【FX】【仮想通貨】MACD(マックディー)とは?使い方を徹底解説!!

ポンドマン
MACDってなに?使えるの?

MACDって良く聞くけど使えるの?
「ダイバージェンス」という言葉が先行していて、MACDについてしっかり理解していない人が多いように思います!!
今回は、多くのトレーダーに親しまれているオシレーターである、MACD(マックディー)についてご紹介します!!

MACDはどういった仕組みでできているのか、MACDはどのように使われているのかなどについて、細かく解説していきます!!

1MACD(マックディー)ってなに?

多くのトレーダーに愛用されているMACDですが、MACDとはどのようなオーシレーターなのでしょうか?

まず、MACDの定義や計算式から、どのようにしてできているのかを見ていきましょう!!

MACDとは

MACDとは、『MACD』と『シグナル』という二本の折れ線と、『ヒストグラム』とよばれる棒グラフのようなものから構成されています。

FXや仮想通貨トレードで人気のオーシレーターである、MACDについての画像

画像の、オレンジ色の折れ線MACD水色の折れ線シグナルの棒グラフ状のものヒストグラムになります。

MACDはこのような3種のテクニカル指標から、相場のトレンドの強弱を判断するオーシレーターになります。

では、次にMACDがどのようにつくられているのか見てみましょう!

MACDの計算式は?

MACDで表示されている二つの折れ線、『MACD』と『シグナル』について、その成り立ち(計算式)を解説していきます!

『MACD』の計算式
MACD=短期EMA-長期EMA(短期と長期のEMAの乖離幅を示している)
『シグナル』の計算式
シグナル=MACDの指数平滑移動平均線(EMA)

*EMAの求め方
当日のEMA=前日の指数平滑移動平均+α*(当日の終値ー前日の指数平滑移動平均)
*α=2/(n+1)
*n=初日の単純平均の期間

MACDはこのように、より直近の価格を反映しやすいEMAから生まれたテクニカル指標です。

そして、そのEMA同士の乖離幅から、トレンドの強弱を判断することが出来ます。

強弱を判断できるということは、相場のトレンドの弱まりを判断できるということです。そのため、MACDはトレンドの弱まりから相場の転換をいち早く予測することに適しています。

2MACDの見方

MACDの基本的な部分を抑えたうえで、実際にどのようにしてみていけばいいのか、見方の部分を説明したいと思います。

MACDを活用するうえでとても大切な部分なので、しっかり押さえておきましょう!!

ゼロラインに注目!

まず、MACDを活用するうえで大切なことは、ゼロラインと呼ばれる、縦軸の数値が0である横のラインです。

FXや仮想通貨トレードで人気が高いテクニカル指標であるMACDのゼロラインについて

画像の赤線の部分がゼロラインになります。

一般的に、MACDとシグナルがゼロラインよりにある時は買いが強くにある時は売りが強いといわれています。

MACDがゼロラインより上にいるということは、短期EMA-長期EMAの計算結果がプラス、つまり短期線>長期線となり、直近の値動きが強いということになるのです。

その一方で、MACDがゼロラインより下にいるということは、短期EMA-長期EMAの計算結果がマイナス、すなわち短期線<長期線となり、直近の値動きは弱いということになります。

このように、MACDがゼロラインより上にいるのか下にいるのかということは、相場の強弱を図るうえでとても大切になりますので、ぜひ押さえておきましょう!

相場の転換点をはかる

MACDは、相場(トレンド)の転換点を予測することにも利用できます。

次の画像をご覧ください。

FXや仮想通貨トレードで人気のテクニカル指標である、MACDの見方

このように、MACDは過去に反発したゾーンで再度反発することが頻繁に発生します。

MACDが過去に反発したゾーンでトレンドの勢いが弱まったら、トレンド転換が起きる可能性が高いです!

このように、MACDの過去の推移に注目してみるのも一つの有効な見方と言えるでしょう。

ヒストグラムの見方

次に、ヒストグラムについて詳しく見ていきたいと思います!

ヒストグラムは『MACD』と『シグナル』の乖離幅を表しています。

乖離が大きくなればなるほどそのトレンドは強いといえるので、ヒストグラムの棒が長ければ長いほど、そのトレンドが強い、ということになります。

MACDのヒストグラムから、トレンドの強さを判断する

このように、ヒストグラムの山の部分がトレンドの最も強い部分です。

ただ、ヒストグラムを活用する際には注意点もあります。

ヒストグラムを用いる際の注意点
・ヒストグラムは実際のチャートから遅行して表示されるので、今後のヒストグラムの推移を予測しながら使うとよい
・ゼロライン付近でのダマシが多い

ヒストグラムはあくまでもその相場の過去の値動きを反映しているものです。現在のヒストグラムからトレードするのではなく、今後の予測を立てながら使うようにしましょう!

