みなさん、お疲れ様です!
この記事では、先週の相場分析と来週の相場のポイントをファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの来週のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
なにか疑問点や質問等がありましたら、無料で入れる「Poundman Trade Information」にて聞いて頂ければお答えします!
先週の相場まとめ
・アフガニスタン問題によるリスクオフ相場
・中国当局による規制強化
・FOMC議事要旨公表でテーパリング期待が進みドル高
・RBNZ理事会で据え置き発表
・コモディティ価格の下落
アフガニスタン
アフガニスタンでは反政府組織タリバンが急激に進攻。
アフガニスタンの大部分を侵略し、アフガニスタンのガニ大統領は国外に出国し、リスクオフが進みました。
週明け月曜・火曜とリスクオフが進みましたが、タリバンの報道官が女性に対する権利もイスラム法の中で認めていく方針などと発信したことから、一時はリスクオフが後退しましたが、週後半ではリスクオフが再度進む結果となりました。
中国当局による規制問題
中国当局による規制が懸念され株価が下落する場面がありました。
また、中国景気の後退も懸念される展開となり中国株(上海総合指数やハンセン指数)は軟調な結果となりました。
中国の規制や景気後退の懸念はコモディティ価格にも影響し、特に鉄鉱石や非鉄金属、原油価格などが下落する展開となりました。
産業資源としての金の価値が低下したことで、金価格の上値も重くなっていて、リスクオフで安全資産へ資金が移動しても金価格が上昇しにくい展開となっています。
金融政策
金融政策ではFOMC議事要旨が発表されドル高が進みました。
一方で、コロナ感染者が確認されたことでロックダウンを発表したニュージーランドでは、利上げ予想を覆し金融政策の据え置きが発表されNZドルが売られる場面がありました。
マーケット全体としてはリスクオフが進めば安全資産に資金が流れ、後退すればリスク資産に資金が流れるといったリスクオフ相場となり、リスクオフ相場は今週にも継続されそうです。
来週の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(~1ヶ月) | 短期(~1週間) | |
相場全体 | リスクオフ | リスクオフ | リスクオフ |
ドル円 | レンジ | レンジ | 底堅い |
ユーロドル | 下落 | 下落 | 上値重い |
ポンド円 | 上昇 | レンジ | 下落 |
ゴールド | レンジ | レンジ | 下落 |
ダウ | 上昇トレンド | 上昇 | 下落 |
それでは、今週のポイントについてみていきましょう!
今週のファンダメンタルズ注目点
8月23日(月曜日)
16:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
16:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:00 EUR ユーロ圏製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
17:30 GBP 英製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
22:45 USD 米製造業・サービス業・総合PMI(速報値)
8月24日(火曜日)
07:45 NZD NZ四半期小売売上高(4~6月期)
8月26日(木曜日)
ジャクソンホール・シンポジウム
20:30 EUR ECB理事会議事要旨(7月22日分)
21:30 USD 米4~6月期GDP(改定値)・新規失業保険申請件数
8月27日(金曜日)
ジャクソンホール・シンポジウム
10:30 AUD 豪小売売上高
21:30 USD PCEデフレーター
03:00 USD パウエルFRB議長発言(ジャクソンホール・シンポジウムでスピーチ)
8月28日(土曜日)
ジャクソンホール・シンポジウム
注目ポイント!
8月26日∼28日(オンライン形式)
8月27日23:00~ パウエルFRB議長のスピーチ
テーパリング期待の開始時期のヒント!
- タカ派シナリオ:9月テーパリング開始
- 市場予想シナリオ:12月テーパリング開始
- ハト派シナリオ:テーパリング開始ヒント無し
8月23日:米・英・欧の製造業・サービス業・総合PMI
8月27日21:30:米PCEデフレーター
経済指標から今後の景気見通しのヒントとFRB引き締めのヒント探し!
- コロナ感染で景況感が悪化していないか注目
- FRBが金融政策判断に注目している指標
3つのリスク要因に注目!
- アフガニスタン問題
- コロナ感染者数
- 中国当局による規制
1)ジャクソンホール・シンポジウム
8月26日∼28日(オンライン形式)
8月27日23:00~ パウエルFRB議長のスピーチ
ハト派は金融緩和(金利を下げる)に積極的なスタンスをとり、タカ派は金融引き締め(金利を上げる)に積極的なスタンスを取るメンバーのことですよね!
テーパリング期待の開始時期のヒント!
- タカ派シナリオ:9月テーパリング開始
- 市場予想シナリオ:12月テーパリング開始
- ハト派シナリオ:テーパリング開始ヒント無し
ジャクソンホール・シンポジウムではパウエルFRB議長のスピーチに注目が集まっています!
