【8月11日ポンドマンのトレード分析】今週の山場?!消費者物価指数によってはドル売りも?

みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!

昨日の相場まとめ

昨日のマーケットはリスクオン、日米欧の株価は上昇、資源(コモディティ)価格は上昇、資源国通貨は買われ円やフランが売られました。

欧州ではZEWが発表する景況感(この先の経済見通し)がドイツとユーロ圏で予想を下回る結果となったことでユーロは軟調に推移しました。

NY時間に入ると、先週から懸念されていたインフラ投資法案が上院議会で可決
まだ、下院議会で採決が残っているものの上院議会で可決されたことで、先週からの懸念が払拭されリスクオンが加速米株価は上昇米金利が上昇米ドルが買われました

米金利が上昇したことで、金価格の上値は重くなっています。

本日の相場見通し

まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。

項目 長期(~1カ月) 中期(~1週間) 短期(~1日)
相場全体 リスクオン リスクオン リスクオン
ドル円 上昇 レンジ 底堅い
ユーロドル 下落 下落 下落
ポンド円 上昇 レンジ 上昇
ゴールド 下落 レンジ 上値重い
ダウ 上昇トレンド 上昇 上昇

それでは、本日のポイントについてみていきましょう!

本日のファンダメンタルズ注目点

1)米CPI(消費者物価指数)

注目度  高い
織込み度 予想を織込み済み(下回るのではないかとの噂があり)
バイアス ドル高圧力が強い

予想:(前年比+5.3%)
ドル高バイアスがあるため、予想値に対して結果が上振れした方が米ドルの反応は良いと思います。

  • 予想に対して+0.1%もしくは-0.3%以内だった場合
    米ドルが往って来いになる可能性があり、米金利と米ドルの方向性を確認。
  • 予想に対して+0.2%以上もしくは-0.4%以上だった場合
    結果の方向に動いて戻らないと予想しています。

2108米CPI前年比

本日発表のCPI(消費者物価指数)は、今週のメインイベント(メイン指標)ではないかと注目していて、指標結果で金利が上昇するのか、下落するのかに注目しています。

最近の原油価格は70ドル前後で落ち着いたことから、物価上昇が予想を下回る可能性が噂されています。

長期取引の材料としてもCPI(消費者物価指数)に注目しています。

結果が予想を下回る

FRBが言っていた「物価上昇は一時的」ということの証明になり、テーパリング期待は後退し金利は低下、米ドル売りに繋がるのではないかと思われます。

結果が予想を上回る

FRBによる早期テーパリング期待が高まり、金利上昇、ドルが買われるのではないかと思われます。

先日の雇用統計が予想を大きく上回っていることもあり、本日のCPI(消費者物価指数)が予想を上回ると、8月末のジャクソンホール・シンポジウムでテーパリングについて示唆するのではないかとの期待が高まっています。
引き締め期待が高まれば、金利は上昇、米ドルは買われる展開が予想されます。

2)米ドル(ドルインデックス)

米ドルの強さを計る指針の1つ、ドルインデックスが節目に近づいており、上昇トレンドに入れるか注目しています。

昨日の米ドル上昇でドルインデックス7月高値を更新、次は3月末高値(年内高値)を更新できるかのポイントにきています。
要人発言や10年国債入札、上記CPI(消費者物価指数)の結果と併せて注目しておきたいと思います。

3)リスク要因

マーケット全体はリスクオン相場となっています。
ただ、取引量が低下している夏枯れ相場で、以下のようなリスク要因に火がつくと一気にリスクオフが進み、急変動する可能性があります。
危険を察知するためにも、株価指数・VIX指数・金利に注意しておきたいと思います。

リスク要因

・米中リスク

・米国債務上限

・中東リスク

・リラ安リスク

・コロナ感染者数の増加による規制

本日の注目経済指標

本日の指標

8月11日(水曜日)
15:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
21:30 USD 米CPI(消費者物価指数)
23:30 USD 原油在庫量
23:30 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁

8月12日(木曜日)
01:00 USD ジョージ・カンザスシティ連銀総裁発言
02:00 USD 米10年債入札
03:00 USD 米月次連邦財政収支

本日の通貨毎の分析

本日も各通貨ペア毎に見ていきます!

ドル円

基本は買い目線。

先週の雇用統計以降、引き締め期待から米金利は上昇し、ドル買いが進んでいます。
リスクオン相場の円売りも合わさりドル円は上昇しています。
本日も何事もない場合は底堅く上昇していくと予想しています。

懸念材料として以下2点を懸念していて、トレンドが転換しないか注意しています。
・CPI(消費者物価指数)の結果が弱い
・ロンドンFIX付近で実需のドル売り円買い

210811ドル円チャート

上記懸念点でいい押し目が来てくれた時にロングを仕込んでいく戦略をとっていきたいと思います。

ユーロドル

基本は売り目線。

昨日発表されたZEWの景況感が弱かったことからユーロは上値が重くなっています。
本日のユーロドルはドル主導で動くと思われ、主にCPI(消費者物価指数)の結果次第だと思われ、上記CPI(消費者物価指数)で記載したとおりに考えています。
CPI(消費者物価指数)の結果が予想通りだった場合はユーロドル売り継続だと見ています。

210811ユーロドルチャート

まだまだ下に掘っていくと思っています。
今はポジション持っていないですが、いい売り場が来たら売る方針です。

ポンド円

ポンドは買い目線。

英中銀の利上げ期待が高まりポンドは買われやすくなっています。

ただ、いくつか懸念材料があるので注意しておきたいと思います。

・コロナ感染者数の増加による規制の再開
・ボリス政権の政権不安

210811ポンド円チャート

下も上も固く、レンジを組んでいる状況。
現在ロングポジションを持っているので、伸びるのを待つのみ!

ゴールド

ゴールドは売り目線。

フラッシュクラッシュの影響は一巡したと思われ、現在のゴールドはFRBの利上げ期待による金利上昇が上値を重くしています。

本日はCPI(消費者物価指数)の結果により、米金利の動向次第です。
予想に対して結果が上振れた場合、金利は上昇・ゴールド売り。
予想に対して結果が下振れた場合、金利は低下・ゴールド買い。
この動きが継続するかどうかは、予想と結果の乖離が影響します。
予想と結果に関しては、上記CPIを参考に考えています。

・金利上昇=ゴールド売り
・金利低下=ゴールド買い

210811ゴールドチャート

今日は指標の結果次第でポジションをとり、少し伸ばして決済予定。

大きくは狙いにいかない予定です!

今Hotな通貨!!

米ドルが中心の相場。

現在、米ドルを中心にマーケットが動いており、マーケットの関心は米金利に集まっています。
FRBがいつ引締めに動くのかに注目が集まっています。

本日は今週のメインイベント、米CPI(消費者物価指数)が発表され、FRBの引き締め期待に大きく影響し、米金利や米ドルが大きく動く可能性があります。
米金利や米ドルが大きく動くと、ユーロやゴールドなど多くの通貨やコモディティにまで影響するので、本日のCPI(消費者物価指数)と米金利や米ドルの動きに要注目です。

 

お願いします!

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毎日相場の分析記事を書いています!1記事書くのに大体2〜4時間かかります。。
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