!

今後は雇用統計で問題なく雇用が回復していければ、シナリオ通り12月のFOMCでテーパリングが開始すると思います。
※過去に利上げが既定路線だったが、直前の雇用統計でかなり悪い数字が出てきて利上げがなくなったことがある※

次の焦点は利上げ期待になります!

今の所2022年の利上げ予想は薄いですが、期待が高まれば金利が上昇しドル買いが進む可能性が高いです!
2022年の投票権を持つFOMCメンバーが利上げ発言すると注目!

FRBの引き締めが始まり、オセアニアやカナダ英国や欧州が、引き締めを足踏みしているとドル買いが進むのではないかと注目しています!

本日の注目経済指標

本日の指標

9月23日(木曜日)
東京市場休場(秋分の日)
16:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16:30 CHF スイス国立銀行(SNB)政策金利発表
16:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
20:00 GBP 英中銀(BOE)政策金利・声明文・MPC投票配分発表
20:00 TRY トルコ政策金利発表
21:30 USD 米新規失業保険申請件数
21:30 CAD カナダ小売売上高
22:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)

本日の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

項目 長期(1カ月〜3ヶ月) 中期(1週間〜1ヶ月) 短期(~1週間)
相場全体 リスクオン リスクオン ややリスクオン
ドル円 上昇 レンジ 上昇
ユーロドル 下落 レンジ 下落
ポンド円 上昇 レンジ 上昇
ゴールド 上昇 上昇 上値重い
ダウ 上昇トレンド 上昇 上昇

それでは、本日のポイントについてみていきましょう!

本日のファンダメンタルズ注目点

本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!

(1)金融政策発表

ポイント!

政策変更はあるのか?
見通しに変更はあるのか?

  • 英中銀(BOE)金融政策発表は投票配分に注目!
  • トルコ中銀は利下げがあるのか注目!
  • スイス国立銀行(SNB)は無風通過!?

詳しい解説はこちら!

(2)製造業・サービス業・総合PMI

ポイント!

景気回復はピークアウトしてるのか!?

  • 今回のPMIは速報値の為、予想と結果が乖離しやすい!
  • コロナやサプライチェーン問題などから景気見通し悪化が懸念されている!

 

(3)リスク要因

ポイント!

中国恒大集団の利払いは本当に実施される?

  • 本日の利払い・ヘッドラインに注目!
  • 今後の利払いについても材料が出てこないか注目!

 

それではここからは、上記の注目ポイントを詳しく解説していきます!

1)金融政策発表

23日16:30 スイス国立銀行(SNB)政策発表
23日20:00 英中銀(BOE)金融政策発表

23日20:00 トルコ中銀金融政策発表

ポイント!

 

政策変更はあるのか?
見通しに変更はあるのか?

  • 英中銀(BOE)金融政策発表は投票配分に注目!
  • トルコ中銀は利下げがあるのか注目!
  • スイス国立銀行(SNB)は無風通過!?

✔️英中銀(BOE)金融政策発表

注目度 高い
織り込み度 据え置きを織り込み済み
バイアス 特になし

ポイント:MPCメンバーの投票配分とキャサリン・マン氏の投票動向

ポンドマン
本日の英中銀(BOE)では据え置きになると予想しています!

注目は英中銀(BOE)金融政策決定メンバーであるMPCメンバーのうち、何名が引き締めに投票するのかという点です!

ベイリーBOE総裁
引き締めに対して肯定的な見解を持つメンバーと、まだ引締めには早いと否定的な見解を持つメンバーが4:4になっている

と先日、ベイリーBOE総裁は発言しています。
今回すぐに引締めるという意味ではありませんが、何名かが引き締めに投票すれば引き締め期待が高まりポンド買いに反応すると考えています。

また、今回から参加する新メンバーキャサリン・マン氏の投票動向にも注目です。
新メンバーのスタンスはしっかりと確認しておきましょう!!

