FXBeyondのスプレッドは実際どのくらいなのか?気になる注意点などを解説します!
・FxBeyondのスプレッドを日本円換算する方法
・FxBeyondのスプレッド一覧
・FXBeyondのスプレッドを他業者と比較
・FXBeyondのスプレッドに関する魅力と注意点
FXBeyondのスプレッドとは?
FXBeyondのスプレッド幅は、業界の中で多少広い方だと言えます。
まずはFXBeyondのスプレッド幅について確認をしていきましょう。
そもそもスプレッドとは価格差のこと
スプレッドとは、「買い手と売り手の提示額の差額」の事です。
単位は「pips(ピップス)」が使われ、「1pips=0.01円(1銭)」で換算します。
上の画像から、
①「ドルから円に換金したい(ドルを売りたい)人の提示額:106.982円」
②「円からドルに換金したい(ドルを買いたい)人の提示額:106.985円」
②ー①=106.985円ー106.982円
=0.003円
=0.3pips → スプレッド
となり、スプレッドは「0.3pips」となります。
また、スプレッドは通貨ペアによって表記が異なり、
- 円が絡む場合:1pips=1銭=0.01円(少数点2桁目が1pips)
- 円が絡まない場合:1pips=0.01セント=0.0001ドル(少数点4桁目が1pips)
としています。
スプレッドは業者によって設定に差があり、また取引数量に比例します。
つまり取引数量が多くなるとスプレッドも増え、取引数量が少なくなるとスプレッドも減ります。
FxBeyondのスプレッドを日本円換算する計算方法
「スプレッド2Pips」って表記良く見かけるけど、実際いくらの取引コストなの?って思われますよね!
まず、スプレッドの日本円換算する方法を解説します。
Step1:1Pipsって何円?
①基軸通貨が日本円(クロス円)例)USDJPY・EURJPY・GBPJPY
1Pips=0.01円
②基軸通貨がドル(クロスドル)例)EURUSD・GBPUSD・AUDUSD
1Pips=0.0001ドル
③基軸通貨が円・ドル以外例)EURGBP・GBPAUD・EURCHF
1Pips=0.0001(右側の通貨単位)
1Lot取引する時の取引手数料はいくらでしょうか。計算方法は下記の通りになります!
取引手数料=○○Pips×○○Lot
計算例)
USDJPY(スプレッド1.5Pips)を1Lot買う時の取引手数料※1Lot=10万通貨
1.5Pips=1.5×0.01円
取引手数料=1.5×0.01円×100000(10万)=1500円
取引手数料の計算方法はこの様になります!
FxBeyondのスプレッド一覧
それでは、FxBeyondのスプレッドがどの程度なのか具体的に見ていきましょう!!
FxBeyondでは口座タイプごとにスプレッド幅が変わってきます。
FXBeyondのスプレッドは口座ごとに違う
FXBeyondでは主に2つの口座タイプ「スタンダード口座」と「ゼロスプレッド口座」が利用されています。
内容 | スタンダード口座 | ゼロスプレッド口座 |
キャンペーン | 対象 | 対象外 |
口座の通貨 | ・日本円 ・米ドル |
|
最大レバレッジ | 500倍 | |
1LOTの通貨枚数 | 10万枚 | |
取引手数料 | 無料 | スタンダード口座のスプレッドと同等の手数料 |
最低入金額 | 5000円 | |
強制ロスカット | 20% |
・ボーナス適用の可否
特にスプレッド幅の違いが大きいです。詳しく見ていきましょう。
スタンダード口座のスプレッド幅はちょっと広め
FXBeyondのスプレッドは変動制を採用しています。
スタンダード口座のスプレッド幅は、他の業者と比べるとちょっと広い方だと言えます。
貴金属等は他社と比べてスプレッドが狭い水準にあるので、商品ごとに確認する必要があります。
スプレッドが広い代わりに豪華なキャンペーンが用意されているので、利用価値はあると言えます。
スタンダード口座のスプレッド一覧は下記になります!
※ドル円=108円、スイスフラン円=118円、カナダドル円=86.5円、豪ドル円=83.5円、NZドル円=78円、ポンド円=155.5円で計算しています
※2021年4月26日9時ごろに測定
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ゼロスプレッド口座のスプレッド幅は業界トップクラス
ゼロスプレッド口座は、その名のとおりスプレッド幅にこだわった口座と言えます。その狭さは業界トップクラス、主要通貨ペアであるUSD/JPYでは、スプレッド幅0.1と公表されています。
ただスプレッド幅に特化している為、ボーナスの利用不可などの制限がみられます。初心者にとって重要なボーナスが受けれらないのは、大きなデメリットかもしれません。
また、決済後にスタンダード口座と同等の取引手数料が引かれます。
ゼロスプレッド口座のスプレッド一覧は下記になります!
