スプレッドを海外FX業者10社口座別で徹底比較!

FX業者選びで重要になってくるのがスプレッドですが、利益や損失に関係なく誰でも平等にかかる負担となります。

そんなスプレッドですが、できるだけ狭い業者を選んで口座開設したいですよね?

この記事では海外FX業者のスプレッドを口座別で比較し、ランキングにしました!

この記事で分かること
  • 海外FX業者の中で一番スプレッドが狭い所を知りたい!
  • 海外FX業者の「スタンダード口座系」「スプレッド特化型口座系」のランキングを知りたい!
  • 海外FX業者がスプレッドを決める要素を知りたい!

スプレッドとは?

FX用語のスプレッドがどうやって決まるかを説明した画像

引用元:FX比較.TOKYO

スプレッドとは、「買い手と売り手の提示額の差額」の事です。

単位は「pips(ピップス)」が使われ、「1pips=0.01円(1銭)」で換算します。

スプレッドの計算

上の画像から、

①「ドルから円に換金したい(ドルを売りたい)人の提示額:106.982円」

②「円からドルに換金したい(ドルを買いたい)人の提示額:106.985円」

②ー①=106.985円ー106.982円
   =0.003円
   =0.3pips → スプレッド

となり、スプレッドは「0.3pips」となります。

また、スプレッドは通貨ペアによって表記が異なり、

  • 円が絡む場合:1pips=1銭=0.01円(少数点2桁目が1pips)
  • 円が絡まない場合:1pips=0.01セント=0.0001ドル(少数点4桁目が1pips)

としています。

スプレッドは業者によって設定に差があり、また取引数量に比例します。

つまり取引数量が多くなるとスプレッドも増え、取引数量が少なくなるとスプレッドも減ります。

各取引で発生する損益に比べたらスプレッドは微々たる額ですが、業者から確実にむしり取られる手数料なので、できるだけ狭い業者を選ぶのがポイントです。

スプレッドが狭いオススメ海外FX業者口座別ランキング

人気ランキングNo.1からNo.10まで記載された画像

スプレッドが狭いオススメ海外FX業者を「スタンダード口座系」と「スプレッド特化型口座系」に分けてランキングにしました。

結論から言いますと、

  • 「スタンダード口座系」  :1位「TradersTrust:クラシック口座」
  • 「スプレッド特化型口座系」:1位「FXDD:プレミアム口座」

となりました。

「スタンダード口座系」とは、業者が設定している口座タイプの中で「基本」としているものになります。

「スプレッド特化型口座系」とは、業者が設定している口座タイプの中で「スプレッドの狭さに特化させた口座」になります。

海外FX業者ランキング(スタンダード口座系)

ここでは「スタンダード口座系」で、スプレッドが狭い順に海外FX業者をランキングしました。

「スタンダード口座系」とは、業者が設定している口座タイプの中で「基本」としているものになります。

メリットとしてボーナスを付与している場合が多く、設定が分かりやすいのが特徴です。

そのため、初めて海外FX業者の口座を持つ人向けの口座タイプと言えます。

スプレッドは、取引量が最も多い「世界3大通貨ペア」と呼ばれる

  • 「EUR/USD」
  • 「USD/JPY」
  • 「GBP/USD」

で各業者HP記載の「平均スプレッド」を調査し、その合計で比較しています。

もし業者HPに「平均スプレッド」が無い場合は、それ以外の「○○スプレッド」で比較しています。

順位 海外FX業者名
口座名
EUR/USDUSD/JPYGBP/USDスプレッド合計
1位 TradersTrust
クラシック口座
0.4pips0.5pips1.0pips1.9pips
2位 LAND-FX
Live口座
0.8pips1.3pips0.9pips3.0pips
3位 FBS
スタンダード口座
1.1pips2.0pips0.9pips4.0pips
4位 AXIORY
スタンダード口座
1.3pips1.2pips1.6pips4.1pips
4位 TitanFX
Zeroスタンダード口座
1.2pips1.57pips1.33pips4.1pips
5位 GEMFOREX
オールインワン口座
1.2pips1.2pips2.2pips4.6pips
6位 HotForex
PREMIUM口座
1.2pips1.7pips1.8pips4.7pips
7位 BigBoss
スタンダード口座
1.8pips1.5pips2.0pips5.3pips
8位 XM
スタンダード口座
1.7pips1.6pips2.4pips5.7pips
9位 FXDD
スタンダード口座
2.1pips2.3pips2.6pips7.0pips