英国の金融政策委員会
英中銀から総裁・副総裁・主席エコノミストの計5名と、外部理事4名を合わせて9名で金融政策を決定します。
金融政策を決定する会合をMPCと言い、政策を決定するメンバーをMPCメンバーと言います。
MPCでは多数決(投票)で政策を決定します。

投票結果は金融政策と同時に発表されるので、投票配分でもポンドが動くことがあります!
例えば9:0で据え置きの場合と、5:4で据え置きでは、期待値が変わってきます。
後者の4票が利上げ票であった場合、あと1票で利上げということになり、利上げ期待に繋がります。

ポンドマン
利上げ期待はポンド買いに繋がります!英中銀を見るときは、投票配分にも注目しましょう!!

✔️トルコ中銀金融政策発表

注目度 やや高い
織り込み 据え置き9:利下げ1
バイアス トルコリラ安

ポイント:利下げと金利見通し

ポンドマン
トルコではエルドアン大統領が利下げ圧力をかけており、利下げされるのかが注目されています!

もし利下げされれば、トルコリラが下落!
安値を突破するとリラ暴落から、クラッシュに繋がらないか注目しています・・・
トルコリラがクラッシュするとリラショックとなり欧州へ影響する可能性もあるので要注意です。

先日、トルコ中銀は政策判断の指針を「政策金利>インフレ率」から「政策金利>コアインフレ率」に変更しました。
要するにインフレ率重視からコアインフレ率重視へとシフトしています!

直近の総合インフレ率は19.25%(前月18.95%)、コアインフレ率は16.76%(前月17.22%)となっています。
コアインフレ率のほうが低く、上昇傾向にある総合インフレ率に比べ、コアインフレ率は低下傾向にあります。

ポンドマン
この状況を見ると、エルドアン大統領からの利下げ圧力に対して、利下げする正当性を作るために指針を変更したのではないかと考えてしまいます・・・

もし、指針の変更が利下げの正当性を作るためだとすると今回の政策発表で利下げするのではないかと注目が集まっています。
利下げされればリラ安が進み、安値を更新すればトルコリラがクラッシュしないかにも注意しておきましょう!

✔️スイス中銀政策発表

注目度 やや低い
織り込み 現状維持を織り込み済み
バイアス 特になし

スイス国立銀行(SNB)はマイナス金利を維持すると思われます。
先日の発言でも、マイナス金利は必要、フラン売り介入に関しても言及しており、ハト派姿勢を継続すると考えています
特段サプライズも期待できず、無風通過になるのではないかと思っています!

2)製造業・サービス業・総合PMI

ポイント!

景気回復はピークアウトしてるのか!?

  • 今回のPMIは速報値の為、予想と結果が乖離しやすい!
  • コロナやサプライチェーン問題などから景気見通し悪化が懸念されている!

ポンドマン
まずは、製造業・サービス業・総合PMIとはどんな指標なのかをおさらいしましょう!
製造業・サービス業・総合PMIとは
PMIとは、企業の仕入れ担当者など景気に敏感な人に、今後の景気見通しなどについてアンケートをとって指数化したもの。
製造業・サービス業・総合など、業種に分けてアンケートを取り、業種ごとに発表される。
速報値と改定値とあり、速報値は予想と結果が乖離しやすい。

本日は欧州や英国、米国で製造業・サービス業・総合PMIの速報値が発表されます。

ポンドマン
サービス業はコロナ感染拡大を恐れ、外出を控える人も多く、ワクチン効果が薄れてきているのではないかと思われます!

製造業では新興国でコロナ感染が拡大し工場などが閉鎖、サプライチェーンに影響が出て先進国でも減産という結果になっています。
このことから、デルタ株の感染拡大、その他にも多数の変異株が拡大していて景気回復の足を引っ張っているのではないか、景気回復はピークアウトしているのではないかと注目されています!

本日は速報値なので、予想と結果が大きく乖離する可能性があるので、下方に大きく乖離した場合は感染拡大による景気後退が懸念され、通貨売りに繋がるのではないかと思っているので注意しましょう!

3)リスク要因

ポイント!

中国恒大集団の利払いは本当に実施される?

  • 本日の利払い・ヘッドラインに注目!
  • 今後の利払いについても材料が出てこないか注目!

    ✔️中国恒大集団

    昨日は一部報道で「中国・恒大集団の主要不動産会社は23日分の社債利払いを行う方針を示した」と報じられリスクオフが後退しました。

    ただ、人民元建て利払いとなっており、ドル建て利払いについては触れられていません。
    報道ではドル建て利払いについては猶予期間が設定されており、30日間の利払い猶予期間を使う模様。

    ポンドマン
    どちらの報道も、情報元がしっかりしないので本当に利払いされるのか心配!