※ドル円=108円、スイスフラン円=118円、カナダドル円=86.5円、豪ドル円=83.5円、NZドル円=78円、ポンド円=155.5円で計算しています
※公式HP参照
▼クリックで開きます▼
スタンダード口座とゼロスプレッド口座のスプレッドを比較
それでは、2つの口座の主要通貨を一覧表で比較してみましょう。
※FXBeyondは変動制のスプレッドを採用している為、参考値となります。
通貨ペア | スタンダード口座 | ゼロスプレッド口座 |
USD/JPY | 1.5 | 0.1 |
EUR/USD | 1.5 | 0.1 |
EUR/JPY | 1.6 | 0.2 |
GBP/JPY | 1.7 | 0.3 |
AUD/JPY | 1.7 | 0.3 |
NZD/JPY | 2 | 0.6 |
GBP/USD | 1.6 | 0.2 |
FXBeyondは、変動スプレッドを採用しているので、必ずこの数値で取りきができわけではありません。数値はFXBeyondが公表している参考資料です。
スプレッド幅だけに注目にすると、ゼロスプレッド口座のお得感か伝わってきます。
1回の取引におけるコストの差
スタンダード口座とゼロスプレッド口座では、どれくらいの取引手数料さがあるのでしょうか。
ゼロスプレッド口座では決済後にスタンダード口座と同等の取引手数料が引かれます。
なので最終的に支払う取引手数料に差は出ません。
トレーダーの取引タイプ別おすすめスプレッド幅
FXBeyond が提供している2つの口座には、スプレッド幅を含め特徴に大きな違いがあります。「どちらの口座がいいのかな?」と悩んでしまう人は、自分のトレードスタイルなどを加味して選ぶようにしましょう。
・ボーナスが利用できるので初心者~中級者におすすめ。
・取引回数が少ないスイングトレード向き。
・スワップ運用(ポジションを保持し続けることで得られる政策金利差で利益を得る方法)向き。
・ボーナスが適用されないので中級者~上級者におすすめ。
・ポジションを持つのにかかる手数料は超安いので証拠金ぎりぎりのハイレバトレードが出来る
ゼロスプレッド口座では、決済後に取引手数料がかかる為、ポジションを持つためにかかる手数料が最安となっています。通常スプレッド等でポジションを持った時に取られる手数料がない為、証拠金ギリギリまでポジションをもったり、スプレッド分でロスカットされたり、損切りされるという事を避ける事が出来ます。
スプレッド幅を他業者と比較してみた結果は?
スプレッド幅は、業者に支払う手数料です。業者は、運営を続けるために費用対効果を考えながらスプレッド幅を定めています。スプレッド幅が狭ければトレーダーに選ばれるかもしれませんが運営ができなくなり、広ければ利益を得られず業者は撤退に追いやられるかもしれません。
業者ごとにスプレッド幅が異なるのは、運営側の方針が理由です。
主な国内業者と比較
主な国内業者とFXBeyondのスプレッド差を確認しましょう。
業者名 | USD/JPY | EUR/USD | EUR/JPY |
DMM.com証券 | 0.3 | 0.5 | 0.6 |
GMOクリック証券 | 0.3 | 0.5 | 0.6 |
インヴァスト証券 | 0.3 | 0.8 | 2.0 |
FXプライム byGMO | 0.6 | 1.0 | 1.3 |
ヒロセ通商 | 0.3 | 0.4 | 0.5 |
YJFX! | 0.3 | 0.6 | 0.7 |
みんなのFX | 0.4 | 0.9 | 0.6 |
外為オンライン | 1.0 | 1.0 | 2.0 |
外為どっとコム | 0.3 | 0.5 | 0.6 |
ひまわり証券 | 1.0 | 2.0 | 3.0 |
スタンダード口座(FXBeyond) | 1.5 | 1.5 | 1.6 |
ゼロスプレッド口座(FXBeyond) | 0.1 | 0.1 | 0.2 |
一見すると国内業者の方が、スプレッド幅が狭いようにも見えますが、これはDD方式を採用しているからです。
トレーダー対ブローカーの取引とも言われており、透明性が低いのが特徴です。
DD方式を採用している業者は、スプレッド幅で収入を得ようとしていません。トレーダーの利益は業者の損失です。逆にトレーダーの損失が、業者の利益の一部になります。
FXBeyondは、NDD方式を採用しているようです。
取引業者をスプレッド幅だけで選ぶことができない代表的な理由の一つです。透明性の高い取引を望まれる人は、NDD方式を選びましょう。一般的に国内業者はDD方式が多く、海外業者はNDD方式が多くなります。
主な海外業者と比較