「スタンダード口座系」で1位に輝いたのは、「TradersTrust:クラシック口座」です。

「スプレッド合計」が「1.9pips」と、2位の「3.0pips」と比較して圧倒的にスプレッドが狭い事が分かります。

 

海外FX業者ランキング(スプレッド特化型口座系)

ここでは「スプレッド特化型口座系」で、スプレッドが狭い順に海外FX業者をランキングにしました。

「スプレッド特化型口座系」とは、業者が設定している口座タイプの中で「スプレッドの狭さに特化させた口座」になります。

メリットとして、先に紹介した「スタンダード口座系」に比べてスプレッドが狭いのが特徴ですが、その代わりボーナスが無い所が多く、また手数料を取る場合がほとんどです。

そのため、海外FX経験者がスプレッドにこだわりたい人向けの口座タイプと言えます。

スプレッドは、取引量が最も多い「世界3大通貨ペア」と呼ばれる

  • 「EUR/USD」
  • 「USD/JPY」
  • 「GBP/USD」

で各業者HP記載の「平均スプレッド」を調査し、その合計で比較しています。

もし業者HPに「平均スプレッド」が無い場合は、それ以外の「○○スプレッド」で比較しています。

順位 海外FX業者名
口座名
EUR/USDUSD/JPYGBP/USD1Lot(10万通貨)あたりの往復手数料(pips換算)スプレッド合計
1位 FXDD
プレミアム口座
0.2pips0.1pips0.5pips※$2.99(0.299pips)
$4.99(0.499pips)
1.099~1.299pips
2位 HotForex
ZERO SPREAD口座
0.1pips0.2pips0.4pips$6(0.6pips)1.3pips
3位 XM
ZERO口座
0.1pips0.1pips0.3pips$10(1.0pips)1.5pips
4位 FBS
ECN口座
0pips0.5pips0.5pips$6(0.6pips)1.6pips
5位 AXIORY
ナノスプレッド口座
0.3pips0.2pips0.6pips$6(0.6pips)1.7pips
6位 TitanFX
Zeroブレード口座
0.2pips0.57pips0.33pips$7(0.7pips)1.8pips
6位 LAND-FX
ECN口座
0.3pips0.3pips0.5pips$7(0.7pips)1.8pips
7位 GEMFOREX
ノースプレッド口座
0.3pips0.3pips1.3pips無料1.9pips
8位 TradersTrust
プロ口座
0.4pips0.3pips1.0pips1Lotあたり6$
(0.6pips)
2.5pips
9位 BigBoss
プロスプレッド口座
0.8pips0.5pips1.5pips$9(0.9pips)3.4pips

※EUR/USD, GBP/USD, USD/JPY, USD/CHF, AUD/USD, EUR/JPY, GBP/JPYのみが対象

「スプレッド特化型口座系」で1位に輝いたのが、「FXDD:プレミアム口座」です。

「スプレッド合計」が「1.099~1.299pips」と、2位の「1.3pips」と僅差ですがスプレッドが狭い事が分かります。

 

スプレッド比較をして分かった事

「スタンダード口座系」と「スプレッド特化型口座系」のランキングをそれぞれ比較すると、興味深い事が分かりました。

それは、「スタンダード口座系」と「スプレッド特化型口座系」のランキング順位がそれぞれ逆転しているという事です。

下記に「スタンダード口座系」と「スプレッド特化型口座系」のランキングを再掲しました。

スタンダード口座系 スプレッド特化型口座系
1位 TradersTrust
クラシック口座
1位 FXDD
プレミアム口座
2位 LAND-FX
Live口座
2位 HotForex
ZERO SPREAD口座
3位 FBS
スタンダード口座
3位 XM
ZERO口座
4位 AXIORY
スタンダード口座
4位 FBS
ECN口座
4位 TitanFX
Zeroスタンダード口座
5位 AXIORY
ナノスプレッド口座
5位 GEMFOREX
オールインワン口座
6位 TitanFX
Zeroブレード口座
6位 HotForex
PREMIUM口座
6位 LAND-FX
ECN口座
7位 BigBoss
スタンダード口座
7位 GEMFOREX
ノースプレッド口座
8位 XM
スタンダード口座
8位 TradersTrust
プロ口座
9位 FXDD
スタンダード口座
9位 BigBoss
プロスプレッド口座

