LandFXのスプレッドについて調べていると、公式ホームページを含め、あらゆるサイトで「最挟スプレッド」という文字をよく目にします。では、LandFXは本当に「最挟スプレッド」を名乗れる業者なのでしょうか?
他の海外FX業者のも「業界最狭スプレッド」を売りにしている業者が多いため、結局、どの業者が一番最狭なのかと疑問に思われる方が多いかと思います。
この記事では、LandFXに焦点を当て、LandFXのスプレッドが本当に狭いかどうか、他社と比較しながら検証し、その真意に迫ります。また、合わせて、Live口座とECN口座のスプレッドの違いやスプレッドの確認方法についても詳しく解説していきますので、是非、最後までご覧ください。
- LandFXはどんな業者なのか
- LandFXの2つの口座(Live口座とECN口座)の違いについて
- LandFXのスプレッドの確認方法
- LandFXのLive口座とECN口座のスプレッドの違いについて
- LandFXのスプレッドの実態について
- LandFXのスプレッドは他社と比較した時に本当に最狭なのか
結論:LandFXのスプレッドは最挟だった
結論から申し上げると、他社のスプレッドと比較した際、LandFXのスプレッドは、公言通り「最挟」だということがわかりました。ただし、それは取引する口座の種類によります。
LandFXは、Live口座とECN口座の2種類の口座を扱っており、それぞれの口座によって設定されているスプレッドの数値が違います。スプレッドの観点だけで見れば、ECN口座の方が圧倒的に狭く、利益を出しやすい口座と言えるでしょう。
しかし、使用する口座によって、取引条件やレバレッジ、レートについても大きく異なります。
どちらの口座を使用すれば、トレードしやすいのか、利益を出しやすいのかについての詳しい理由は、この記事を最後まで読んでいただければ、わかりますので、是非、ご覧ください。
LandFXとは?
LandFXは、2013年にサービスを開始し、ニュージーランドに拠点を置く海外FX業者で、Forex・コモディティ・CFD(貴金属、原油、株価指数)の金融サービスを提供する金融サービスプロバイダーです。
また、LandFXには「信頼性の高い海外FX業者」「スプレッドが狭い」「約定速度0.035秒」「ECN口座は取引手数料3.5ドル(片道)で格安」「Land-FXプリペイドカードで資金をコンビニで出金可能」という強みがあります。
公式ホームページには、FXについて基礎から学べる資料や講座も用意されており、それら全て無料で閲覧することができますので、初心者の方でも、簡単にFXの知識理解を深めることができます。基礎知識を学んだ後は、デモトレード専用の口座も用意されておりますので、そちらを使って、LandFXを試してみるのもいいかもしれません。
LandFXのスプレッドは作成口座によって大きく異なる!?
LandFXには、Live口座とECN口座の2種類の口座が用意されています。それぞれに個性的な特徴があり、利用者は各々の目的や用途によって、メリットを考慮しながら、どちらの口座にするか選択すると良いでしょう。
Live口座とECN口座のレバレッジを比較すると、Live口座が500倍までで、ECN口座は上限を200倍までとしています。
基本的にスプレッドの狭い通貨ペアのトレードであれば、ハイレバを利かせたLive口座が有利ですし、スプレッドが広い通貨ペアのトレードであれば、スプレッドを狭めに設定しているECN口座の方が有利になるでしょう。それゆえ、LandFXを愛用しているトレーダーは、2つ口座を開設している方が多いです。
Live口座とは?
Live口座は、現在67通貨ペアという豊富な取り扱いがあります。Live口座の強みは取引手数料が無料という点です。海外FXの取り引きコストには、スプレッドによる売買差額とロット毎の為替交換手数料があります。どちらも、トレーダーにおいてはできるだけ削減したい観点です。
しかし、Live口座ではこの為替交換手数料が掛からないのです。さらに、通常時のスプレッド幅は、他のFX口座よりも数段狭いレンジに設定されているので、実質的な利益率がかなり高いと言えます。少ない資金で、大きく儲けたいというギャンブル志向の方にオススメの口座です。
最低入金額 | 30,000円/$300 |
最低取引量 | 0.01Lot(1,000通貨) |
レバレッジ | 500倍 |
1ポジションの最大保有数 | 30 Lot |
最大保有数 | 100Lot |
取引手数料 |
別途手数料無し |
ボーナス | なし |
ECN口座とは?
一方、EDN口座は、現在25通貨ペア取り扱いがあります。Live口座に比べると、取引できる通貨ペアの豊富さは劣りますが、スプレッドが格段に狭く設定されている点が大きな強みと言えます。これについては後述解説していきます。
またLive口座よりも、大きくレバレッジがかけられないので、万が一の際の大きな損失や含み損のリスクを避けることができます。比較的、手持ちの資金の範囲内で、安定的にFXを楽しみたいという方にオススメの口座です。
最低入金額 | 200,000円/$2,000 |
最低取引量 | 0.1Lot(10,000通貨) |
レバレッジ | 200倍 |
1ポジションの最大保有数 | 30 Lot |
最大保有数 | 100Lot |
取引手数料 |
1Lot往復7ドル |
ボーナス | なし |
Live口座とECN口座のスプレッドの違いとは?