テーパリングに関してどのような内容が出てくるか注目されています。
要するに、今まで中央銀行が資金を大量に市場に注入して通貨の価値が下がり続けていたのが、供給を減らすため通貨の価値が下がりにくくなります。
予想される内容としては、大きく分けて3つのシナリオを想定しています。
シナリオ | テーパリング | ドル円 | ゴールド | ダウ |
①タカ派シナリオ | 9月テーパリング開始 | 上昇 | 下落 | 下落 |
②市場予想シナリオ ※リスクオフじゃない※ |
12月テーパリング開始 | 上昇 | 下落 | 上昇 |
②市場予想シナリオ ※リスクオフの場合※ |
12月テーパリング開始 | 底堅い | 上値重い | 下落 |
③ハト派シナリオ | テーパリング開始のヒントなし | 下落 | 上昇 | 上昇 |
ジャクソンホール・シンポジウムでテーパリングを示唆して、9月のFOMCでテーパリングを開始。
これは最もタカ派な内容だと考えており、大きくドル買いが進む可能性高いと思っています。
懸念材料はテーパータントラムで、想定以上の早期テーパリングによる株価下落です。
ジャクソンホール・シンポジウムではテーパリングの可能性について発言し、9月以降の雇用状況を確認する旨も発言。
9月や10月の雇用状況を確認して、12月のFOMCでテーパリング開始。
パウエルFRB議長は来年2月で任期満了(再任の可能性あり)なので、それまでにテーパリングの道筋をつけるのであれば、12月のFOMCでテーパリング開始するのではないかというのが市場予想となっています。
パウエルFRB議長はハト派姿勢を強調して、テーパリング開始のヒントが出てこない可能性があります。
物価上昇は一時的、また物価は平均して2%としていることから、現在の物価水準は問題ないとする可能性があります。
また、最近の発言からは雇用に関する発言が多いことから、雇用を重視していると思われ、コロナ感染者数の拡大により雇用懸念を強調して終わる可能性があります。
この場合は、テーパリング期待が後退し、金利は低下、ドル安が進み、株価上昇、金利低下により金価格が上昇するのではないかと考えています。
また、ジャクソンホール・シンポジウムでは多くの経済学者、中銀関係者、財務相などが参加することから、FRB以外に関する金融政策について発言が出てこないかにも注意しておきたいと思います。
2)経済指標
8月23日:米・英・欧の製造業・サービス業・総合PMI
8月27日21:30:米PCEデフレーター
経済指標から今後の景気見通しのヒントとFRB引き締めのヒント探し!
- コロナ感染で景況感が悪化していないか注目
- FRBが金融政策判断に注目している指標
製造業・サービス業・総合PMI
コロナ感染者数が増加したことで、景気見通しが悪化していないかに注目していて、予想以上に悪化していた場合は景気後退が懸念されリスクオフに繋がります。
PMIは製造業やサービス業の企業で仕入れなどを担当している、景気に敏感な人に今後の景気見通しについてアンケートをとって集計したもので、景気見通しの指針として注目されています。
今週はドイツ・フランス・ユーロ圏・英国・米国の製造業・サービス業・総合PMIの速報値が発表され、速報値なので予想との乖離が大きくなる可能性があり、大きな値動きに繋がる可能性があるので要注意です。
PCEデフレーター
FRBが注目している物価指標で、今まで注目していたCPI(消費者物価指数)よりもPCEデフレーターに注目しているとFRBが発言したことで、注目度が上昇してきている経済指標です。
予想と大きく乖離した場合はテーパリング期待に影響する可能性があるので要注目です。
最近注目度が上がってきている指標ということと、FRBが物価よりも雇用に重点を置いているようなので、多少の乖離では動かない可能性はありますが、金融政策判断に使用している経済指標なので注目しておきたいと思います。
3つのリスク要因に注目!
- アフガニスタン問題
- コロナ感染者数
- 中国当局による規制
アフガニスタン問題
ポイント
- タリバンがどこまで過激になるのか
- 難民やテロリストとの関係
イスラム法の範囲内で情勢の人権について認めていくとタリバンの広報官は言っていましたが、どこまで人権を認めるか、過激な行動に出ないか注目されます。
タリバンに批判的な記事を書いたドイツ記者の家族を射殺したとの報道もあり、欧米英などと軍事衝突に繋がる可能性もあり地政学リスクが進む可能性があります。
また、タリバン政権がアフガニスタンを掌握したことでテロリスト懸念され、アフガニスタンを離れようとする難民が出てきます。トルコは難民について欧州に圧力をかけるような発言が出ていることから、今後難民問題も注目されるようになるかもしれません。
今週もアフガニスタン問題によるリスクオフが進むかがマーケットのポイントとなりそうです。
コロナ感染者数
ポイント
- コロナ感染者数増加による規制強化や景況感の悪化
- ロックダウンの強化や長期化懸念
米国と英国はコロナ感染者数よりも重症者数を重視し、コロナと共生していく道をとっており規制は解除しています。
欧州はコロナと共生する道を選んではいますが、米国や英国に比べて規制解除には慎重です。
コロナ感染者数や重傷者数が増えてくると規制強化懸念に繋がり、景況感悪化、リスクオフに繋がる可能性があるので注目です。