例えば「スタンダード口座系」1位の「TradersTrust」は、「スプレッド特化型口座系」では8位となっています。

逆に「スプレッド特化型口座系」1位の「FXDD」は、「スタンダー口座系」では9位と最下位になっています。

こうなる原因として、各社「スタンダード口座系」と「スプレッド特化型口座系」でどちらか一方に力を入れている事が伺えます。

ではどのようにスプレッドに差をつけているかと考えますと、次に述べる「注文方式」の採用の仕方でスプレッドを決めている可能性があります。

スプレッドを決める要素=注文方式の違い

ノートPCの前で?が表示されているスマホを片手にしている様子の画像

FX業者のスプレッドを決める要素として「注文方式の違い」があります。

注文方式には、以下の4種類があります。

注文方式の種類

注文方式① DD方式
注文方式② NDD方式
注文方式③ STP方式
注文方式④ ECN方式

注文方式① DD方式

「DD方式」とは「Dealing Desk(ディーリング・デスク):相対方式」の略で、注文時にユーザーとFX市場の間にFX業者が仲介として入る方式です。

これは国内FX業者に多い注文方式で、FX業者が仲介に入る事でスプレッドへの介入・操作が可能となります。

特徴として普段はスプレッドを狭く設定していますが、経済イベントなどのユーザーによっては大きな利益が発生しやすい状況では、利確注文を成立しづらくさせたり、スプレッドを広げたりする場合があります。

注文方式② NDD方式

「NDD方式」とは「Non Dealing Desk(ノン・ディーリング・デスク):非相対方式」の略で、注文時にユーザーとFX市場の間にFX業者が仲介として入らない方式です。

これは海外FX業者に多い注文方式で、FX業者が仲介として入らない事からスプレッドへの介入・操作が無いと言えます。

特徴としてスプレッドの操作をしていない分、「DD方式」よりスプレッドが広くなる傾向があります。

注文方式③ STP方式

「STP方式」とは「Straight Through Processing(ストレート・スルー・プロセッシング):直接通過処理」の略で、ユーザー注文にスプレッドを上乗せしてFX業者が契約している金融機関(通称:LP)とマッチングさせる注文方式で、「NDD方式」の一種です。

ほとんどの海外FX業者の「スタンダード口座系」が、この「STP方式」を採用しています。

特徴としてスプレッドを機械的に一定額上乗せしているので、「DD方式」よりスプレッドが広くなる傾向があります。

注文方式④ ECN方式

「ECN方式」とは「Electronic Communications Network(エレクトロニック・コミュニケーションズ・ネットワーク):電子通信網」の略で、ユーザー注文をECN(電子取引所)にそのまま流してECN上で他のユーザーとマッチングさせる注文方式で、「NDD方式」の一種です。

ほとんどの海外FX業者の「スプレッド特化型口座系」が、この「ECN方式」を採用しています。

特徴として業者が手数料を取りますが、全ての注文方式の中で一番スプレッドが狭くなります。

STP方式vsECN方式、結局どっちが良い?

何枚もあるカードから「?」と記載されたカードに指を指している画像

ここまでFX業者の注文方式を見てきましたが、海外FX業者の注文方式は、

  • 「STP方式」
  • 「ECN方式」

の2択になります。

ここでは、人によってどちらが向いているかをご紹介致します。

STP方式が向いている人

・「取引手数料無料」
・「レバレッジが高設定」
・「ボーナス設定あり」
⇒初心者・デイトレ&スインガー向き

「STP方式」なら、「取引手数料無料」で手数料を気にせず、「レバレッジが高設定」で利用でき、「ボーナス設定あり」でボーナスが利用できる為、初心者やデイトレーダー・スインガーをしている人に向いていると言えます。

ECN方式が向いている人

・「スプレッドが狭い」
・「約定力がSTP方式より高い」
・「板情報が見れる」

⇒中級者以上・スキャルパー向き。

「ECN方式」なら、「スプレッドが狭い」ので注文回数が多いスキャルパー向きであり、「約定力がSTP方式より高い」「板情報が見れる」で好きなタイミングで約定と情報収集ができる中級者以上向けと言えます。

まとめ

ここまで海外FX業者のスプレッドを比較してきました。

結果として、

  • 「スタンダード口座系」なら『TradersTrust』の「クラシック口座」
  • 「スプレッド特化型口座系」なら『FXDD』の「プレミアム口座」

ということが分かりました!

スプレッドは重要ですので、ここで紹介した業者を参考にして口座開設してみてください(^^♪

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