みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
今週の分析記事をまだ見てない人はまずは週間分析記事から見ていただければと思います!
- オミクロン株を懸念して渡航制限
- リスクオフは後退
新型コロナウイルスの変異種「オミクロン株」の感染拡大を懸念してアフリカ大陸からの入国を制限する国が出ています。
日本は外国人の入国を一時制限するようです。
米国も対象の国からの入国を制限すると発表し、世界的に規制強化の流れになっています。
株価は上昇し、リスクオフの指針となるVIX指数は下落しています。
本日の注目経済指標
11月30日(火曜日)
10:00 CNY 中国製造業・非製造業PMI
11:00 AUD デベルRBA総裁補佐発言
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
17:55 EUR ドイツ雇用統計・失業率
18:00 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
19:00 EUR ユーロ圏HICP(消費者物価指数)
22:00 GBP マンBOE外部理事発言
22:30 CAD カナダ7∼9月期GDP
23:00 EUR デコス・スペイン中銀総裁発言
12月1日(水曜日)
00:00 USD 米消費者信頼感指数
00:00 USD パウエルFRB議長発言(上院議会証言)
00:00 USD イエレン財務長官発言(上院議会証言)
03:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
03:00 USD クラリダFRB副議長発言
09:30 AUD 豪四半期GDP
10:45 CNY 財新製造業PMI
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(1週間〜1ヶ月) | 短期(~1週間) |
相場全体 | リスクオン | リスクオン | リスクオン |
ドル円 | 上昇 | レンジ | 底堅い |
ユーロドル | 下落 | 下落 | 下落 |
ポンド円 | レンジ | 上昇 | 上昇 |
ゴールド | 上昇 | レンジ | 上昇 |
ダウ | 上昇トレンド | 上昇 | 上値重い |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
本日のファンダメンタルズの注目ポイントを総まとめしてきます!
1)要人発言
米国の予算は?
米英の金融政策は?
米英の経済状況は?
- 米議会証言に注目!
- FOMCメンバーの発言に注目!
- 英中銀(BOE)要人発言に注目!
12月には金融政策発表が控えており、その前にはブラックアウト期間になります。
今週はブラックアウト期間に入る前の週として、政策発表のヒントが出てこないか注目が集まっています。
✔️英中銀(BOE)MPCメンバー
22:00 マンBOE外部理事
先日の英中銀(BOE)金融政策発表で予想外の据え置きが発表されました。
利上げに投票したのはラムズデンBOE副総裁とソーンダースBOE外部理事です。
本日予定されているマンBOE外部理は最近MPCメンバーに加盟したばかりなので、政策スタンスが明確ではありません。
マンBOE外部理事から利上げに前向きな発言が出てくれば、12月の利上げ期待が高まりポンド買いに繋がるのではないかと注目しています。
✔️FOMCメンバー
00:00 パウエルFRB議長発言(上院議会証言)
00:00 イエレン財務長官発言(上院議会証言)
03:00 ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
03:00 クラリダFRB副議長発言
12月のFOMCはテーパリングの加速についてが注目されています。
テーパリングの加速や利上げの前倒しに関する発言が出てこないか注目です。
テーパリングの加速に関するヒントが出てくるようであれば、米金利は上昇しドル買いが進むのではないかと考えています。
また、本日は米議会でパウエルFRB議長、イエレン財務長官の議会証言が予定されています!
金融政策に関する発言が出てくるかはわかりませんが、発言には注目です。
※議会証言についてはリスク要因でも触れています。
2)リスク要因
現在のリスク要因は?
- コロナ感染リスク
- 米議会
本日は主だった経済指標もなく、取引材料に乏しい1日です。
しかも感謝祭翌日で米国市場が短縮取引ということで閑散相場が予想されます。
このような時はリスク要因が意識されやすい状態だと言えます。
コロナ感染拡大リスク
オミクロン株の影響見極めに注目
先週金曜日にWHOは南アで発見された新型コロナウイルスの変異種をオミクロン株と命名し、懸念される変異型に分類しました。
昨日のマーケットの反応を見る限りでは、欧米のマーケットはそこまで悲観的ではないようです。
ただ、オミクロン株の影響が拡大していくのか、リスクオフが継続するのか、今後のマーケットの反応に注目です。
また、製薬会社からの発言やヘッドラインに注目です。
オミクロン株に対しての効果 | 経済状況 |
ワクチン効果ありの場合 | 一気にリスクオフは後退 |
ワクチン効果が薄い場合 | 一気にリスクオフが進む可能性 |
製薬会社やWHOなどの発言、オミクロン株の毒性などについてのヘッドラインに注目です。
米議会
議会での採決に注目
米議会は大規模予算案の採決や、債務上限引き上げの採決などが残っています。
本日はパウエルFRB議長やイエレン財務長官の議会証言が予定されており、今回はコロナ対応の経済対策について、CARES法についての証言です。
予算に対しての証言よりも気になるのは、財源についてです。
もうすぐつなぎ予算の期限が切れ、債務上限問題についても上限が復活します。
再度、財源がリスクになるのではないか、財源についてどのような発言が出てくるかに注目です。
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:リスク要因・議会証言
基本は買い目線です。
113円台は買い場だと考え、利確のポイントは114円台後半を考えています。
リスク要因は要人発言で下落したところはしっかりと拾っていきたいと思います。
ユーロドル
売り目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:議会証言
ユーロドルは売り目線です。
ユーロは買い要因が見当たりません。
対して米ドルは買いトレンドが継続しています。
米ドルの調整売りの時にしっかりとユーロドルの売りを入れていきたいと思います。
本日は米議会でパウエルFRB議長、イエレン財務長官の議会証言が予定されています。
議会証言でドル売りが出てきた場合は、ユーロドルの売りを仕込みたいと思います。
ポンド円
買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポンドは買い目線で見ています。
リスクオフは後退していることから、ポンドは12月の利上げ期待で上昇していくのではないかと考えています。
本日発言予定のマンBOE外部理事から利上げに関する発言が出てこないかに注目したいと思います。
ハト派の発言→反応は限定的
タカ派の発言→ポンド買い
発言内容と値動きに注目。
ゴールド
ゴールド買い目線(2日〜1週間程度の目線)
ポイント:リスク要因
1780ドルの節目を守り、上昇するのではないかと考えています。
1780ドルを割り込んだ場合は買い目線を一旦見直したいと思います。
ゴールドの相関性
米金利
金利上昇→ゴールド売り
金利低下→ゴールド買い
リスクオン・オフ相場
リスクオン相場→ゴールド売り