みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
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昨日の相場まとめ
昨日は週末に中東で起きたイランの関与が疑われているタンカー攻撃や、コロナウイルスの感染再拡大、予想60.8に対して結果59.5とピークアウト感が出てきたISM製造業景況指数の結果などからリスクオフムードが進み、米債券利回りは下落し一時1.15%を割り込みました。
リスクオフは円買いに繋がり、ドル円は109.20を割り込む場面も見られました。
ただ、リスクオフで売られやすいとされている豪ドルは堅調に推移。
米ツイッターのジャック・ドーシーCEO
本日も週末の雇用統計を控えて動きづらく、重要指標も少ないことからリスク要因に左右される展開が予想されています。
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
長期(~1カ月) | 中期(~1週間) | 短期(~1日) | |
相場全体 | リスクオン | レンジ | リスクオフ |
ドル円 | レンジ | レンジ | 上値重い |
ユーロドル | 下落トレンド | レンジ | 下落 |
ポンド円 | レンジ | レンジ | 上値重い |
ゴールド | 下落 | レンジ | 上昇 |
ダウ | 上昇トレンド | レンジ | 上値重い |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
1)RBA理事会
注目度 | 高い |
織込み度 | 据え置きを織込み済み(追加緩和の可能性が噂程度あり) |
バイアス | 豪ドル売り圧力あり |
ハト派内容が予想され、ハト派な内容であれば豪ドル売りスタンスを継続。
最大の注目点は声明文で、この先の政策と経済見通しについてです。
7月の会合結果
資産購入の延長と減額を発表されている。
8月の会合予想
先月、方針が発表されている為、今回の会合では政策変更はないと思われます。
一時はお隣ニュージーランドに続き、引き締めに動くのではないかと期待されましたが、コロナ感染者拡大によるロックダウンなどから、一部では前回会合で発表された9月からの資産購入額の減額を先延ばしするのではないか(追加緩和)との噂も出ています。
ロックダウンに関しては延長も発表されている状況で、今後の豪州経済見通しは下方修正されるのかにも注目です。
2)NZ雇用統計
予想:雇用者数(前期比+0.7%)
失業率(4.5%)
雇用者数は増加し、失業率は低下することができるかがポイント。
特に失業率が低下すると、利上げ期待が高まりNZドル買いに繋がる。
ニュージーランドは主要国でコロナ感染者数の抑え込みに成功している国で、経済活動の正常化が進んでいます。
どこまで正常化が進んでいるのか、雇用がどこまで回復しているのか、雇用統計に注目しています。
ニュージーランドは年内利上げ期待が出ており、雇用統計の結果が強ければ年内2回の利上げ期待も高くなり、ニュージードルの買いに繋がるのではないかと思われます。
3)リスク要因
リスク要因がマーケットに影響を与える可能性が高い。
VIX指数の上昇、株価指数の下落、原油価格の下落などが注目指針。
リスクオフが進んだ場合、資源国通貨をクロス円で短期売りを考えている。
コロナ感染者の再拡大から、リスクオフ警戒感が高くなってきています。
また、中東でのタンカー攻撃などのリスク要因も合わさり、複数要因からのリスクオフで原油価格や債券価格が下落しています。
本日もリスク要因がマーケットを左右すると思うので、以下のリスク要因に注意しておきたい。
・米議会でインフラ投資法案と財源問題について
・米企業決算などから株価下落
・中東や中国など地政学リスク
・トルコリラ安によるリスク
本日の注目経済指標
8月3日(火曜日)
13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
8月4日(水曜日)
03:00 USD ボウマンFRB理事発言
07:45 NZD NZ雇用者数増減・失業率
10:45 CNY 財新サービス業PMI
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
かなり上値重たくなってきました。
昨日のISM製造業景況指数の結果を受けて米経済のピークアウトが注目され、米金利が低下しています。
米金利の低下から米ドルの上値が重くなっていて、ドル円の上値が重くなっています。
金利動向から見ると109円割れの可能性も出てきています。
ただ、日本の金利も低下しており、ドル円109円付近や108円台は長期取引として押し目買いしておきたいレベルだと考えている。
チャート的には、109、108.8付近も見えてきました。
目線は変わらず、押し目をロングしていきたいと思っています!
ユーロドル
ユーロドルは
昨日のISM製造業景況指数の結果を受けてドル安が進んだが1.1900ドルを超えきれなかった。
米国や欧州の重要指標が少ない本日は材料難から1.1900ドルを超えるのは難しいのではないかと予想。
超えた場合はストップから一気に上昇する可能性あり。
1.19を背に売っていこうと思っています。1.184付近までは少なくともターゲットとして見てます。
ポンド円
ポンドは様子見。
今週木曜日に英中銀の金融政策発表が予定されていて、注目度の高い「Super Thursday」であることから政策発表前のポジション調整の動きが出てきそう。
ポジション調整の動きはどちらに動くのかわかりにくく、急に動くことも多いことから、下手に手を出してやられないように様子見していようと思う。
豪ドル
基本売り目線。
RBA理事会の結果次第だが、ハト派姿勢が強調される内容であれば売りやすい状況。
リスクオフムードが進めば、豪ドル売りのチャンスだと見ています。
理事会で前回内容とほぼ変わらず、強気な姿勢が見えた場合にどこまで豪ドルが買われるかにも注目。
若干ハト派寄りに織り込まれているため、前回と変わらない結果が出てくると豪ドル買いが出てくるはずだが、豪ドル買いが限定的であった場合は豪ドル売りの圧力が強いことが確認できる。
発表内容と豪ドルの動きに注目しています。
NZドル
基本買い目線。
雇用統計の結果次第。
失業率4%台は完全雇用に近く、4%台前半はかなり良い数字。
予想では4.5%なので、予想を0.1%でも改善(失業率低下)することが出来ればポジティブ、0.3%以上低下すればNZドル買いのトレンドが出てきそう。
逆に予想よりも悪化(失業率増加)していた場合にどこまでNZドルが売られるかに注目。
リスクオフもあり、指標結果が悪い場合は大きく売られる可能性もあるが、売りが限定的の場合はNZドル買いの圧力が強く、イイ買いチャンスだと思います。
ゴールド
金は上昇しやすいと予想。
米金利が大きく低下しており、リスクオフムードも進んでいるので、金は下支えされている状況。
米金利の動向を見極めながら、金利が低下もしくはレンジで推移するようであれば金を買いたい。
ただ、長期的には金は上値が重たいので、買いは短期で考えている。
1806〜1809の間は買いで組んでいきます。超えていったら損切りで下降チャネル下限ではもういちど買っていくかもしれません!
今日は、買いで戦略を組むかもしれませんが、長期目線はしたです!
今Hotな通貨!!
本日はオセアニア通貨に注目したい。
リスクオフでは豪ドルを売り、リスクオンではNZドルを買いたい。
RBA理事会の結果や、NZ雇用統計の結果で、豪ドルやNZドルの圧力がどちら方向かしっかりと見極めて取引したいと思っています。
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