みなさん、おはようございます!
この記事では、為替やゴールドの分析をファンダメンタルズとテクニカルの両方の観点から考察をした記事になります。
みなさんの日々のトレードの手掛かりに少しでもなれば嬉しいです!
なにか疑問点や質問等がありましたら、無料で入れる「Poundman Trade Information」にて聞いて頂ければお答えします!
昨日は注目されていた英中銀「Super Thursday」が発表されましたが、発表内容は予想通り政策金利・資産購入額ともに現状維持でした。
※政策金利は過去最低の0.1%
発表内容が予想通りだったことでポンドの初動は限定的でした。
声明文では「英インフレ率が従来の予想を上回り年内に4%を超えると
また、ベイリーBOE総裁は記者会計で、「テーパリングは0.5%まで金利を引き上げてから」という発言も出てきており利上げ期待も高まってきています。
米国株式市場では堅調に推移しS&P500・ナスダックが史上最高値を更新、強い株価指数から債権が売られ国債利回りは上昇。
米金利の上昇で金価格は下落しました。
本日の相場見通し
まずは、長期、中期、短期の方向性を再確認していきます。
項目 | 長期(~1カ月) | 中期(~1週間) | 短期(~1日) |
相場全体 | リスクオン | レンジ | リスクオン |
ドル円 | レンジ | レンジ | 底堅い |
ユーロドル | 下落トレンド | レンジ | 下落 |
ポンド円 | レンジ | レンジ | 上昇 |
ゴールド | 下落 | レンジ | 下落 |
ダウ | 上昇トレンド | レンジ | 下落 |
それでは、本日のポイントについてみていきましょう!
本日のファンダメンタルズ注目点
1)雇用統計
非農業部門雇用者数 | 予想87.0万人 |
失業率 | 予想5.7% |
平均時給 | 予想3.8% |
雇用統計の結果を受けて金利と値動きがどのように動くのかを見て、米ドルの方向性を見極めたいと思っています。
本日のNFP雇用統計は雇用者数に注目が集まっています。
ウォーラーFRB理事の発言。
「本日の雇用統計と来月の雇用統計はいづれも高い数字が出てくると期待していて、2回の雇用統計で改善が示されればテーパリングを発表する準備は整い得る」
クラリダ副議長の発言。
「利上
これらの発言により、本日の雇用者数にポジティブサプライズの期待が高まっています。
雇用者数の発表で注目したい点は2つ、値動きと金利です。
雇用者数の予想は87万人ですが、最大予想では160万人と出ています。
失業給付が終わり、失業給付を貰って就職しなかった人たちが戻ってくるのではないかと雇用の上振れ期待が高まっています。
予想が上振れているだけに、結果が上振れても反応はイマイチかもしれません。
ただ、先日発表されたADP雇用統計が予想値の半分にも満たない結果だったことから、下振れの可能性も指摘されています。
発表された結果に対して、どのくらいの値動きになるのか要注目です。
金利
2つ目の注目点の金利ですが、上記で書いたようにFRB理事がタカ派発言しているだけに、雇用の結果が良かった場合テーパリング期待が高まると思います。
期待が高まり金利が上昇するのか、金利上昇に値動きがついてくるのか注目です。
- 雇用統計の結果が良かった場合
順当に米金利や米ドルが上昇してくれればいいですが、結果が大きく上振れたにもかかわらず金利や米ドルが往って来いになる場合は上値が重たい。 - 雇用統計の結果が悪かった場合
金利や米ドルが底堅く推移した場合は、米ドル上昇の期待が高いと思われます。
雇用の結果と値動きで方向性を見極めたいと思います。
2)米議会
未だに採決が進まないインフラ投資法案、9日の休会前に対処したい債務上限問題と米議会のリスクが懸念されていて、リスクオフが一気に進む可能性があり注意しておきたいと思います。
米国は来週月曜日が祝日で3連休なので、本日が休会前の最終議会になります。
議会休会中の8月15日には米国債の償還利払いがあり、予算が必要になります。
イエレン財務長官はこのまま債務上限が適用されたままの場合、早ければ8月中にも財源問題が浮上すると発言していることから、本日の議会で債務上限問題が解決しない場合はデフォルトリスクが懸念され、リスクオフが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
また、インフラ投資法案に関しても、インフラ投資法案による財政支出を期待して株価が上昇していた部分が下落する可能性があり、リスクオフの引き金になる可能性があります。
特に米議会はマーケットクローズ後に結果が出てくる可能性があるので、週明けの窓開けの可能性があるのでポジション調整はしておきたいと思っています。
本日の注目経済指標
8月6日(金曜日)
20:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
21:30 USD NFP雇用統計・平均時給・失業率
21:30 CAD カナダ雇用者数増減・失業率
23:00 CAD IveyPMI
本日の通貨毎の分析
本日も各通貨ペア毎に見ていきます!