では、Live口座とECN口座について基礎的な理解深めたところで、実際に具体的な数値を使い、Live口座とECN口座のスプレッドの違いについて詳しく見ていきましょう。
スプレッドの確認方法
ここでは、LandFXのスプレッドの確認方法をご紹介します。スプレッドは随時更新され続けますので、定期的に確認する事をオススメ致します。
【LandFXのスプレッド確認方法】
手順①
ます、LandFXの公式ページにアクセスします。『https://www.land-fx.com』
手順②
画面上部にある「取引」をクリックすると、すぐ下に「取引条件」として「スプレッド&スワップポイント」が表示されますので、こちらをクリックします。
手順③
スプレッドが拝見できるページに飛ぶことができるので、あとは、自分が確認したい通貨ペアのスプレッドについて調べるだけです。
Live口座の主要通貨のスプレッド
LandFXのLive口座では、現在67通貨ペアという豊富な取り扱いがありますが、ここでは、Live口座でトレードした際の主要通貨ペア10種類のスプレッドについて見ていきます。
通貨ペア | スプレッド(pips) | Currency |
GBP/JPY | 1.8 | JPY |
USD/JPY | 0.8 | JPY |
AUD/JPY | 1.9 | JPY |
AUD/NZD | 2.7 | NZD |
AUD/USD | 1.4 | USD |
CAD/CHF | 2.2 | CHF |
CAD/JPY | 2.1 | JPY |
CHF/JPY | 1.9 | JPY |
EUR/AUD | 2.5 | AUD |
EUR/JPY | 1.4 | JPY |
※Live口座の他の通貨ペアのスプレッドを拝見したい方は以下のURLから確認することができますので、是非、ご確認ください。
https://www.land-fx.com/trading/spread_swap
ECN口座の主要通貨のスプレッド
次に上記で調べたLive口座の主要トレード通貨ペアを、ECN口座でトレードした時の主要通貨ペア10種類のスプレッドと比較してみましょう。
通貨ペア | スプレッド(pips) | Currency |
GBP/JPY | 0.9 | JPY |
USD/JPY | 0.3 | JPY |
AUD/JPY | 0.4 | JPY |
AUD/NZD | 1.3 | NZD |
AUD/USD | 0.5 | USD |
CAD/CHF | 0.9 | CHF |
CAD/JPY | 0.7 | JPY |
CHF/JPY | 0.9 | JPY |
EUR/AUD | 1.0 | AUD |
EUR/CAD | 1.6 | CAD |
EUR/JPY | 0.3 | JPY |
※ECN口座の他の通貨ペアのスプレッドを拝見したい方は以下のURLから確認することができますので、是非、ご確認ください。
https://www.land-fx.com/trading/spread_swap#top_quote
Live口座とECN口座のスプレッドを比較
上記の表から、それぞれの口座のスプレッドを比較すると、LandFXではLive口座よりもECN口座の方が圧倒的にスプレッドが狭いことがわかります。
例えば、AUD/JPYはLive口座:1.9pipsなのに対し、ECN口座:0.4pips。EUR/JPYはLive口座:1.4pipsなのに対し、ECN口座:0.3pips。CAD/JPYはLive口座:2.1pipsなのに対し、ECN口座:0.7pipsなどです。
以上の調査から、LandFXにおいて、スプレッドの観点でトレードをするなら、間違いなくECN口座であると断言できます。
もちろん、先ほども説明したように、ECN口座では、Live口座よりも大きくレバレッジをかけられません。それゆえ、大きな利益にはなりにくいかもしれませんが、資金力のある方なら、安定的に利益を出しやすいので、投資的な意味合いでこちらの口座を使用することをオススメします。
LandFXのスプレッドを他社のFX業者の比較してみた
以上の調査から、LandFXにおいて、スプレッドの観点でトレードをするなら、間違いなくECN口座の方が有利という結論に至りました。では、ここからは、スプレッドの観点から見て、LandFXでトレードすることは、他社と比べて有利なのかについて、調査していこうと思います。
結論から申し上げると、LandFXのスプレッドは他社と比べて、圧倒的な良評価です。(Live・ECNどちらの口座を使用しても)
【EDN口座を使用した場合】
USD/JPY | EUR/JPY | GBP/JPY | AUD/JPY | |
LandFX | 0.8pips | 0.3pips | 1.8pips | 0.4pips |
GemForex | 1.2pips | 1.4pips | 1.9pips | 1.6pips |
TitanFX | 1.3pips | 1.74pips | 2.45pips | 2.12pips |
is6com | 1.6pips | 2.3pips | 3.1pips | 2.9pips |