    もし利払いされなければ、また一気にリスクオフに進みます。
    また、利払いは今回だけでなく、まだ先にも続いていくので、この先の利払いについて発言が出てくると発言内容でマーケットが動く可能性があるので注目しておきたい。

    中国恒大集団に関するヘッドラインは速報があり次第Discordで共有していきます!

    ※人数が結構増えてきたので無料での募集期間を設ける可能性があります

    本日の通貨毎の分析

    本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

    ドル円

    買い目線2日〜1週間程度の目線

    ポンドマン
    ドル円の109円は固いと考え買い目線! 

    FOMCはややタカ派、ドルは底堅く推移すると思っています!
    また、中国恒大集団の利払いがされれば、リスクオフが後退して円安が進み、ドル円の上昇に繋がると考えています。

    ただ、110円より上は上値重い展開を予想していることから、110円付近で利確。
    109円前半でドル円ロングを検討しています。
    210923ドル円チャート

    ユーロドル

    売り目線2日〜1週間程度の目線

    ポンドマン
    ポイントは指標結果とオプション!

    ドイツ選挙でユーロ売り、FOMCでドル買いなどユーロドルが売られやすい環境は整っていますが、1.7000ドル付近にオプションが溜まっています!

    ポンドマン
    本日の23時でNYオプションカットで、オプションが軽くなると下落しやすくなり、8月安値を更新するのではないかと考えています!

    ※注目のストライク: 1.1700 (ユーロ29億3000万 9月23日), 1.1750(ユーロ15億8000万 9月23日)

    また、フランス・ドイツ・ユーロ圏の製造業・サービス業・総合PMIの結果が弱かったときは、オプションの壁を突き抜ける可能性があるので、こちらも注目しておきましょう!
    指標結果がよくて、一旦上昇したユーロドルは、イイ売り場になると考えています。

    210923ユーロドルチャート

    ポンド円

    様子見。(2日〜1週間程度の目線)

    ポンドマン
    MPCの投票配分をしっかりと確認!

    利上げにはならないと思っています・・・
    なので投票配分と声明文でタカ派になっていないかを確認して、タカ派が見えてくればポンド買い
    ややタカ派くらいであれば、一旦ポンド買いが出ても戻る可能性があるので様子見がおすすめです!
    しっかりと値動きを確認、声明文を確認した後にエントリーしても間に合うと思うので、慌てずにいきましょう!

    ※同時刻にトルコ中銀金融政策発表もあり、リラショックの可能性が出てくるとリスクオフになるので、円高が進む可能性には注意しておきたい。

    ポンドマンは昨日ロングしていますが建て値にカットをおいています!

    210923ポンド円チャート

    ゴールド

    ゴールド様子見(2日〜1週間程度の目線)

    FOMCでの結果を見るとドル買いが進んでいます!
    ドル買いが進むと、ゴールドは割高感から買われにくくなります。

    ポンドマン
    本日はFOMCを消化しながらの展開が予想され、ゴールドの上値を抑えそうです

    注意したいポイントは中国恒大集団!
    ヘッドラインでリスクオフが進んだ場合は、ゴールド買いが進む可能性があるので、ヘッドラインには要注意!

    210923ゴールドチャート

    今Hotな通貨!!

    米ドルに注目!

    昨日のFOMCを消化していくので、米ドルが動くのではないか?
    ドルインデックスで高値更新するのではないか?
    と注目しています。

    特にユーロドルは8月安値を更新すると、大きく下落する可能性があり、ドイツ選挙などを考慮するとユーロドルの下落確率は高いのではないかと考えています。

    1.1700ドル付近から上昇したところでショートを積み上げていきたいと考えています。

    お願いします!

    最後に1つお願いしたい事があります・・・。

    毎日相場の分析記事を書いています!1記事書くのに大体2〜4時間かかります。。
    結構頑張って書いている記事で内容には絶大なる自信があります。

    なので、見た方は【いいね】と【リツイート】をしていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!
    今のところ反応がよかったら毎日続けて行こうかなと思っています!
    どうかよろしくお願い致します🙇‍♀️

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