ドル円
雇用統計の結果次第。基本は買い目線を継続。
予想より結果が大きく上振れた場合
金利と値動きを確認し、値動きが落ち着いてから取引
米金利 | ドル円 | ポジショニング |
上昇 | 上昇 | 様子見 |
上昇 | 下落 | 買い |
上昇し、戻ってくる | 上昇し、戻ってくる | 様子見 |
予想より結果が大きく下振れた場合
値動きを確認して買い場を探す。
米金利 | ドル円 | ポジショニング |
下落し、戻ってくる | 下落し、戻ってくる | 買い |
下落し、戻ってくる | 下落し、戻りは鈍い | 買い |
下落 | 下落 | 様子見 |
現在のポジションは平均109でのロングです。
ストップを109.5において様子見をしています。指標前にはストップを上げておきたいと思います。
ユーロドル
ユーロドルもドル円同様に雇用統計の結果次第。基本はユーロドル売り目線
ドル円と反対で、
予想より結果が大きく上振れた場合
金利と値動きを確認し、値動きが落ち着いてから取引したい。
米金利 | ユーロドル | ポジショニング |
上昇 | 下落継続 | 様子見 |
上昇 | 一旦上昇 | 売り |
下落し、戻ってくる | 下落し、戻ってくる | 様子見 |
予想より結果が大きく下振れた場合
値動きを確認して売り場を探す。
米金利 | ユーロドル | ポジショニング |
下落し、戻ってくる | 上昇し、戻ってくる | 売り |
下落し、戻ってくる | 上昇し、戻りは鈍い | 売り |
下落 | 上昇 | 様子見 |
ポンド円
ポンドは買い目線。
英中銀のタカ派声明文を受けて、底堅い動きになると思います。
リスクオフの円買いにだけは気をつけておきたいと思います。
昨日から買い場を探していますが、買い場を作ってくれなかったので、本日も買い場が出来たら積極的に買っていく予定です。
カナダ円
カナダ円は雇用統計次第。カナダドルは売り目線がやや強い。
雇用統計の結果と値動きに注目です。
カナダも米国と同時に雇用統計が発表されます。
なので米雇用統計の影響を受けないために、対円で取引した方が良いと思います。
カナダ雇用統計予想
雇用者数増減:17.7万人
失業率:5.7%
カナダ中銀はテーパリングを進めている状況なのにカナダドルの上値が重たくなっています。
本日の雇用統計で良い数字が出たときに、カナダドルの上昇が限定的だった場合はカナダドル売りにチャンスではないかと考えています。
ゴールド
雇用統計次第だが売り目線。
雇用統計はポジティブサプライズが多く予想されているので、雇用統計の結果がポジティブだった場合金利が上昇、金価格は下落すると思われます。
雇用統計の結果と、金利の動向を確認しながら上昇したところは売りで考えていきたいと思います。
ポンドマンは引き続き下目線です。
戻り売りをしていきたいですが、売り場が出来ない場合、短期で1790〜1793では一度買いで入る事を検討しています。
雇用統計がかなり良い結果が出て、1790をつけた場合は見逃します。
今Hotな通貨!!
本日は米ドルが熱いです。
注目度の高い雇用統計が発表されることに加え、米国は3連休前(月曜日は祝日)なのでポジション調整の動きが出てくると思います。
雇用統計の結果と米議会の動向に注意しながら、ロンドンFIXやマーケットクローズ近くの急変動に気をつけて取引したいと思います。
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