上記の表は、私がいくつかの海外FX業者のサイト情報から独自で調べ上げた、各業者ごとに設定しているスプレッドとLandFX(EDN口座)のスプレッドを比較したものです。比較対象に選択した、3社の海外FX業者は、どれも、LandFXと並ぶ大手海外FX業者で、スプレッドが狭い事を売りにしている業者です。
表を見てもらうと分かる通り、間違いなく、LandFXのスプレッドの狭さは圧倒的です。どの海外FX口座でトレードしたら良いか迷っていらっしゃる方は、スプレッドの観点だけで見れば、LandFXを使用することをオススメします。
ちなみに、EDN口座ではなく、Live口座のスプレッドと比較してみた場合も見ていきましょう。
【Live口座を使用した場合】
USD/JPY | EUR/JPY | GBP/JPY | AUD/JPY | |
LandFX | 0.3pips | 1.4pips | 0.9pips | 1.9pips |
GemForex | 1.2pips | 1.4pips | 1.9pips | 1.6pips |
TitanFX | 1.3pips | 1.74pips | 2.45pips | 2.12pips |
is6com | 1.6pips | 2.3pips | 3.1pips | 2.9pips |
こちらの表を見て分かる通り、 Live口座においても、LandFXにスプレッドは最狭です。
しかし、スプレッドだけが、FXトレードで重要な要素ではありませんので、他の要素も比較した上で、自分に一番合ったFX業者を選択することが大切です。
LandFXのスプレッドが狭い理由
LandFXのスプレッドは、先ほどの調査の結果から、他の海外FX業者に比べて見ても、かなり狭く設定されています。では、なぜ、LandFXのスプレッドはあれほどまでに狭く設定されているのでしょうか?
その理由は、変動スプレッドを導入して、スプレッドに幅をもたしているからです。
相場が安定している時は、業者の方で、狭いスプレッドを設定し、安定的な取引が可能になりますが、早朝や窓空け、経済指標発表時の時は、スプレッドをかなり広く設定し直して、調整するのです。そうすることで、会社の利益を支えていると言っても過言ではないでしょう。同時に、トレーダーにとってはかなり痛い観点でもあります。
【Live口座における時間帯別、平均スプレッド表】
平均スプレッド | 朝6時頃の平均スプレッド | 朝6時30分頃の平均スプレッド | 朝7時頃の平均スプレッド | |
USD/JPY | 0.8 | 5.8 | 5.7 | 1.3 |
EUR/JPY | 1.4 | 8.6 | 8.1 | 3.3 |
GBP/JPY | 1.7 | 19.9 | 19.7 | 13.2 |
AUD/JPY | 1.8 | 10.2 | 9.1 | 5.1 |
【EDN口座における時間帯別、平均スプレッド表】
平均スプレッド | 朝6時頃の平均スプレッド | 朝6時30分頃の平均スプレッド | 朝7時頃の平均スプレッド | |
USD/JPY | 0.1 | 5.0 | 4.9 | 0.5 |
EUR/JPY | 0.2 | 7.4 | 7.3 | 2.1 |
GBP/JPY | 1.3 | 18.9 | 18.7 | 12.2 |
AUD/JPY | 0.2 | 8.6 | 7.5 | 3.5 |
上記の表を見てもらうと分かるとおり、スプレッドの広がり方がかなり不安定です。つまり、LandFXは相場変動に非常に弱い業者とも言えます。取引量が多い時間帯では、鬼のようなスプレッドの広がり方をするので、何かイベントごとがあり、相場が激しく動くような時は、別のFX業者を使用することが賢明です。
まとめ
今回は、LandFXに焦点を当て、LandFXのスプレッドが本当に狭いかどうか、他社と比較しながら検証し、その真意に迫りました。また、合わせて、Live口座とECN口座のスプレッドの違いやスプレッドの確認方法についても詳しく解説していきました。
- LandFXにはLive口座とECN口座があり、口座タイプによってそれぞれスプレッドが異なる。
- Live口座とECN口座のスプレッドを比較すると、ECN口座の方が圧倒的に狭い。
- LandFXのECN口座のスプレッドは業界最狭と言っても過言ではない。
- LandFXのスプレッドは他社と比較してみても、圧倒的に狭い。
- LandFXは変動スプレッドのため、時間帯によっては、スプレッドが驚異的に広くなる
スプレッドの観点だけ見れば、FXトレードをする際は、LandFXのECN口座を使うのがオススメです。
しかし、ECN口座はレバレッジの幅が狭いため、ハイレバを好むギャンブル思考の方には不向きです。ハイレバを求める場合はLive口座を使用しましょう。
また、変動スプレッドのデメリットである、取引量の多い時間帯での驚異的なスプレッドの広がりは、評価できるものではありません。それゆえ、相場が安定している時間帯を狙って、日常的に取引を行う方には、是非とも使用していただきたいFX業者と言えるでしょう。
もちろん、スプレッドだけが、FXトレードではありません。様々な観点を加味しながら、自分が一番取引しやすいFX業者を選択することが重要です。
本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。この記事を読んで、LandFXを試してみようと思った方は、是非、一度、口座開設してみてはいかがでしょうか?