また、ゼロライン付近では、そのままトレンドが転換していくこともあれば(下落→上昇、上昇→下落)、再度今までと同じ方向にトレンドが強くなっていくことも多々あります。そのため、ヒストグラムのみを根拠にするのではなく、ほかのテクニカル指標と併用するようにしましょう!

3MACDの活用法!!

では次に、さらに実践的なMACDの活用方法を見ていきたいと思います。

MACDを使う際にはぜひ押さえておいていただきたい、ダイバージェンスという現象を説明していきたいと思います!!

ダイバージェンス

そもそもダイバージェンスとはどのような現象なのでしょうか?

実際のチャートを用いつつご説明しますね。下に表示している画像は、ポンド/米ドルの4時間足です。

MACDのダイバージェンスについて

ダイバージェンスとは、チャートとMACDとの間に逆の関係が生まれている現象のことを指します。

上記の画像では、チャートは下値を切り下げているのに対し、MACDは下値を切り上げています。

このように、チャートの下値切り下げ&MACDの下値切り上げ、が買いのシグナルになります。実際その後のチャートは画像の通り、上昇トレンドとなっています。

ダイバージェンスはトレンドの弱まりを警告するもので、今後のトレンドの転換を示唆するものです。

これは買いだけでなく、売りの場合も使えます。

MACDのダイバージェンスの説明

これはユーロポンドの1時間足ですが、画像のようにダイバージェンスが起き、その後トレンド転換をしています。

このようにダイバージェンスは、通貨、時間足関係なく活用することができます!

トレードに役立つこと間違いなしなので、ぜひ身に着けてみてください!!

ダイバージェンスまとめ
・チャート下値切り下げ&MACD下値切り上げ:買いシグナル(トレンド転換
・チャート上値切り上げ&MACD上値切り下げ:売りシグナル(トレンド転換

ヒドゥンダイバージェンス

次に、ヒドゥンダイバージェンスについてご説明します。

ヒドゥンダイバージェンスは、ダイバージェンスとは逆の現象で、トレンドの継続を示唆するものです。

次の画像をご覧ください。

MACDのヒドゥンダイバージェンスについての説明

画像のように、チャートでは下値を切り上げつつ、MACDでは下値を切り上げている場合は、今後もそのトレンドが継続することを示唆しています。

画像ではヒドゥンダイバージェンスが起こる前から上昇トレンドができており、それがヒドゥンダイバージェンス後もしばらく継続していることがわかります。

ヒドゥンダイバージェンスはこのようにトレンドの継続を示唆するもので、もちろん売りの場合も活用できます!!

ヒドゥンダイバージェンスまとめ
・チャート下値切り上げ&MACD下値切り下げ:買いシグナル(トレンド継続
・チャート上値切り下げ&MACD上値切り上げ:売りシグナル(トレンド継続

また、最後にダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンスの違いもまとめておきます!

2つのダイバージェンス
ダイバージェンス:トレンドの転換を示唆
ヒドゥンダイバージェンス:トレンドの継続を示唆

4MACDを利用する際の注意点

ここで、MACDを利用する際の注意点を、実際に利用しているトレーダーの視点からご紹介したいと思います!!

レンジ相場では使えない

MACDが機能するのは基本的にトレンドが明確な相場であり、レンジ相場では機能しません

これを抑えておかないと、レンジ相場でシグナルのダマシに会いまくって、ボコボコにやられてしまいます…

MACDを見る際には、相場環境(レンジ相場なのか、トレンドが出ているのか)をしっかり意識するようにしましょう。

他のテクニカル指標と併用する

MACD単体では、やはり精度が低く、たとえレンジ相場でなくとも、ダマシに合うリスクが高くなります

そのため、精度を高めるためにほかのテクニカル指標と必ず併用するようにしましょう。

他のテクニカル指標の根拠と合わせることで、精度を高めることが出来ます!

逆張りする場合は、損切は素早く行う

MACDはトレンドの転換を予測する場合に主に用いられます。

そのため、MACDを利用するということは、逆張り手法になることが非常に多いのではないかと思います。

そのような際には、必ず損切は素早く行うようにしましょう。

あくまでも、現在のトレンドに逆行したポジションを持っている、という認識は忘れないようにしたいです。

逆張り手法は、損切できないと破産するリスクがとても高いです。逆張りをするうえでとても大切なことなので、必ず覚えておいてください。

5まとめ

今回はMACDについてご紹介しました!

ここで、もう一度MACDについてまとめておきましょう!!

MACDのまとめ
・トレンドの転換を予測できる
・トレンドの継続を予測できる
・トレンドの強弱を判断できる
・MACD単体ではダマシに合いやすい→ほかのテクニカル指標と併用する

MACDはトレンド判断系のオーシレーターの中ではとても使いやすく人気も高いですが、単体では精度が低いので、ほかのテクニカル指標と組み合わせることで真価を発揮します!!

MACDは使いやすく、僕からもとてもおすすめのオーシレーターなので、ぜひうまく生かしてトレードに役立ててみてください!!

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