また、NZや豪州ではゼロコロナを目指しており、感染者数が増えればロックダウンの強化や長期化が懸念され、景気後退懸念に繋がります。
豪州では先週の雇用統計で低い失業率が発表されましたが、コロナで働くことを多くの人が諦めたため、職探しする人が減り、失業率の低下につながったと発表されています。
NZではコロナ陽性者が確認されるとすぐにロックダウン、感染者を抑え込むまでロックダウンが継続される可能性があります。
中国当局による規制問題
ポイント
- 規制強化はあるか
- 株やコモディティ価格下落
最近の中国当局による規制が中国株価、世界的な株価下落に影響を与えています。
規制強化は株価だけではなく、コモディティ価格にも影響が出てきており、金や鉄鉱石、非鉄金属、原油価格などまで下落してきています。
今週もこの流れが続く可能性があるので、中国株価(上海総合指数やハンセン指数)の下落には注意しておきたいと思います。
来週の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
スタンス:買い目線
ポイント
・ジャクソンホール・シンポジウム
・PCEデフレーター、GDP(改定値)
ジャクソンホール・シンポジウムやPCEデフレーター、GDP(改定値)で、テーパリング期待が高まればドル買いが進むと思われます。
また、リスクオフが進めば避難通貨としてドル買いが進むと思われます。
売り要因としてはジャクソンホール・シンポジウムで最もハト派なシナリオになった場合や、債務上限問題が懸念されるような展開になった場合ではないかと思われます。
注目指標としては米株価指数、米金利、VIX指数、ドルインデックスに注目しておきたいと思います。
EMAがだいぶ収束してきてます。
直近では200EMAを超えられるかに注目していますが、上昇チャネルの下限付近にいて下に抜けるか、上に抜けるか、レンジを形成するか注目しています!
月曜日にその方向感が出るのではと思っていて買い場を探す方針です!
ユーロドル
スタンス:売り目線
ポイント
・製造業・サービス業・総合PMI
・ドイツ選挙
・アフガニスタン問題
PMIの発表で景況感の悪化が見えてくるとユーロの重しになると思われます。
またドイツ総選挙による不透明感、アフガニスタン問題によるテロや難民問題など、地政学リスクによるユーロの重しが懸念されています。
ハト派姿勢を強調している欧州中銀(ECB)もユーロの重しとなっています。
対して買い要因が少なく、指標結果が良くて一時的に買われる可能性はあります。
もう一つ注意しているのがスイスの動きです。
地政学リスクの高まりでフラン高が進んでいることから、スイスの中央銀行によるユーロ買いフラン売り介入が気になります。一時的なユーロ買いには注意しながら、ユーロを売っていきたいと思います。
売りポイントとして、100EMAや下降チャネルの上限を指標に売っていくのがいいと思っています。
ポンド円
スタンス:様子見
英国では感染拡大がピークアウトするのか注目されています。
経済指標が良い数字が出ているものの、コロナ感染者数は多いままです。
感染者数の拡大がピークアウトするか、感染者数に関係なく重症者数が低下するなど、コロナとの共生が見えてくればポンドが買われるのではないかと見ています。
今のところは、コロナの状況を様子見といったところだと思われます。
経済再開による景況感の改善か、コロナ感染者数の増加による景況感の悪化か、PMIに注目です。
景況感が良い結果が出てくると、ポンドが底堅くなる可能性があり、リスクオフが後退すると円安と同時にポンド円が上昇するのではないかと予想しています。
かなり順調に下がってきていて、ここから150円くらいまでリバる可能性もあると思っています。
148.5を超えたらガラッと行くと思っていて、148.5を背に買っていき、抜けたら損切りという戦略で行こうと思っています。
ゴールド
スタンス:戻り売り
ゴールドは上値重い。
買い要因
・リスクオフ相場で安全資産としての金購入
・ジャクソンホール・シンポジウムでハト派シナリオで米金利低下
・中国規制懸念が後退しコモディティ価格の上昇
売り要因
・中国発のリスクオフの場合コモディティ価格の下落による金価格低下
・ジャクソンホール・シンポジウムでタカ派シナリオによる米金利上昇
・ドル高が進んだ場合に割高感からゴールド売り
リスクオフでも売り要因と買い要因が相殺する可能性があることから、ゴールドは上値が重く感じる。
どちらに抜けるか様子見!
出てきた指標を判断してついて行くのが一番いい戦略だと思っています!
今Hotな通貨!!
今週はオセアニア通貨×円・フランに注目しています。
リスクオフとジャクソンホール・シンポジウムが注目され、オセアニア通貨が売られる展開を予想しています。
・リスクオフによる資源国通貨売り
・中国規制強化によるコモディティ価格の下落で資源国通貨売り
・コロナ感染拡大による規制強化による景気後退※NZは利上げ期待後退の可能性もあり
・米金利上昇によるオセアニア通貨売り
この中でリスクオフ要因が大きいことから、リスクオフ時に買われやすい円やフランと組み合わせると大きな値動きに繋がり、わかりやすい値動きになると注目しています。
NZ円やオージー円の売り回転などが面白いと思ってみています。
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