NDD方式は、スプレッド幅で利益を得なければ運営できません。NDD方式を採用している海外業者はスプレッド幅が広めに設定されています。
スプレッド幅が広めのスタンダード口座タイプで比較
業者名 | USD/JPY | EUR/USD | EUR/JPY |
AXIORY | 1.3 | 1.3 | 1.5 |
FXGT | 1.6 | 1.6 | 2.2 |
iFOREX | 0.7 | 0.7 | 1.2 |
TitanFX | 1.33 | 1.2 | 1.74 |
XM | 1.6 | 1.6 | 2.6 |
FXBeyond | 1.5 | 1.5 | 1.6 |
比べると、FXBeyondのスタンダード口座は若干スプレッドが広いということがわかります。
スプレッド幅が狭めのゼロスプレッド口座タイプで比較
業者名 | USD/JPY | EUR/USD | EUR/JPY | 手数料 |
AXIORY | 0.3 | 0.3 | 0.5 | あり |
TitanFX | 0.32 | 0.2 | 0.74 | あり |
XM | 0.1 | 0.1 | 0.6 | あり |
FXBeyond | 0.1 | 0.1 | 0.2 | あり |
スプレッド幅は変動するので目安です。
FXBeyondのゼロプレッド口座は、スタンダード口座と同等の手数料がかかります。
ですが他社と比較したところ、スプレッドは狭いという事が分かりました。
また手数料も決済後に引かれる為ポジションを持つのにかかる費用は最安と言えます。
決済時に手数料がかかるため、取引手数料は他社よりも高いと言えるでしょう。
FXBeyondのスプレッドの総評価
FXBeyondのスプレッドは他社と比較すると広めだという事がわかってきました。しかし、他社に比べてスタンダード口座はボーナスが豪華だったり、ゼロスプレッド口座はスプレッドが狭いという特徴がありました。
また商品によってはFXBeyondの方がスプレッドが狭いという特徴もあります。
FXBeyondはスキャルピングには向いていない
ゼロスプレッド口座は他社よりも狭いスプレッドだという事が分かりました。
狭いスプレッドならば、スキャルピング手法に活用したくなります。
しかし、FXBeyondのゼロスプレッド口座の場合、スタンダード口座と同等の取引手数料が決済後に引かれる為、高速決済をしても手数料よりも利益が出ていないという事が発生します。
その為、スキャルピングには向いていません。
FXBeyondは複数の口座開設ができる
FXBeyondならば、複数の口座開設ができます。ゼロスプレッド口座はスプレッドが狭く、魅力的ですが、FXBeyondの豪華なボーナスを受け取る事が出来ないのは痛いですね。。。
FXBeyondならば、まずはスタンダード口座を開設し、ボーナスを用いてトレードをする。
その後に、ゼロスプレッド口座を追加開設し、スプレッド分でロスカットされるのを防ぐために使う事が出来ます。
FXBeyondのスプレッド幅に関する注意点は?
最後に、スプレッド幅に関する注意点も確認をしておきましょう。
FXBeyondのスプレッドは変動する
FXBeyondに限ったことではありませんが、スプレッド幅は固定されていません。変動するので注意をしてください。
- 朝一は広がりやすい(参加者が少なく流動性が低いため買い手と売り手のマッチアップが難しい)
- 経済指標の発表や地震、テロ、戦争などの発生に伴い急激にレートが変動すると対処ができず広がりやすい
特に経済指標には気をつけましょう。あまりにも広がりすぎて、すぐにロスカットされたら立ち直れないぐらい落ち込みます。
大切な資金をすぐに溶かさないためにも、十分に注意をしてください。
スプレッドが狭いゼロスプレッド口座の縛り
ゼロスプレッド口座の縛りについておさらいをしておきましょう。
- 決済後に手数料がかかる
- ボーナスの恩恵は一切受けられない
スプレッド幅の狭さには魅力を感じますが、ボーナスの受領ができないのは手痛いです。
自分の力量をよく考えてからゼロスプレッド口座への入金を行うようにしましょう。
まとめ:FXBeyondのスプレッドは多少広いがボーナスが豪華
FXBeyondのスプレッドについて解説をしました。
スプレッド幅が狭ければ、それだけコストを抑えることができます。
スプレッド幅が狭いとそれだけ、キャンペーンやボーナスが弱くなるので、入金ボーナスを利用したい人は多少スプレッドが広くても利用するのがいいでしょう。
僕から言わせれば、数Pipsでカットされる様なトレードをしてればどの取引所を使っていようが損失で終わると思っているので、ならボーナスを受け取れる方がメリットがあると考えています!!